本文91 シフォンさんの武器
「竹の枝払いを刃の方でしてはいけない」と指摘がありました。
竹については鉈の背の方で払わないと駄目だそうです。
よって89話の一部を変更しました。
読み直さなくても問題ないです。
「特に希望が無いなら、色々使ってみて、しっくり来るのを選ぶべきだな。あぁ、安心しろ。そこまで高いのは出さないからな。初心者用よりちょっとマシぐらいにしておくよ」
ロイさんはそう言うと色々取り出している。…う~ん。あんなに武器って種類有るんだね、と感心してしまうよ。
それらを木箱に入れるとアドルフさんに渡し、また裏庭に向かう。
ビバリーさんとドミニクさんは「ちょっと」と言って店を出て行ったけど、グスタフさんは見学していくみたいだ。…私の鉈の支払いまだですからね。払えなさそうな気がするよ。この場合持つのはグスタフさんになるのかな。木工で採集はしてないからな。って木工で採集って木材よね?大きな斧とか鋸になるの?…無いわ~。
裏庭でチュールさんに声を掛ける。
「シフォンさんはどうするって言ってましたか?」
「悩んでる。あの子血に弱いの。…運動も苦手なの」
シフォンさんが投石器で、明後日の方向に石を飛ばした所だった。
「投石器は投擲武器の中で、習得がかなり難しいとされてる物ですからね。私もやりましたよ」
かなり豪快にすっぽ抜けさせたのは、ついこの間だ。
「そうなの?」
「前に飛ぶようになっても、的に当てるのがまた難しいんですよ。私は早々に諦めました」
「へぇ。そうなんだ。簡単そうに見えるのにね」
「運動も苦手なら、シフォンさんも魔法使いになった方が良かったんじゃないですか?」
「私が、魔法使いやりたい!って言ったら遠慮したんだと思う。テイラーは剣しか眼中に無かったし、シザーがナイフを選んで、私が魔法を選んだから、弓にしたんだとは思うんだ。なんでもやりたいのしなよって言ったんだけど、特に無いからって」
「第二世界が、ここまでリアルスキル関係するって思わなかったのもあるんだと思う。他のゲームなら、アーツとかアクティブスキルとかで、問題無くなんでも出来たでしょ?初っ端に補助スキルが無いなんて初めてじゃない?」
「と言われても他のゲーム知らないんですよね…」
私の時代にVRゲームなんて無かったよ。
「そうなんだ。なら解らないか。…魔法もね、他のはもっと派手だったの。攻撃魔法も沢山あってね。まぁ、ここみたいに魔法使いがタンクするなんてのは不可能だけど。職業で装備出来るもの決まってたから。どんな職業であっても、どんな装備も出来るって言うのに惹かれて、これ始めたんだ。だから、何を武器にしても良かったんだけどね」
「前衛二人で剣とナイフで、後衛が魔法使いなら、前衛タンクか、タンクにもなれる僧侶、後衛の僧侶か付与って所ですかね?」
それでも微妙だよね。やはり6人パーティー最強?
「うん。シフォンちゃん治癒魔法覚えてるんだ。でも、しょぼすぎて使わないから、全然育たなくて…付与魔法の本は見つからなかったし。あ、私今回ちゃんと見つけてきたよ。司書さんに聞いて、見てきたもん」
…図書館利用ではそれが普通だと思ってたけど、まぁいいか。当てもなく棚みるのも楽しいからね。
「留めはオレに任せておけって、テイラーが言ったから、他の武器なんて考えもしなかった。群れに襲われたのなんて、あの時が初めてだし、今までPK可能な奴もやったことなくて、同じ異邦人にあんな事されるなんて思いもしてなかったから、魔力が切れたら、とか魔法が使えなかったら、なんて考えもしなかった。…ドロップじゃない入手方法があるのも」
「チュールさんは、魔法使いの杖でぶん殴る、って手も有りますけどね」
「え?…そうね。そんなのも有りなのか。あれで殴るか…保つかな?」
「杖の素材、強いのに替えたらどうです?棒術、お勧めしておきますよ。てか、魔法使いの杖、要ります?」
「…庚さんは持ってなかったね。無くても大丈夫なの?」
「無くても発動してましたよ?」
手ぶらの状態でも普通に発動してたよね?
