《暇つぶし》
「ショウタ、ノルディア大陸までどれくらいだ」
タケルが聞く。
「ここからだと、3時間くらいかなぁ」
ショウタがロボットの操縦席で計算する。
「何だよ、そんなかかんのか〜」
カブキが退屈そうに言う。
「ヒマだからババ抜きでもやろうぜ〜」
リョウがトランプをシャッフルし出す。
「あたいもやるよ!」
アイが言う。
「タケルとユイはぁ〜?」
カブキが聞く。
「俺はパス」
タケルが冷たく言う。
「私はタケル様と大人の時間を過ごすのよ」
ユイが恍惚の表情で言う。
「はいはい」
リョウが呆れたように言う。
「じゃあ、三人でやるか」
「待って! 僕も混ぜて!」
ショウタが操縦席から飛び出す。
「自動操縦にしたから大丈夫!」
「お前、本当に大丈夫かよ……」
リョウが不安そうに言う。
「大丈夫大丈夫! アイちんと一緒にババ抜きできるなんて……幸せ……」
ショウタが鼻血を出しながら言う。
「キモい」
アイが即座に毒を吐く。
「ありがとうございます!」
「褒めてねぇ〜よ!!!」
「……こいつ、本当にどうかしてるぜ」
カブキが苦笑いする。
「負けたら罰ゲームなぁ〜。何にすっかなぁ〜」
リョウがニヤリと笑う。
「罰ゲーム!? いいね〜!」
カブキが乗り気になる。
「あたいは別にいいけど〜」
アイが退屈そうに言う。
「僕、僕! 罰ゲーム考えた! 負けた人はアイちんに罵倒してもらう!」
ショウタが興奮気味に言う。
「それ、お前が負けたいだけだろ」
リョウが呆れる。
「バレた? えへへ……」
「お前は黙ってろ」
カブキがショウタの頭を叩く。
こうして――
GARNET CROWは、ノルディア大陸へと向かっていった。




