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第二世界  作者: 長月 萩
94/115

本文93 お金が足りない

「鉈三種で200,000圓だ。内訳として、腰鉈80,000圓、剣鉈の大きい方が65,000圓に、小さい方が55,000圓だな」


「…足りません」

 シフォンさん、チュールさん、アドルフさんにドミニクさんは、既に帰りました。異邦人プレイヤー二人は、急いで帰えらないといけないようで、〔叩きバショウ〕の採集がいつになるかはまだ決まってない。後日連絡してくれるそうだ。

 チュールさんは、勿論武器を買えなかった。特殊武器だけあって、ランクが低い物は置いてなくて、10,000圓すると言われたから、購入には暫く掛かりそうだ。

 私も買えないんだけどね。


「ふむ。ならわしが半額出せばいいんじゃな?」


 どうしてそうなる?

「チュールさんとは金額が違いすぎでしょう。チュールさんのですら、見習いにはランクが高すぎると言われてて、これはそれより上なんでしょう?」


「じゃが、勧めたのはわしじゃぞ?」


 そうだった。いや、でも半額でも高すぎるよ!でも、何回かポーション売れば、出来る金額でも有るんだよね。…素材を買っても多分大丈夫だと思うんだけど…今度収支表でも造らないといけないな。

「腰鉈は買えます。採集の予定がまだ無いなら、取り敢えずは腰鉈だけで良いですよね?残りは取り置きしてください。お金出来たら買います」


「そうかの?まぁ、ポーション売れば、すぐ造れるじゃろうな。後一回分ずつ有るんじゃろう?」


「はい。だから大丈夫です」


「うふふ。武器にその値段を払うのは惜しい、とかは言わないのね」


 え?そんな事考えもしなかった。グスタフさんは必要だから勧めたんだろうし、ロイさんはかなり割引してるんだろうし、寧ろお買い得だと思ってたんだけど。


「あまり外に出ない奴には、たまに要るんだよ。なんでそんなに武器が高いんだってな。鉈なんか武器ですら無く、道具だから余計にそうだ。で、安いの買って行って、切れないだの危ない目にあっただの文句を付けるんだ」


 はぁ、どこの世界にも居るんですね、そういう人。…でも戻ってきて文句言うだけ良いのかも?



「じゃあ、ブーツに仕込むナイフね。ロイ、薄いナイフ出して」


 これまた、色んな形状が…これ、どうやって使うの?丸っこくて…引っ掛かりを付けたら缶切りになりそうなのは。いや、缶切りよりよっぽど爪の部分が大きいけどさ。


「これはね、こう握って掻き切る時に使うのよ。刃が小さいからあまり大きなの相手には辛いんだけど。この形は、ブーツに仕込むのは不向きね」


 …対人武器ですか。いらねぇ。かっこいいけど。

 切り出し刀を選んだら、もう一つ選ぶように言われた。…両方に仕込むんですか。そうですか。

 勧められるままに尖った刺突用のダガーにする。


「こっちは割と普通に使えるが、長く使うなら、柄に紐か布でも巻いてから使わないと、手が痛くなるぞ。それにしても、またオグニルの奴じゃないか…」


 って、ダガーの方は使い道無いじゃないか。そんなの仕込んでどうするのよ?


「ねぇ、庚ちゃんこっち来てからどんな刃物使った?」


 どんなって

「包丁・鍬・シャベル・鋏・鎌、あ、これはグスタフさんに借りました。ロイさんの所の鋸・鑿・鉈、ビバリーさんの解体ナイフにさっきの鉈…ぐらいですかね?」


「鍬にシャベルって、何やってるんだ?畑でも造ったのか?」


「庭にリカバ植えてみました」


「…調合師だもんな。庭があるならその方が楽だな。あれ、まめに刈らないと、凄い繁茂するから気をつけろよ?グスタフが半年程留守にした事有るんだが、庭が完全にリカバで埋まってたからな。皆で手伝って刈ったんだが、それ以降は、グスタフは長期に留守にする時は、リカバ全部刈ってから出掛けてるよ…」


 そんなに!?今の所そんなに繁茂した感はは無いんだけど。…種があるなら、花咲くよね?まだ見たこと無いんだけど。蓬が咲くのは夏だっけ?蓬に似てるから夏に咲くのかな?