「そ…うだった。魔法使いの杖は、魔法の威力をあげるんだけど、それだけなら別の武器考えてもいいのかも…。シフォンちゃんの武器決まってから考えてみる。…なんかお勧めある?」
「魔法使いタンク…は冗談として、そのままその杖で攻撃も出来るようにするのが一番楽でしょうが、杖は鈍器だから、堅いのには向かないんですよね。後衛が魔物に襲われるってことは、前衛が全滅したか、抜かれた時ですから、やはり仕留めれる武器のが良いんでしょうかね?…あそこの世界人の人達に聞いた方が良さそうですよ」
「…そうね。そうする」
話をしている間に大方使ってみたようだ。シフォンさんの虚ろな顔がちょっと気になる…。大丈夫?
「投槍器は悪く無いな。まぁ、これは素人にも扱い易いんだから、当然として。投擲なら投槍器とスリングショットだな。これよりランクの高い奴なら、もっと良い線行きそうだ。刃物も投擲では悪くは無かったぞ。ただ、振り回して投げる系はしんどそうだ」
「剣は刺突剣以外は全滅だな。投擲の刃物といい、狙いは悪くは無いんだな。これなら弓も慣れたらいけそうだ」
「盾も、もうちょっと怖がるのが無くなれば、悪くは無いんじゃろうがのう。如何せん腰が引けておる。前衛よりは後衛向きじゃの」
…トータルすると、直線で狙いを付けるのは悪くないってことですか。となると弓が向いてないのは、慣れだけの問題みたいだね。盾が悪くないってのは以外だけど、恐がりな分、避けるのが得意なのかも知れない。…タンクにはなれないだろうけど。
「で、どうだ?あんたはこれが使い易いとかあったか?」
「え、あの…そのパチンコみたいなのと、その細長い剣です。片手じゃなくて、両手で突き刺す奴です」
「スリングショットとエストックか。…よしちょっと待ってろ」
そう言うとロイさんは小刀(?)を出して、さっきの竹を加工し始めた。…薄型のナイフみたいなのと、太い針みたいなのを何本かずつ造ると、奥に行って別のスリングショットを持ってきた。
「これで、これらを打って見ろ」
あ、なんかいいな。面白そう。そうだよね。玉しか飛ばしちゃいけないわけじゃないよね。
おお!凄い。あんなに薄くても刺さってるよ!
「これ、凄い引きやすいです!…でも高そうですよね…」
「2,000圓だ。弾…じゃないな、これは…なんでもいいか。こっちは10個で20圓だ。今は竹で造ったからこの値段だが、素材を替えたら値段はあがると思え。後、稼働部分が多いし、その紐も定期的にチェックを入れた方が良いから、最低でも月に一回。よく使ったなら週に一度は持ってきた方が良い。完全に乾燥させると悪くなりやすいから、気を付けろ。たまに不乾性油を塗るといい。紐の値段は1,500圓だ」
半分以上紐の値段なのね。あれか?魔物素材なのか?
「不乾性油ってなんですか?」
「…刃物や弓でも使うんだがな…。メンテナンスを全然知らないのか。ツバキ油・オリーブ油・ソルタン油と言った、空気中でも固まらない油の事だ」
「ソルタンもなんですか?」
油は知ってたけど、乾性とか不乾性とかは知らなかった。
「あぁ。嬢ちゃんはソルタンの実を採集したとかいってたな。自分で用意するか?」
「一個からどれぐらい採れるのか、まだやってません」
倉庫に放り込んでるよ。入れ物ないしね。
「そうか。ツバキ油なら置いてる。この瓶で200圓だ」
「因みにその量でソルタンだと?」
「300圓だな。食用のオリーブ油でも構わんぞ?他の油を混ぜてなかったらだが」
「オリーブ油だと?」
「…食用のはこんな小瓶では売らないからな。…同じぐらいじゃないのか?」
「一回に使う量は?」
「あんまり塗ったらべったべたになっちまうだろうが。うっすら万遍なく伸ばせば良いんだよ。その前に勿論、汚れを落としてからだがな。しまい込む時はシースに入れっぱなしにするなよ?倉庫ならあまり問題は無いが、シースに入れるのは持ち歩く時だけ、しまう時はしっかりメンテナンスしてから、乾いた布で包んでしまうといい。その分場所取っちまうがな。嬢ちゃんの微塵も、たまに油塗った方がいいぞ?錆びるからな。常にポーチやら倉庫やらに入れてるなら、あまり錆びる事は無いんだが、少しずつでも悪くなるからな」
えっと。シースに入れてそのままボックスでは、よろしく無いんですね。思いっきりしてました。微塵も使ったままで放り込んでましたね。…反省します。
「…そうだな。納品を三日待てるなら、その時に、弓と残った矢と引き換えに、弾…めんどくさいな、針でいいか。針を30本ずつ付けよう。初回サービスだ。常に外に持ち歩いてるんじゃなければ、油は持ち込んだ時に塗れば良いから、自分でメンテナンスを覚えるまでは買わなくてもいいぞ。メンテナンス料含めて、一回5圓だ。どうする?」
「買います」
あれ?即答したのチュールさんだよ?
