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第二世界  作者: 長月 萩
93/115

本文92 チュールさんの武器

「気に入ったんなら買うべきよ。どれ?…これ?幾らで?」


「2,000圓で、紐の交換は1,500圓だと…でも今チュールちゃんから借りても、紐の交換の時にお金が無かったら…針は高くないけど、消耗するわけだし…」


 ドミニクさんが入ってきて、スリングショットを持ち上げて、矯めつ眇めつしたうえ、ちょっと引いてみたりした後、針を持ち上げて、しげしげ眺めている。

 シフォンさん弱気ですね。まぁ、交換の値段が値段で、どれぐらい保つかも解らないしね。針の消耗は矢と変わんないんじゃない?


「今借りたらなんとかなるなら、買っておきなさい。チュールちゃんへの貸しは、いそいで取り立てるつもりは無いから。弟子の期間は結構長いのよ?どんなに早くても一年はかかると思いなさい。素材覚えるだけでもかなりな量なのよ?これから冬で、採れる素材もあまり無いけど、春・夏・秋とはかなりあるんだから」


「支払いは武器の受け取りの時でいいんですか?」


「構わんぞ。三日は開けてくれ」


「三日あったら足りない分何とかなるかもじゃない!熊の手だってまだ売ってないし。使う予定の無い素材売ってけば、きっと足りるわよ!」


 あぁ、あの時の山熊の手か。…食材?

 いつか使えるかもって、素材ため込むのはよくあるよね。鑑定出来ない草とか草とか草とか。…解るようになったかも知れないから、今度倉庫から出して見てみよう。…雑草とかだったら悲しいかも。いや、適当に摘んだ奴だからいいか。




「熊の手は要らないけど革は何か持ってる?」


 今度はビバリーさんが入ってくるなりそう言いだした。なに、この人達、聞き耳立ててから入ってくるの?

 あぁ、ドミニクさんが戸を開けっ放しだから、外まで聞こえたのね。


「山犬と草兎なら…」


「う~ん。熊は手だったものね。せめて山熊があれば良かったんだけど。あ、この紙に掌付けてこれでなぞってくれる?」


 渡されたのは紙と鉛筆。…鉛筆普通にあるよね?なんで図書館で売ってなかったの?実は高級品?で、手形とってどうするの?


「革手袋造るから。あ、庚ちゃんのは着脱し易いようにするわよ。杖は素手じゃないと扱い辛いでしょ」


 またしても問答無用で私のも入ってるんですね。なんなの?この当たり前だ、と言う皆様の言動は。


「革、今持ってる?持ってたら見せて」


 二人とも革を取り出す。兎は勿論だけど、山犬の革小さいね。あ、毛皮付きのが大きいんだ。ドロップでも色々有るんだね。



「あら?生皮もドロップするの?こっちのが大きいわね。…山犬でも二枚重ねれば…取り敢えずは大丈夫よね。…うん。この二枚と兎の毛付きの二枚くれたら革手袋造るわよ。山犬は手袋用。兎は代金として。どう?」


「お願いします」


 またしてもチュールさん、即答。シフォンさんオロオロ。こういうコンビなんだね、この二人。


「庚ちゃんはこっちの革から選んで。ついでにベルトの分も。手袋は2双だから、3種類選んでもいいわよ。あ、鉈用のは既に決めてあるの。硬めじゃないと突き破って危ないからね。チュールちゃんのもよ」


「え?」

 なんでまた。いや、ベルトは頼んでるけどさ。


「これで、貸し借り無しになるのよ。前にも言ったように次からはちゃんと注文してね。とは言え、私の所に獲物持ち込むなら、また似たようなやりとりになりそうだけどね。その時はその時に考えるわ」


 …ビバリーさん損してませんか?いや、そんな魅力的な顔でウィンクされても困るんですけど…これに更に鉈のシースもあるんだよね?


「あの…シースってなんですか?」 


 おっとシフォンさん。今頃それですか?さっきロイさんの話にもでてたはずだけど、さては自分が刃物持ってないから聞き流しましたね?


