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After DIE HARD END 5

(午後三時)

(オペレーションルーム/制御室内にて)


(午後三時)

昼の3時を回った頃であろう、ルーシーの携帯は、消音でバイブ機能にしてあったので、気付くのが遅れたが、夫と弟両名からメッセージが入っていた。子供達は、アーガイルおじさんと、後ろから付いて来ていることが確認できたが『確か、今、彼等は忙しいはず。なのに、このメッセージ?』確認には、何処か落ち着いた席でないといけない。と思い、ショッピングセンターのフードコートに向かった。未だ昼食を取って3時間も立って居ないので、皆、飲み物かアイスクリームで充分であったが、この両名から時間を置かずの連絡だったので、彼女は嫌な予感がし、頭を覚ます意味で、コーヒーを選んだ。

内容を3回は読み直した。そしてこの事件が、まだ報道されていない事にも気が付いた。しかし夫と弟からの内容が余りにも克明だったので、画面をアーガイルと共有し、誰に相談(通報)すべきか、相談した。もし事実であればこの様な事を一人で抱え込み、判断を下すことは、無理であった。

彼等には3名の候補が浮かんだ、一人目は母が信頼し後継を任す“湊真一”二人目は、アーガイルが現地で知り合い、日本の交通規則や習慣を彼から学んだので、今や沖縄のブラザーとも呼べる“仲宗根陸”そして“地元警察”への迷わぬ通報であった。3番目の選択肢は、最初の2つを試してからにしようと話し合い、各々携帯でルーシーは湊へ、アーガイルは仲宗根へ、コンタクトを取った。そう彼等は、相互のプライベートの携帯で繋がる仲ではあった。

湊の指示は、適確だった、そのまま安全な場所に、出来だけ速やかに避難し、警察を含む、関係各所への連絡は自分(東京)が一切引き受ける、とにかく“身の安全の確保に専心して欲しい”セキュリティーは、ルーシーの滞在場所が確定したら、5分以内に、中富の沖縄事務所から専門家を派遣する。と云うものであった。

そう湊は、山本のメッセージを疑いも無く即、信じ、ルーシーに配慮する必要のない環境を早く構築し、残り全精力と社内リソースを、会長と社長の救出活動に注ぐ事を即決し、行動を進めていた。

彼も、83年のLAに於ける事件の、数少ない生き残りであり、ルーシーやジョン、アル・パウエルらと共にLAのナカトミの安全対策や、社員や幹部に対するセキュリティーの予算配分の重要性を十分認識し、配慮したスタッフでもあった。そして、それに伴う、社内、安全対策チームとの面識はあった。

しかしアーガイルの反応は、もっとシリアスであった。

仲宗根は、なぜその情報を知っているのか、アーガイルにエビデンスを質した。

彼は、未だ報道もされておらず、自身の部下が2名も犠牲になった、この事件を外部の人間が知っている事に驚愕を覚えていた。彼と、生き残った日本人警備隊員は全て、この時既に、海兵隊特殊部隊の大尉の麾下に入っていた。

アーガイルは、自分のバックグラウンドと、自身への通報者、通報してきた場所を克明に、仲宗根に説明せざるを得なかった。此処までの遣り取りは、全て、少し早口のネイティブな英語だったので、フードコートにいる日本人も、子供達も、この慌てた様子の外人の様を気に留める様な事は無かった。


便所の窓は、あくまで外光を取り入れる為のモノであり、日が射し込めば良かったので、羽目殺しであった。

二人は、この便所の窓枠も破壊しなければならなかった。ガラスを破壊することは、“音”の問題以外に、彼らが、安全な脱出口に、其処を成すには、不都合であったので、プラスドライバーで、窓枠を外す事から始めなければならなかった。ファシリティーは、全て日本規格で作られていたので、八箇所のねじを外しても、枠自体は、漆喰の様なもので固着されていた。これを外す場合、外に窓枠を落とさねばならない。結果、音が出る事は、確実であった。