「ちょっと、チュールちゃん…そんなに払ったらお金無くなっちゃう…」
小声で抗議しているシフォンさん。
「だって、それ気に入ったんでしょ?そう言う顔してるもん。ここで買わなかったら、絶対後悔する!足りない分は私が出す。…私もドミニクさんに借金してる身だけど…。テイラーの武器だって足りない分皆で出したじゃない。シフォンちゃんのをそうしちゃいけない事は無いと思う!」
所持金146,004圓
財布0圓
【技能】技能ポイント3(333)+2
報酬経験値:3
メイン
調合レベル41/観察レベル34/歩くレベル17/採集レベル18/会話レベル16→17/柔軟レベル12/走るレベル1/杖術(短)レベル10/捌きレベル4/投擲術 (ボーラ)レベル4/投擲術(投槍)レベル2/投擲術(微塵)レベル2/掴むレベル9/結索レベル6/遠目レベル0/隠密レベル0/生活魔法レベル23/魔法(無)レベル22/魔法(土)レベル8/魔法(風)レベル7/魔法(水)レベル4/魔法(付与)レベル6/魔法(火)レベル2/魔法(治癒)レベル2/知識(道具)レベル13→14/知識(植物)レベル8/知識(武具)レベル5/知識(魔物)レベル5/知識(材木)レベル1/知識(動物)レベル1/木工レベル2/細工レベル3/鑿レベル0/玄翁レベル0/鉈(小)レベル2
サブ
筆写レベル6/読書レベル6/投擲術 (ブーメラン)3/投擲術(投石)レベル3/投擲術(投網)レベル0/水汲みレベル5/鍬レベル4/耕耘レベル4/料理レベル2/洗濯レベル2/裁縫レベル2/シャベルレベル1/栽培レベル1/知識(服飾)レベル2/知識(鉱物)レベル0/魔法(光)レベル1/魔法(闇)レベル1/木登りレベル0/蹴りレベル0/解体レベル0/鉈(大)レベル0/関節技レベル1/当身レベル0/受けレベル0/体術レベル0
取得技能
特技
加熱レベル4/冷却レベル1/焙煎レベル1/保温レベル1/脱水レベル1/乾燥レベル1/沸騰レベル1/破砕レベル2/圧搾レベル1
就職可能職業
学徒レベル12/魔術師(無)レベル8/魔術師(土)レベル7→8/魔術師(風)レベル7→8/毒師レベル2/薬師レベル2/学士レベル1/魔術師(付与)レベル7→8
魔法
生活魔法(88)
着火レベル1/照明レベル17/畜水レベル19/発熱レベル17/はたきレベル1/箒レベル1/保冷レベル1/保温レベル17/拭き取りレベル1/灰掻きレベル1/集塵レベル1/防滴レベル1/洗浄レベル5/脱水レベル1/ワックス掛けレベル1/磨くレベル1
無魔法(80)
空間把握レベル24/睡眠レベル15/簡易修復レベル3/麻痺レベル16/隠れるレベル1/野営レベル9/混乱レベル3/開錠レベル1/鑑定レベル2/気絶レベル3/罠解除レベル1/周辺警戒レベル2
土魔法(33)
穴掘りレベル10/隆起レベル7/鉱物探知レベル3/埋めるレベル1/拘束レベル11/砂かけレベル1
火魔法(11)
着火レベル1/火球レベル1/耐熱レベル9
風魔法(29)
送風レベル1/鎌鼬レベル13/追い風レベル10/消風レベル1/反射レベル1/風球レベル3
水魔法(22)
水球レベル11/散水レベル4/水中行動レベル7
光魔法(3)
照明レベル1/光球レベル1/消灯レベル1
闇魔法(3)
消灯レベル1/闇球レベル1/暗視レベル1
治癒魔法(15)
回復(微)レベル8/解睡眠レベル7
付与魔法(27)
耐睡眠レベル8/防御力強化レベル7/防御力低下レベル6/耐沈黙レベル2/速度強化レベル2/速度低下レベル2
☆新たに増えた
レベル30
職業
メイン:調合士レベル14/サブ:戦士(杖術)レベル6
体力363/330(+33)
魔力372/339(+33)
力: 24(+2)
知恵: 24(+2)
精神力:20(+2)
生命力:24(+2)
器用さ:25(+2)
素早さ:25(+2)
幸運 :26(+2)
ステータスポイント:0
★任意振り分け