「帰ってきて、庭を見て愕然としたのう。他のもんが全滅じゃったよ…」


「夏だったから余計よね。あれはしんどかったわね…ってそうじゃなくて。今まで庚ちゃん使った刃物、全部オグニルのなのよ。だからオグニルの選ぶんじゃない?」


「なるほど。それは有るかもな。今後も嬢ちゃんの刃物は、オグニルのだけになるかもな」


 え~。それはなんかのフラグなんでしょうか?使い易そうなのがオグニルさんのだったと言うだけで、狙って選んでるんじゃないんだけど。狙って選んで無いのに、オグニルさんのになってるのは、既にどっかでフラグ回収済み?

 てかオグニルさん、農具も打つんだね。なんでも造る人なんだ…。

「あ、この細長いダガーは…」


「私が勧めたのもオグニルのよ」


 あ、そうですか。



「オグニルは刃物鍛冶じゃが、頼めばなんでも造るぞ」


「鍛冶師にしては珍しいわよね。拘りある人が多いのに」


 なんでも造ってくれる人が近くにいるのはいいですね。



「ほれ、嬢ちゃん、これ使いたかったんだろ?」


 シフォンさんに出したのと、同じスリングショットを渡された。何でバレた。


「見りゃ解る。やりたそうな顔をしてた」


 そんなに顔に出してましたか…。まぁいい。やらせてくれるなら素直にやろう。




 シフォンさん程真ん中には当てられないけど、楽しい。訓練所のよりよっぽどゴム(?)の部分が伸ばし易い。

 でも玩具じゃないし、遠距離は既に投槍器がある。構えて投げるのは一緒だからな。同じ種類の武器が増えても、無駄になるだけだろう。

「この紐なにで出来てるんですか?」


「訓練所のはゴムの木の樹液で、それは砂漠スライムの表皮だ」


 !魔物素材でしたか。砂漠スライム?スライムって基本設定水分多めの生き物よね?砂漠にスライムがいるの?


「砂漠スライムは、その名の通り砂漠に住むスライムで、水分の多い所を好むスライムにしては珍しい種類だ。砂漠に住んでいるせいか、表皮が厚くて頑丈なんだ。他のスライムの表皮に比べると乾燥にも強い」


 ほほう。と言うことは他のスライムでも造れる事は造れるのかな?強度は弱くなるけど。


「スリングショットの一番いい紐は、沼ゴリアテ蛙の舌だ」


 した…蛙のした…舌ですか。ベトベトしそう。


「舌だから、一頭につき一つしか採れないし、蛙の攻撃のメインは舌だからな。大抵ズタズタにされて使い物にならないんだ」


 まぁ攻撃手段を封じないとしんどいだろうね。


「この辺には生息してないから、流通が少ないのも有るのよ。南方の沼地にしか居ないもの。…両生類の革は使い道少ないから、私は困らないけど」


 …うん。ヌメヌメした装備は嫌だな。



「スリングショットをメイン武器にするのは殆ど居ないからな。射程では弓に劣るし、上位の弓に比べたら威力も劣る。付与や風魔法を使えたらまた違うんだろうがな」


 あ、丁度良いじゃないですか。シフォンさん付与覚える予定だし。風魔法は、〔追い風〕か。今度あったら伝えておこう。…チュールさんが風魔法使えるはずだから、もう解ってるかな?


「嬢ちゃんはどうするんだ?買うのか?」


「遠距離は投槍器があるから、止めておきます」


「そうか。じゃあ木工の続きするか。今は何造ってるんだ?」


「スプーンです」



「…また生活に直結したもの造ってるわね」


 スプーン必需品でしょう。…多分。


「まぁ、好きにしろ。あ、形が出来て終わりじゃないからな?鑢かけた後水に入れ、毛羽を浮かせて、乾かしてから鑢をかける工程を何度かするんだ。更に乾性油塗って乾かしてから、始めて使えるぞ?使い捨てなら別に構わないが」


 …なんと、そんなに工程が。使い捨ての予定は無いです。私がスプーンを使う日はいつくるんだろう?




