《水圧型ガーディアン》
吊られていた巨体が降下する。
全長八メートル級。
節状装甲の胴体。
両脇に三対の水圧噴射孔。
背部中央に、水晶質の圧縮核。
「……来る!」
ルークが即座に前へ。
次の瞬間。
――ドン!!
圧縮水塊が撃ち出され、床石が抉れ飛ぶ。
「水圧砲にゃ!」
ミーニャが横跳び。
レアは《認知加速》。
噴射孔の開閉周期。 核への魔力集中。 射角。
全部、同時に視界へ流れ込む。
「三秒周期!」
「右側、次くる!」
ルークが踏み込み、雷剣で水圧弾を斬り裂く。
だが衝撃が腕に返る。
「重い……!」
アリエルの《スレッド・リーパー》の
魔力糸が噴射孔の一つに巻きつく。
セレスが即座に因果補正。
張力が増幅され、噴射孔が歪む。
「今にゃ!」
ミーニャが地面を踏み抜く。
土魔法で跳躍補助。
空中から《ツインヘリックス・改》を叩き込む。
ガギィン!
装甲が弾く。
「硬いにゃ!」
ゼノが即座に叫ぶ。
「背面中央!」
「装甲展開時に核が露出する!」
レアは外周の石床を蹴り、壁を使って加速。
背後へ回る。
「アリエル!」
「……拘束、入れます!」
複数の魔力糸が節間へ滑り込み、動きを止める。
その瞬間。
背部装甲が開いた。
圧縮核、露出。
「そこ!」
ルークが雷剣を投擲。
直撃。
だが割れない。
「まだ!」
レアが踏み込む。
拳に雷を集中。
《雷迅拳・ゼロストライク》!
ガントレット《零・改》が低く唸る。
拳が核に突き刺さり――
――ドォン!!
内部から雷撃が炸裂。
全身を電流が走り、
節装甲が浮き上がり、
巨体が崩れ落ちた。
石床に激突。
広間に残るのは、破砕音の余韻だけ。
ミーニャが肩で息をする。
「……結構硬かったにゃ」
アリエルが杖を下ろす。
「連携……決まってました」
セレスが静かに頷く。
ルークは剣を収める。
「問題なし」
ゼノが端末を確認。
「反応沈静化」
レアは奥の通路を見る。
ミーニャは落ちた素材をかき集める
「okにゃ!」
「行こう」




