君と繋がる(後半)
このページは藍紅サイドの話です。
誕生日当日・・・
僕は家に居た。
加奈には昨日祝ってもらった。
学校にケーキを作って持ってきた。
プレゼントはアクセサリーだった。
僕は貰ったアクセサリーを首からかけた。
夕方になり僕は藍那のお父さんに呼ばれ藍那の家に入った。
そしてパーティが始まった。
「おめでとう」と僕達に4人の親が声を合わせて言った。
「ありがとう」と僕達も声を合わせて言った。
「はい。プレゼント・・・」と藍那の親は藍那に、僕の親は僕にプレゼントを渡した。
「もう18になったんだな・・・」と藍那のお父さんが藍那の頭を撫でた。
「もう・・・子供じゃないよ」と藍那はお父さんの手を退かして頬っぺたを膨らませて怒った。
「お前らもうプレゼント交換したのか?今年は早いな?」と藍那のお父さんが言った。
「交換してませんよ?」と言いながら藍那を見ると、「まだ藍紅君には藍那は渡さんぞ!」と藍那のお父さんが藍那に抱き付いた。
僕は意味が分からずに首を傾げると藍那のお母さんが「パパご飯食べるよ」と話を変えた。
そして僕達は豪華な食事を食べ、大人達は飲んで騒いで潰れてしまった。
僕と藍那はこそっと抜け出して僕の家に来た。
そして僕の部屋でクリスマスのカウントダウンをした。
「5・4・3・2・1・・・メリークリスマス」と2人小声で言った。
「はい!プレゼント」と僕は藍那にプレゼントを渡した。
「はい!藍紅に」と藍那からもプレゼントを貰った。
2人で「せーの」と言いながらプレゼントを開けた。
その時2人は固まった・・・。
そう、プレゼントが同じ物だったからだ・・・。
「もしかして・・・」と2人で笑った。
2つのオルゴールを同じタイミングで開くと・・・重なり合うメロディーが綺麗にハモっていた。
何だか2人が繋がった様に感じた。
「そう言えば幼い頃に誕生日とイブが重なってクリスマスプレゼントが貰えないって泣いた事があったな・・・」と藍那が言った。
「だから24日から25日に変わる時間にプレゼント交換しよう?って藍紅が言ったよね」と続けて藍那が言った。
「それがクリスマスプレゼントになるから・・・」と僕は言った。
「私嬉しかった・・・」と藍那はクスクスと笑った。
「藍那?」と藍那の顔を見ると藍那は泣いていた。
「どうしたの?」と藍那の涙を拭った。
「それなのに私は藍紅の事を傷付けてばかりだね・・・」と藍那が僕の手を握った。
「その指輪・・・」と僕は藍那の右薬指にある指輪を見つけた。
それを隠す様に「藍紅は私の心を奪った。」と藍那が言った。
「だけどたっちゃんを裏切れない・・・」と指輪を触った。
「私はたっちゃんを選んだ筈なのに加奈と藍紅が一緒に居るのを見ると心が痛いの・・・」と両手で顔を覆いながら泣いた。
僕は「もう遅いよ・・・僕も加奈を傷付けたくない」と言った。
藍那は笑って「こんな事言ってごめん・・・変だよね私・・・」と言って部屋を出ようとした。
「だけど・・・」と僕は部屋のドアが開かない様に押さえ「藍那の方が大切に思ってる・・・」と言った。
そのまま藍那を抱きしめ「藍那の事ずっと好きだったんだ・・・」と泣きそうな声で言った。
やっと藍那に好きだと伝えられた僕は涙が流れていた。
「私も藍紅が好き・・・」と藍那が僕の方に振り返って言った。
僕達はどっちからもなくキスをした。
優しく・・・そしてドンドン激しくお互いの息が唇から溢れていく。
そして藍那はそっと僕の唇から離れ、僕の涙を拭ってくれた。
「今日だけは一緒に居たい・・・」と藍那が言った。
僕は藍那と一緒にベットに入った。
そして僕達は抱き合いながらオルゴールから流れるメロディーを聴きながら眠りについた・・・。
朝・・・
目が覚めると藍那の姿はなかった。