「鞘の事よ。…スリングショットなら鞘は要らないわね。弾はこれなの?…ふうん。面白いじゃない…でもこれ半手甲があった方が良さそうね…兎の毛皮付きと山犬のなめし革、もう一枚追加で、半手甲も造る?」


「はい。お願いします」


 聞かれてるのはシフォンさんなんですけどね。ま、遠慮しそうだから、チュールさんが答えてるんだろうけど。


「あなたの武器は?魔法使いの杖以外は無いの?」


「無いんです。それで相談に乗って貰おうかと思ってます」


「ちょうどいい。そこに出してあるの、一通りやってみたらいいんじゃないか?なぁ、ロイ?」


「乗りかかった船だし構わんが…お前さんは支払えるのか?」


「足りなかったら、お金貯めて出直します。選んでおいた方が良いかと思いました」


「それもそうだな」




「ねえ、この…これ、一々ポーチから出すの面倒よね?」


 それは…そうかも。矢は矢筒があったから良いけど、これ小さいもんな。


「弾なら腰から袋でもぶら下げて置けば良いけど、これ前後が有るもの。そうはいかないわよね?」


「構える時間があるのに、前後確認の時間勿体無いわよねぇ。ビバリーちゃん、これ半手甲に組み込めない?せめて10本ぐらい装備出来たら違うんじゃないかしら?」


「…そうね。腕当てが当たらない位置を二重にして、入れ込めるようにすれば良いかしら?あなた革の防具持ってたわよね?あったら出してくれる?」


 おずおずと革の胸当てを出すシフォンさん。

 …組み込むって、入れ込むって、それポケットじゃないの?あるじゃんポケットの概念。ただ、なんでも入れるって発想が無いだけなんだ。


「…ありがとう。ドミニクの服のが防御力高いじゃない。まぁ、ドミニクの服の上から付けたら、ここは更に高くなるわけだから、要らないとは言わないけど。…ダメね。これは手を加えられないわ。兎…だとしんどいわね。犬の革が後六枚、手に入れられるようなら、持ってきたら胸当ても造るわよ。あなた達が手に入れられる熊の革は、どれくらいの大きさなのかしらね?…出来たら新しい革が手に入ったら、その都度見せてくれる?そうしたら、それがどれぐらいで、何が造れるか教えるから。どう?…あ、手の空いてるときでいいわよ」


「…はい。解りました。…下手に売らない方が良いですか?」


「そうね。お金のが必要なら売っても良いけど、装備整える気があるなら、こっち持って来たらいいわよ。…庚ちゃんなんて、靴とベルトしか注文しないんだもの。私は注文少くなくて、今暇なのよ。張り合いのある注文を受けたいわ!」


 …そんなん知らんがな。ビバリーさんも、動いて無いと死んでしまう病の人ですか。てか、たくさん注文入ったじゃないですか。靴四足にベルト一本。シースが四つに手袋四双。半手甲が一つって、もう充分じゃないの?


「あ、半手甲だけと、留めるの何がいいかしら?紐だと結ぶの大変よね?」


「あのぅ、そもそも「はんしゅこう」はどんなもんなんでしょうか?」


「スリングショットの補助具がここにかかるでしょ?そこを保護するために、こう、革をぐるり巻くのよ。手の甲を守るから手甲。手首から肘までの長さは半手甲。半筒とも言うわね。肩まであったら長手甲。普通は内側に留め具がくるんだけど、補助具が内側に当たるから、下に留め具が来るようにするわ」


「留め具はどんなのが有るんですか?」


「紐にバックルに小鉤ね」


「楽なのは?」


「小鉤かバックルかしらね」


「…小鉤にしてください」


「解ったわ」




「まっさか、あれを選ぶとは」


「変な物に適性が有るものだ」


 口々に良いながらアドルフさんとロイさんが戻ってきた。


「チュールちゃんは何を選んだんですか?」


「小盾とジャマハダルだ」


「じゃま…?」


「ジャマハダル。これだ。こう握って突き刺すんだ」


 超接近武器じゃないですか。抜かれたときの武器だからいいのか?それに盾?


「異邦人は盾の扱いが巧いのかね?嬢ちゃんもやってみてくれないか?」


「盾を?」






「…嬢ちゃん、盾は武器じゃないぞ?いや、そういう奴もいるけどな?」


「…寧ろ動きの邪魔になってるな。付けるなら長手甲までじゃないか?」


「嬢ちゃんにさせてもあまり意味は無いと言ったろう?」


 皆様口々に好きなこと言ってます。まぁ、受けずに盾で当て身入れにいけば、そうも言われましょうよ。

 …だって、盾で受けても痛そうだし。痛いの誰だって嫌ですよね?



