君が遠くなる
このページは藍紅サイドの話です。
遊園地のWデートが終わり、藍那は先輩と帰った。
僕は加奈に引っ張られながら帰った。
帰る途中藍那の事で頭が一杯だった。久々に藍那を独占できて顔がにやけて仕方ない。
「あっ!」と言った僕は加奈に「ここで大丈夫だよね?・・・」と走って家に向かった。
もしかしたらまた先輩が藍那にキスしてたらと思ったら身体が反応した。
家に着いた時に藍那が頭を下げていた。
僕は先輩に声をかけた。
その時先輩が藍那にキスをした。
藍那と目が合った・・・正直見たくなかった。
先輩は藍那が家に入るまで見ていた。
僕は「大事にしてくれてるんですね。」と先輩に言った。
すると「藍那の事冷たくしてくれてたんじゃないの?」と先輩は笑って言った。
「沖田に藍那を返すつもりないから!」と先輩は帰って行った。
僕は藍那の家の前に行った。
そして2階の電気が点くのを確認すると自分の家に戻った。
僕は部屋に行って藍那の部屋の窓を「こんこん」と叩いた。
藍那はカーテンだけを開けた。
すると携帯の着信音がなった。
藍那からだった。
携帯に出ると藍那は窓を開け「今日は久しぶりに藍紅と話せて良かった。」
「だけど明日からは藍紅と話すのは控えるね・・・」と言って窓を閉めた。
元々初めは藍那を突き放してた自分だったが、藍那がそんな事言うのは耐えれなかった。
「先輩に何か言われたの?」と窓越しに藍那を見た。
「ううん・・・」と藍那は窓に背中を付けて「自分で決めたの・・・」と呟いた。
「じゃあ・・・おやすみ」と通話が切れた。
その時の藍那の顔は見えなかった。




