2/58
君が見えなくなった
このページは藍紅サイドの話になります。
藍那はそれから少し経ってから貴文先輩と付き合った。
春が終わり夏が来る。
席替えがあり、藍那と席が離れた。
僕は一番後ろの窓側。
君は一番後ろの廊下側になった。
藍那は先輩と常に一緒だった。
僕は心が空っぽになった。
僕の場所は、先輩の物になった。
先輩と居る時の君は、本当に幸せそうだ。
先輩が藍那を好きだったのを僕は知ってる。
だから藍那の恋が上手く行くのを知ってて協力した。
でも藍那の全てを持って行かれるなんて思わなかった。
もう二度と藍那の側には戻れないと思った。