彼らは悩んでいた。窓から陽光が射さなくなった頃合いを見計らって、と考えていた時、窓の外側から銃声が響いた、この音に紛れて窓枠を落とすしかない。

そして落ちた窓枠の真下には、此処の壁を盾として銃撃をしていた、テロリストがいた。

彼は、数少ない対抗する米軍の攻撃により、絶命した。しかし、中から、その模様は、分からなかったので、銃撃が終了し、テロリスト?と思われる、人間が、彼の絶命を確認し、その足音が、遠ざかるのを、ジャックと、山本は、トイレの個室の内側から、聞き耳を立てて判断するしか、術は、なかった。

彼らの手には、唯一の武器とも言える、プラスドライバーが握りしめられていた。

彼等は、携帯の信号が届いていることを再度確認し、窓枠から外へ脱出した。其処には、アジア系と思われる兵員の死体が転がっていたが、彼は既に、装備していたと思われる自動小銃などの武器を先程、彼の生死を見聞(けんぶん)しに来た?仲間により外されていた。しかし弾が籠っている三箱のバナナ型弾倉と、腰に無線機とナイフは、未だ、其の儘の、状態で放置されていた。ジャックは、弾倉を弾倉ベルト毎、外し、戦利品とし、箱から100メートル弱離れた、陽光下でも身を隠せる、ビーチ縁に生えている桟橋横のブッシュへ、ダッシュで身を隠し、山本の妻である、ルーシーに、ショートメッセージで、二人の無事とトイレから脱出し外に出た旨を送った。彼等の、全ての記章が外されていた白い制服は、既に、海水とブッシュの土や砂に、まみれていて、調度良い迷彩色に成っていた。ここでも、電話で話すと、声が、外に漏れる危険性が有るので、返信も電話では寄越さぬ様、注意をし、相互の携帯で、現状と、自分達が、置かれている状況を端的な内容で、打った。

ただジャックは、ここまでの内容をコピペして、彼の恋人へもショートメッセージとして送った。が、その行為は、後の重大なミスと認識される事となった。

潜水艦用ではない小桟橋前に立つ白亜のオペレーションルームの背後には、倉庫群がそびえ立ち、彼らはそこから“箱”の搬入口前の特殊部隊員(強襲部隊)を狙撃し殲滅したことは、明らかで分隊スクワッドは、全滅していた。

スクワッドの所持している、ジャックにとっては見慣れた武器類が、血塗れのまま、遺体と共に放置されていた。

先にブッシュに身を潜めていた、山本は、敵の混成部隊が、遺体を一瞥もせず、裏口(搬入口)から、箱の内部に、侵入した事が判った。彼は、遺体から武器を回収したジャックの肩を叩き、箱の自身の脱出口(トイレの窓)に戻った。敵の遺体は覆面をしていたが、覆面を外すまでもなく、彼は、明らかに東洋系であった。彼等は、スクワッドの、血塗れの、装備一式を自身に装備し直した。ただ、搬入口の上部には、監視カメラがあり、搬入口自体は、既に施錠され閉じていた。この模様を、監視カメラを継続して定点監視している敵がいたならば、自身は、既に襲われているだろう。しかし、カメラは、動かず、赤色LEDも、点灯していなかったので、彼らは、特殊部隊員の遺体が持っていた、内部を覗く為のデンタルミラーで、脱出口から再度内部に人影が無い事を確認し、潜入を試みた。


(オペレーションルーム/制御室内にて)

一名の損失を被ったが、一六名の潜入部隊員と、先行潜入部隊七名。合計二三名のテロリストが、ファレルを含む、中富のエンジニア五名と日米海軍のオペレーター十名そして、ホーリーと高木以下中富のVIP四名と、日米海軍関係のVIP六名、それに日本側の行政関係(政治家)六名、海外からの、ゲスト(韓国海軍から二名、台湾が一名)の計三十四名が、オペレーションルーム(制御室内)に残る、人質の全てであった。そう、ほぼ、テロリストは、1対1で、人数的には捕虜の監視をすれば良い訳で。これは、軍事セオリー的に言って非常に楽な、捕虜監視環境であった

