君が離れない
このページは藍那サイドの話です。
あの、Wデートが終わってから藍紅には距離を置いた。
たっちゃんを悲しませたくなかったのと、藍紅に一瞬でもときめいた自分に混乱してきたからだ。
ときめいた自分がたっちゃんとのキスを拒んだ。
折角、藍紅がいつもの藍紅に戻ったのに・・・
次の日から藍紅とは会わないようにした。
「あ・い・な」と加奈が顔を覗きこんだ。
「どうしたの?」と笑うと・・・。
「最近楽しい?」と聞いてきた。
「何で?」と慌てて答えた。
「あ・い・く・が聞いて来いって・・・」
「楽しいよ。」とまた笑って答えた。
「加奈も藍紅と付き合えて毎日楽しいもん。昨日だってキスしてくれたし」
「藍那だって楽しいに決まってるのにさぁー」と加奈は顔を赤くしたり怒ったりしながら言った。
「・・・キス」と私は藍紅を見た。
藍紅は既に私を見ていた。
「恋人だもん」と加奈は言って藍紅の所に走って行った。
「何で胸が痛いの?・・・」
私は最近、藍紅が頭から離れなかった。
放課後・・・
たっちゃんを待っていると、藍紅が「待ち合わせ?」と声を掛けてきた。
私は「あーたっちゃんを待ってるの」と答えた。
その時「藍那?」とたっちゃんが来た。
私は焦って、「早く帰ろう」とたっちゃんの腕を引っ張った。
校門まで行くと「沖田と何話してたの?」とたっちゃんは足を止めた。
「待ち合わせしてるのか聞かれただけだよ?」と私も足を止めた。
「何で話をしたの?この間言った事もう忘れたの?」と大声でたっちゃんが言った。
私は「ごめんね・・・もう話さないから。」と私は言った。
だけど、たっちゃんは1人で帰って行った。
私は涙が出た。
そして私は無意識に教室に戻った。




