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約束・・・  作者: 茶々
第2章
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君とした約束

このページは藍那サイドの話です。

藍紅と久々に帰る道は静かだった。


藍紅は何も喋らなかった。


私も藍紅に手を引かれながら静かに歩いた。


たっちゃんと帰る道と少し違って見えた。


家の前に着くとたっちゃんが居た。


私は慌てて手を離そうとした。


だけど藍紅がそれを許さなかった。


「藍那を泣かせるなんて先輩らしくないじゃないですか?」と藍紅は私の手をギュッと握った。


「藍那・・・今日はごめん。悲しませるつもりじゃなかったんだ・・・」とたっちゃんは私と藍紅の手を離して私の手を掴んだ。


「ううん。私が悪かったの・・・」と私は言った。


そう。私が全て悪いの。たっちゃんが好きで告白したのに、藍紅が気になるなんて最低なんだから。


「たっちゃん・・・明日は迎えに来てくれる?」とたっちゃんに笑顔を向けた。


「当たり前だよ・・・。」とたっちゃんも笑った。


そして藍紅の方を見たけど藍紅の姿は何処にも無かった。


家の中に入ると中から「おかえり」と2人の声が聞こえた。


覗いてみると「藍紅ママ!」がママと居た。


ママと藍紅ママは仲良しで暇さえあったらこうやって2人で話しているのだ。


市那いちなは可愛い子を産んだねぇー」と藍紅ママが私の髪を触った。


「あら二子にこだってかっこよくて優しい子を産んだじゃない!」とママが笑顔で答える。


「幼い頃から藍君は藍那ちゃんの後ろばかり付いて行ってたよね・・・」と藍紅ママは、話し出した。


「そうね・・・なのにある日2人が遊びから帰ってきた時に、藍紅君は藍那の手を引っ張ってたのよ。」とママが私にジュースを注いでくれた。


藍紅ママとママは食卓テーブルに並んで座った。私も2人の前にちょこんと座った。


「そう言えばこの間から気になってたんだけど・・・」とママが私を見た。


「藍那は藍紅君との約束を忘れたの?」と聞いた。


「約束?」と私は記憶を探した。


だけど藍紅と約束なんて沢山してるし・・・と探すのを止めた。


「あら藍那ちゃん藍君との約束忘れちゃったんだ?」と藍紅ママは驚いた顔をした。


「あの時はビックリしたわよ!」と2人はクスクスと笑った。


「そうそう!確か大人4人でバーべキューの準備をしてた時だったよね?」とママが言った。


私が首を傾げると・・・。


ママが「藍紅君が突然『ぼくとあいなちゃんはおおきくなったらけっこんします』ってパパの前で宣言するもんだから

パパが『まだ許さん』って本気で言ってたんだから。」と再現した。


私は微かな記憶を見つけた。


幼い頃私と藍紅だけの秘密の場所があった。


その後もママ達は喋り続けた。








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