日本の基地警備要員の身形をしたテロリストが日本語と英語で、人質各々の人定質問をし始めた。

ただ韓国海軍のカン・セフィン/姜賽賓韓国海軍少尉だけが、人質の中で、手足を拘束されず、携帯も奪われずにいた。そう、彼こそが、この計画の首謀者の一人であった。

李にとっても、突如、元々、自身の部下でなく、彼が、国情院経由で派遣されてきた事には、違和感を持っていたが、完璧な、都会的な、韓国語(北朝鮮訛りの無い)を話す彼が、傀儡政権から送り込まれた、スパイとは思わなかった。

彼は、韓国の元同僚?と高木会長に、他に人員は、(箱の)内部に残っていないかを確認(脅迫的尋問を)した。

彼の記憶では、昨夜のレセプションで面識を得た何人かは、この中には、居なかった。

特にジャックと山本の存在が無い事を懸念した。

高木が、口籠っているので、ルーシーが横から口を吾さんだ。

「実務や個別の人員に関して、会長を問い質すのは、お門違いだわ」

彼女としては、最大限に口汚い口調で話した。

カンは、その口調の意味する処迄、理解する英語力は、持ち合わせてはいなかったが、睨みつける様に、

「ならば、お前なら分かる。と言うのか?」

と仲間から受け取っていたM17を彼女の頭に向けつつ言い放った。

「私も、今日此処に居る、誰が、誰か、位は、判るけれど、今日の参加人員を具体的に把握している立場の人間は、此処には居ないわ」

と話した後、88年に、LAで会長の兄が、尋問後、即、射殺された事が頭を過ったので、それ以上の発言は慎んだ。

しかしカンは、違った。唯一、人質の動向監視をしていない、コンピューターと通信機器持参の電子戦担当員の女性に、これは完璧に、北朝鮮訛りの朝鮮語で「周囲の監視を厳とせよ」と指示を出した。監視カメラが起動しカメラは、動き始めた、赤色LEDも、点灯していた。彼女は、持参のラップトップに、この監視網を連結させる事に成功したのだった。彼女のラップトップには、監視用AIソフトがインストールされている事が、直ぐに分かった。

そして、先程、館内の偵察活動に出ていた工作員から、彼女に、人関センサーが、人為的に壊されている事実が、伝えられた。それで、通路に設置されている、監視カメラは、全て、赤外線暗視モードに切り替えた。と同時に彼女の口から

「カン同志。内部に、敵が残っていると想定できます。引き続きカメラによる監視をしますが、各通路と、出入り口の警戒を厳にお願いします」

と、やはり北朝鮮訛りの朝鮮語で、依頼が出た。潜入部隊員の北朝鮮側潜入員が、その言葉を聞いて即通路の出入り口に張り付き、その中の一人が英語で、潜入部隊員の解放軍部隊に指示を出していた。

カン少尉と電子戦担当員の女性の横には、解放軍側のリーダーが張り付き、彼等の会話は、英語であった。

外部通信機器のハンドカムが、用意され、カン少尉は、新たな担当者を呼び出した。

「君達が派遣した、アメリカの特殊部隊員は、殲滅した。此の中に、我々との交渉相手だった海兵隊大尉も含まれていたのか?」

それが最初の連絡であった。

誰が、交渉窓口になるべきか?日本の役人達(幹部警察官)は、こう言った時に責任を負いたがらない物だが、此のマイクを新垣が奪い取った。

「YES」

此れ位の答えを言うのに、何をお前等!グダグダ迷っているのだ。と言う、怒気が、この答えには含まれていた。そうテロリストの交渉に於いて、逡巡した間を与える事は“ご法度”なのだ。