 グスタフさんとビバリーさんも帰って行った。

 さぁ、削るのを再開しようじゃないですか。ロイさんは針を…

「はい!?」


 ロイさんの手元には大量の針が…。






所持金146,004圓

財布0圓


【技能】技能ポイント5(335)+2

報酬経験値:3

メイン

調合レベル41/観察レベル34/歩くレベル17/採集レベル18/会話レベル17/柔軟レベル12/走るレベル1/杖術(短)レベル10/捌きレベル4/投擲術 (ボーラ)レベル4/投擲術(投槍)レベル2/投擲術(微塵)レベル2/掴むレベル9/結索レベル6/遠目レベル0/隠密レベル0/生活魔法レベル23/魔法(無)レベル22/魔法(土)レベル8/魔法(風)レベル7/魔法(水)レベル4/魔法(付与)レベル6/魔法(火)レベル2/魔法(治癒)レベル2/知識(道具)レベル14/知識(植物)レベル8/知識(武具)レベル6→7/知識(魔物)レベル5→6/知識(材木)レベル1/知識(動物)レベル1/木工レベル2/細工レベル3/鑿レベル0/玄翁レベル0/鉈(小)レベル2


サブ

筆写レベル6/読書レベル6/投擲術 (ブーメラン)3/投擲術(投石)レベル3/投擲術(投網)レベル0/水汲みレベル5/鍬レベル4/耕耘レベル4/料理レベル2/洗濯レベル2/裁縫レベル2/シャベルレベル1/栽培レベル1/知識(服飾)レベル2/知識(鉱物)レベル0/魔法(光)レベル1/魔法(闇)レベル1/木登りレベル0/蹴りレベル0/解体レベル0/鉈(大)レベル0/関節技レベル1/当身レベル0/受けレベル0/体術レベル0


取得技能



特技

加熱レベル4/冷却レベル1/焙煎レベル1/保温レベル1/脱水レベル1/乾燥レベル1/沸騰レベル1/破砕レベル2/圧搾レベル1


就職可能職業

学徒レベル12/魔術師(無)レベル7/魔術師(土)レベル7/魔術師(風)レベル7/毒師レベル2/薬師レベル2/学士レベル1/魔術師(付与)レベル7


魔法

生活魔法(88)

着火レベル1/照明レベル17/畜水レベル19/発熱レベル17/はたきレベル1/箒レベル1/保冷レベル1/保温レベル17/拭き取りレベル1/灰掻きレベル1/集塵レベル1/防滴レベル1/洗浄レベル5/脱水レベル1/ワックス掛けレベル1/磨くレベル1

無魔法(80)

空間把握レベル24/睡眠レベル15/簡易修復レベル3/麻痺レベル16/隠れるレベル1/野営レベル9/混乱レベル3/開錠レベル1/鑑定レベル2/気絶レベル3/罠解除レベル1/周辺警戒レベル2

土魔法(33)

穴掘りレベル10/隆起レベル7/鉱物探知レベル3/埋めるレベル1/拘束レベル11/砂かけレベル1

火魔法(11)

着火レベル1/火球レベル1/耐熱レベル9

風魔法(29)

送風レベル1/鎌鼬レベル13/追い風レベル10/消風レベル1/反射レベル1/風球レベル3

水魔法(22)

水球レベル11/散水レベル4/水中行動レベル7

光魔法(3)

照明レベル1/光球レベル1/消灯レベル1

闇魔法(3)

消灯レベル1/闇球レベル1/暗視レベル1

治癒魔法(15)

回復(微)レベル8/解睡眠レベル7

付与魔法(27)

耐睡眠レベル8/防御力強化レベル7/防御力低下レベル6/耐沈黙レベル2/速度強化レベル2/速度低下レベル2



☆新たに増えた


レベル30

職業

メイン:調合士レベル14/サブ:戦士(杖術)レベル6


体力363/330(+33)

魔力372/339(+33)

          

力:  24(+2)

知恵: 24(+2)

精神力:20(+2)

生命力:24(+2)

器用さ:25(+2)

素早さ:25(+2)

幸運 :26(+2)

ステータスポイント:0


★任意振り分け



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