表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

9 荷物持ち

 私は勇者の荷物持ちだ。荷物を持ってくだけで高収入に喜んで飛び付いたが現在後悔している。


 今のレベルは3、スキルは根性しかない。根性があるなら荷物持ちにはいいスキルかもしれない。最初に隠れて雑魚を倒したレベルからずっと上がっていない。


 何故なら、かすっただけで即死する強いモンスターがひしめく地につれてかれ、雑魚など居るわけが無い。


 それでも勇者達4人は強かった。離れなければ安全だ。


 しかし、魔王との戦いは熾烈を極め魔王の目が赤く光る。

 少し離れて見ていた私は魔王に向かって放り投げられてニヤケている勇者の顔を一瞬見た。


 そう、魔王との戦いで肉壁に使われ死んだ。

 ……はずだがズタボロで生きている。

 もしかして根性って精神的に効くスキルじゃなかったのか。


 魔王を倒し、壁に置いてある荷物を回収して去っていく勇者達。

「荷物はいらない」

 死んでいると思ってるのだろう。皮肉か。


 しかし彼等は気付いて無い、経験値が5等分され、魔王とのレベル差ボーナスによって自分に入る経験値が膨大になり、レベルが勇者達を越えていることに。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