君と居た場所
このページは藍紅サイドの話です。
僕は次の日学校が休みだったから思い出の場所に行った。
藍那は忘れてしまったみたいだったけど僕にとっては2人だけの秘密の場所。
そう、幼い頃に藍那と2人だけで作った秘密基地・・・。
まだ誰にもバレてなかったらしく、あの時のままだった。
そこには、幼い頃の僕達が笑いあっていた。
そして幼い頃にした「約束」をしている2人が居た。
「あいくとあいながおおきくなったら2人はけっこんするんだよ」と幼い藍那が幼い僕に言った。
「あいなちゃんはボクのおよめさんになるの?」と幼い僕が言った。
「あいなは・・・」と藍那が言いかけた所で幼い僕達は消えた。
僕は微笑みながらも頬に涙が流れたのに気付いた。
「君が言った言葉は・・・」と僕は涙を拭いた。
「藍那は世界で一番藍紅が好きだから・・・」と言った藍那が後ろに居た。
僕は振り返り「なら僕がずっと藍那を守るよ」と言った。
そして2人で「約束だよ」と言った。
「この場所も忘れてしまったのかと思った」と僕は藍那に背中を向けた。
「思い出したの・・・」と藍那は僕の隣に座った。
「藍那は昔から自分勝手だよね。」と僕は藍那の隣に座った。
「普通自分から結婚を誓っといて破るなんてありえないよ?」と藍那の顔を見た。
「藍紅はずっと守ってくれてたんだね・・・」と藍那も僕を見た。
夕日のせいか藍那がとてもキラキラして見えて、僕は藍那の顔に近付きキスをしようとした。
「でも・・・」と藍那は顔を下に向け涙を流しながら・・・
「私はたっちゃんと、藍紅は加奈と付き合ってる・・・。」と僕の胸を両手で押した。
僕は「藍那が居なくなるのが耐えれなかったから・・・」と立ち上がった。
藍那もゆっくりと立ち上がって「恋人を悲しませてまで藍紅と一緒に居られない・・・」と答えた。
「もう約束に縛られないで?」と藍那は耳に髪を掛けながら言った。
「縛られてない。僕は約束する前から、ずっと藍那だけが好きだったんだ!」と藍那を抱きしめた。
藍那は笑って「ありがとう・・・」と言ってこの場所を離れた。
「もういいよ・・・疲れた。」と僕もその場所を去った。