この様な常識を入省後、此の東大卒のインテリ共は、学んで来なかったのか。呆れていた。

「そうか、ミスター、処で君は、誰だ?」

こう成ると、乗り掛かった舟であるし、彼等は、様子見を決め込み、何か、あれば“こいつ”を切れば、良いという計算だけは“瞬時”に、できる輩なので、新垣は、マイクを独占する事が出来た。

「県警本部の新垣勇作警部である」

彼は、肩書を正確に述べた。

「ほう。アメリカの軍事のキャプテンから日本の警察のキャプテンにバトンタッチか」

電話先で、テロリストも笑って居た。この会話は、新垣により、スピーカに流され、幹部以下、周囲に居た英語が理解できる全員の周知する処となっていた。

これで、この交渉担当は、新垣となり、と同時に、先程の銃声は、米国海兵隊の特殊部隊員が“全滅した合図”と、云う事が再認識された。周囲には、沈黙が走らざるを得ず、この内容は、即座に霞が関経由で、ワシントンの知る事となった。

只、此処に居る誰も未だ、ルーシーが、仲宗根とコンタクトを持っている事を知らなかった。

「お気の毒な事だが、君達が、此処に少しでも、近づこうと考えた場合、同じ結果を生む事。それを肝に命じたまえ。米軍が再び同じ過ちを繰り返さぬために、見せしめとして、此の死体は、このまま、此処に放置して置く」

「せいぜい、上から覗き込む事だけは、許可しよう。ただ、同じ画面を我々も“共有できる事”も、お忘れなく」

カン少尉の連絡は、それでプツリと切れた。そう日米の最高精度の衛星監視も、彼等は、共有できるファシリティーに居たのであった。これを最大活用する事は。彼等に“見す見す”手の内をバラすのと、同じ結果でもあった。

解像度は、自ずと、商用衛星並みに、落とさざるを得なかった。しかし、それでも、箱の北西の壁横に、米兵の遺体らしきモノが散乱している事は、確認でき、また基地内や周囲に配備されている警察や軍関係車両の配置もライブ映像で、確認出来ていた。

今迄と、最も大きな違いは、米原潜横の桟橋に、原潜よりは、少し小振りの異国の潜水艦と、その半分程度の、小サイズの潜水艦が停泊し、米原潜が停泊している桟橋は、陸地との間が、破壊されていた事であった。

彼等は既に、米国軍のトラックも数台占拠し、それ等は、箱の周囲にバリケードの様に停車(配置)されていた。

敵潜水艦と箱の連絡は、その中の一台が、充てられていた。

カンは、外の警備体制が、米海兵隊から日本の警察に変更されて、安心感があった。その様な時に、彼のポケットの中の携帯に、着信があった。画面を見て、彼は、見る見る顔の表情が険しくなって、行った。

「ジャック・マクレーンは、お前の息子だな」

ホーリーに向かって、カンは叫んだ。

「そうですが、それが?」

ホーリーは、何の事だか、さっぱり分からなかった。

「彼は、此処のオペレーターで、今、此処に居なければならない筈だが、何故、居ないのだ?」

カンの、口調は、険しさを増した。

確かに、何故、息子は此処に居ないのだろう?ホーリーも思い当たり、ファレルを少し見遣った。

その視線をカンは、見逃さなかった。

「お前!ジャック・マクレーンの事を何か知っているのか?」

カンは、すぐさまファレルに尋問した。

「そう云えば、何故お前だけ、タキシードの儘なのだ?」

ファレルは、なまじ小細工を弄し、嘘や出鱈目で言い繕って、心証を害するのは、損だと判断した。

「私は、此処のナカトミ側の責任者です。ジャックとは、彼の姉、いや、社長のお嬢さんと以前、結婚関係にありました。勿論、今は離婚し、関係は有りませんが、ので、面識は、在ります」

