《ミーニャ・ククルの実力》
「受験者番号141番、ミーニャ・ククル!第一闘技場へ!」
ギルドスタッフの声が響く。
「私の番にゃ!」
ミーニャが《ツインヘリックス》を握りしめ、闘技場へと向かう。
「ミーニャ、頑張って!」
「が、頑張ってください……!」
レアとアリエルが観客席から声援を送る。
「行ってくるにゃ!」
ミーニャは尻尾をピンと立て、砂の闘技場に降り立った。
向かい側には、筋骨隆々の試験官が腕を組んで立っている。
「ミーニャ・ククル、だな。お前の修行の成果、見せてもらおうか」
試験官がカードケースに手をかける。
「始めるぞ!」
「いつでもどうぞにゃ!」
ミーニャが構えを取る。
「始め!」
ミーニャがカードを掲げた!
「リバース! モンキー将軍!」
光が弾け――
ドシンッ!
巨大な甲冑を着けた猿のモンスターが現れた。
モンキーロックモンスターの進化系――その体躯は一回り大きく、岩の装甲はより分厚い。
手には巨大な鉄の大剣を握り、大盾を構え、鋭い目で試験官を睨みつけている。
「ウホホホホォォォッ!!」
モンキー将軍が咆哮を上げ、地面を踏み鳴らす。
闘技場全体が揺れた。
「おおっ……あれがモンキー将軍……!」
観客たちがざわめく。
「ロッキー山脈で戦ったモンキーロックモンスター群のボスにゃ!」
「さあ、どうする? こいつは素早いにゃ!」
試験官が不敵に笑う。
「素早いなら――俺にも分がある」
試験官がスキルを発動した。
「スキル、《分身》!」
シュンッ!
試験官の姿が揺らぎ――三人になった。
「な、なんにゃ!?」
ミーニャが驚いて尻尾を逆立てる。
「さらに――リバース!」
三人の試験官が同時にカードを掲げる。
「サンドブリンガー!」
光が弾け、砂魔法を使う巨大なサソリモンスターが三体現れた。
鋭い鋏と毒針を持ち、体からは砂が滝のように流れ落ちている。
「シャアアアアッ!!」
サンドブリンガーが鋏を鳴らし、砂が波のように盛り上がった。
「サンドブリンガー三体、そして分身した試験官三人……」
ミーニャの目が鋭く光る。
「これは……本気で行かないとダメにゃ!」
ミーニャが地面を蹴った。
「スキル《肉体強化》――フルパワーにゃあ!!」
筋肉が膨張し、爪が鋭く伸びる。
《ツインヘリックス》が光を受けて渦巻くように輝いた。
「行くにゃ! まずはサンドブリンガーから――!」
ミーニャが土魔法で地面を蹴り上げ、空中に跳躍する。
土塊が階段のように出現し、さらに高く舞い上がった。
「《アースジャンプ》からの――《回転斬り》にゃあ!!」
《ツインヘリックス》が回転し、サンドブリンガーの背中に叩き込まれる!
ガキィンッ!
「シャアアッ!?」
サンドブリンガーが怯み倒れる。
その瞬間――
ミーニャが指示を出す。
モンキー将軍が大剣を振り上げ、試験官に向かって跳躍した!
「ウホオオオッ!!」
「ちぃっ!」
試験官の一人が短剣で食い止める。
ミーニャが空中で身を捻り、《ツインヘリックス》で試験官の一人を攻撃!
ガキィィンッ!
火花が散り、ミーニャの体が吹き飛ばされた。
「にゃああっ!」
砂の上に着地するが、すぐに三人の試験官が迫ってくる!
「逃がさんぞ!」
「ここで終わりだ!」
「お前の実力、見せてもらおうか!」
三人が同時に短剣を振るう!
「――なら、これにゃ!」
ミーニャが土魔法を発動。
「《アースウォール》!」
ドガァンッ!
地面から土壁が立ち上がり、三人の攻撃を防ぐ。
その隙に――
「モンキー将軍、サンドブリンガーをお願いにゃ!」
ミーニャがモンキー将軍に指示を出す。
「ウホッ!」
モンキー将軍が大盾を構え、残り二体のサンドブリンガーに突撃した!
ドガァァンッ!
サンドブリンガーたちが吹き飛び、砂が舞い上がる。
「よし! 今度はこっちから行くにゃ!」
ミーニャが《ツインヘリックス》を構え、三人の試験官に突撃した。
軽快な蹴りと爪攻撃、そして槍の連撃が試験官たちを襲う!
「やるな……!」
試験官の一人が吹き飛ばされ、煙のように消えた。
「分身が一体消えたにゃ! 残り二人にゃ!」
ミーニャの瞳に闘志が燃え上がる。
戦いは、まだ続く。