所持金146,004圓

財布0圓


【技能】技能ポイント5(335)+1

報酬経験値:3

メイン

調合レベル41/観察レベル34/歩くレベル17/採集レベル18/会話レベル17/柔軟レベル12/走るレベル1/杖術(短)レベル10/捌きレベル4/投擲術 (ボーラ)レベル4/投擲術(投槍)レベル2/投擲術(微塵)レベル2/掴むレベル9/結索レベル6/遠目レベル0/隠密レベル0/生活魔法レベル23/魔法(無)レベル22/魔法(土)レベル8/魔法(風)レベル7/魔法(水)レベル4/魔法(付与)レベル6/魔法(火)レベル2/魔法(治癒)レベル1/知識(道具)レベル14/知識(植物)レベル8/知識(武具)レベル5→6/知識(魔物)レベル5/知識(材木)レベル1/知識(動物)レベル1/木工レベル2/細工レベル3/鑿レベル0/玄翁レベル0/鉈(小)レベル2


サブ

筆写レベル6/読書レベル6/投擲術 (ブーメラン)3/投擲術(投石)レベル3/投擲術(投網)レベル0/水汲みレベル5/鍬レベル4/耕耘レベル4/料理レベル2/洗濯レベル2/裁縫レベル2/シャベルレベル1/栽培レベル1/知識(服飾)レベル2/知識(鉱物)レベル0/魔法(光)レベル1/魔法(闇)レベル1/木登りレベル0/蹴りレベル0/解体レベル0/鉈(大)レベル0/関節技レベル1/当身レベル0/受けレベル0/体術レベル0


取得技能



特技

加熱レベル4/冷却レベル1/焙煎レベル1/保温レベル1/脱水レベル1/乾燥レベル1/沸騰レベル1/破砕レベル2/圧搾レベル1


就職可能職業

学徒レベル12/魔術師(無)レベル8/魔術師(土)レベル8/魔術師(風)レベル8/毒師レベル2/薬師レベル2/学士レベル1/魔術師(付与)レベル8


魔法

生活魔法(88)

着火レベル1/照明レベル17/畜水レベル19/発熱レベル17/はたきレベル1/箒レベル1/保冷レベル1/保温レベル17/拭き取りレベル1/灰掻きレベル1/集塵レベル1/防滴レベル1/洗浄レベル5/脱水レベル1/ワックス掛けレベル1/磨くレベル1

無魔法(80)

空間把握レベル24/睡眠レベル15/簡易修復レベル3/麻痺レベル16/隠れるレベル1/野営レベル9/混乱レベル3/開錠レベル1/鑑定レベル2/気絶レベル3/罠解除レベル1/周辺警戒レベル2

土魔法(33)

穴掘りレベル10/隆起レベル7/鉱物探知レベル3/埋めるレベル1/拘束レベル11/砂かけレベル1

火魔法(11)

着火レベル1/火球レベル1/耐熱レベル9

風魔法(29)

送風レベル1/鎌鼬レベル13/追い風レベル10/消風レベル1/反射レベル1/風球レベル3

水魔法(22)

水球レベル11/散水レベル4/水中行動レベル7

光魔法(3)

照明レベル1/光球レベル1/消灯レベル1

闇魔法(3)

消灯レベル1/闇球レベル1/暗視レベル1

治癒魔法(15)

回復(微)レベル8/解睡眠レベル7

付与魔法(27)

耐睡眠レベル8/防御力強化レベル7/防御力低下レベル6/耐沈黙レベル2/速度強化レベル2/速度低下レベル2



☆新たに増えた


レベル30

職業

メイン:調合士レベル14/サブ:戦士(杖術)レベル6


体力363/330(+33)

魔力372/339(+33)

          

力:  24(+2)

知恵: 24(+2)

精神力:20(+2)

生命力:24(+2)

器用さ:25(+2)

素早さ:25(+2)

幸運 :26(+2)

ステータスポイント:0


★任意振り分け



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