ここ迄は一気に言った。そして少し間をおいて。

「此処の責任者として、昨晩のレセプションにも出席しましたが、その後、此処の様子を見に戻って来ました、それからずっと宿舎にも戻らず、此処に居ました。ですから、昨晩と恰好が変わっていないのです」

その通りであったが、要点は、言わなかったつもりだ。ファレルは、相手方の出方をじっと観察した。

「で?ジャックは、何処に行った?」

カンは、ファレルの言い分を聞いて質問して来た。

カンは、既にメールでジャックが、箱から脱出して外にいる事は、知っていたが、ファレルの人柄を質そうと、考えていた。

「いや、私は、今日のセッティングや。段取りの調整に忙しく、彼(山本の存在は、気付いていないかも知れない。と考え、敢えて単数形で話した)の事は、知りません。と言うか、気にしている余裕等、ありませんでした」

そこでカンの横に居た、解放軍側のリーダーが英語で、ファレルに質した

「という事は、お前は、このシステムに関しての責任者でもあるのだな?」

ファレルは“尤も聞かれたくない事”を質問されたと、思った。

「YES。そうです、しかしこのシステムの、設計者では、有りません」

嘘を言ってしまった。しかし捉えられていた中富関係者は、俯き、その言葉には、反応しなかった。

「設計者では、ない?では、運用プログラムを書いたのがお前か?」

彼は、満更、解っていない人間ではない。

ファレルは、この質問で、彼のポジションと能力が、凡そ予想できたので、此処でも、素直に答えた。

「YES」

「そうか。では、お前に尋ねる。このシステムのシミュレーションは、既にしたのだな」

「YES」

「そうか、ならば此処に来い」

彼は、人質を監視しているテロリストの一名に目配せをして、ファレルの足のバンドを外し、コンソール盤の前に立たせた。ファレルの椅子に座る電子戦担当員の女性により、コンソールの文字盤は、英語から、彼が判読不可能な文字に、既に完璧に変換されていた。ファレルが困った様な表情を見せたので。彼女は手元のラップトップを少しいじり、表示を元の英語表記に戻した。彼女は、コンピューターのある程度のプロである事が、判ったので、此処でも、なまじ小細工をする事は、藪蛇であると観念し。素直に、彼の希望を適えた。

4Kのディスプレーには、鮮やかに近海や、九段線内、そして第一列島線近辺の、深度で、分けて、敵味方、商用船の三色で一覧できるポジションと航跡画面が、映し出されていた。

彼等は『これでは、我々の動きが、リアルタイムで手に取る様に把握されているではないか』と話している様であった。

高木の横で縛り上げられている、陳志明台湾海軍上尉が、英語でこの事を説明した。と同時に、コンソール前に居た、解放軍側のリーダーは、彼を即座に射殺した。彼の頭から鮮血が噴出し、後頭部は、彼の頭蓋から剥離していた。これで潜入部隊が“人でなし”である事が、人質全員に周知された。

これで又、彼等の言葉で話されると、意味が、全く解せなくなっていた。

それにも増して、日本側のVIPの慄き方は、尋常ではなくなっていた。

仕方が無いので、彼等の口には、何か詰め物を咥えさせられ、ガムテープが、張られ、彼等の叫びは、消えた。

一連の騒動から、高木と、海自側の海佐、米軍艦長と、星三つの海軍部長の四名は、此の潜入部隊員の構成が解放軍と北朝鮮軍の特殊部隊であると確信した。そして、同じように縛られているとは言え、カンを引き込んだ、イ韓国海軍大領に対しては、疑念の眼差しを緩めなかった。李は、敵の言葉を理解しても、一切訳して説明をしなかった。

ただ此の惨劇のおかげで、カンのファレルやホーリーに対する追及の手が緩んだ。

解放軍側のリーダーの指示により、陳海軍上尉の遺体が、玄関からテロリストの手で、投げ出された。

この行為で、日本の警察は、一層役立たずになると、彼は、読んでいた。


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