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第二世界  作者: 長月 萩
85/115

本文84 刃物

 解体(と言うか皮剥ぎ)を教えてもらい、山犬一頭の皮を剥いだ後、ビバリーさんとヨハンさんの山蜥蜴の解体を見物してから、お昼ご飯を食べに来た。


「思ったんだけど、庚ちゃん生皮どうするの?」


「それ、剥いでて思いました。皮剥いだらなめさないといけないし、なめした革は加工しないと意味ないですよね」


「なめしは結構時間かかるわよ。やる気があるなら教えるけど、革の加工までやる?」


「今の所その予定は無いんですよね…」

 調合と木工で一日中使ってるからな。そこに皮までやるとなると…


「解体は覚えてて損は無いが、無理にしなくてもいいんじゃないか?ビバリーはそれこそ狩るところからやるが、皮革職人でも、そこからやるのは少数だぞ?なめすはなめし職人にまかせて、加工だけの職人もいる。オレだって、狩りには行かないしな。今回は解体したが、既に解体された肉を使うことのが多いんだぞ?」


「全部自分でやるなら、職人なんて存在意味が無いじゃない。頼まれなきゃ、仕事無いのよ?私が全部やるのは、人に文句付けたくないからよ」


 それもそうだ。全部出来た方が良いけど、しなくちゃいけない事ではないよね。てか、なめし職人さんもいるんだ。

「ビバリーさんは革を持ち込まないと、依頼受けないって言ってましたよね?それはどういう状態で持ち込むんですか?」


「死体から受け付けるわよ。下手な剥ぎ方やなめし方されたものは使いにくいから、そんなのだったら、全部自分でやった方がましだもの。その分の手間賃は上乗せするけどね」


「…兎4羽と山犬9頭なら何ができます?」


「大抵の物はできるんじゃないかしら。でも、兎と山犬なら防具としてのランクはいまいちよ?」


「街で使う用だったら?」


「普段使いなら全く問題は無いわね」


「ビバリーさんに、靴二足頼んでましたよね?それとは別に更に二足頼んで良いですか?山犬と兎を使ってください。ヨハンさんの履いてるみたいな靴が良いです。足りますか?」

 ヨハンさんはモカシンみたいな靴を履いている。長さもくるぶしぐらいまでしかなく、脱ぎ履きしやすそうだ。


 実は装備で一番時間かかるのが靴だ。編み上げブーツで、しかも膝下までの長さがあるから、紐を締めていくのがとても大変だ。サンダルで歩き回るのはいい加減寒いので、これを履いているが、そうじゃなかったら履かないだろう。脱ぐのにも時間かかるんだよ。待ち歩き用なら、ここまで大層な靴じゃなくても事足りる。



「充分足りるわね。寧ろ使わない分のが多いわ」


「それで、明日も解体教えて貰いますが、解体した分もできなかった分も、全部ビバリーさんが引き取ってください。靴の代金からそれらの金額を引いて請求して貰う、と言うのはどうでしょうか?」


「それだと私が払わなくちゃいけないのよね~」


 そうなの?


「ロイの所に行く時、付いていくわ。ましな解体ナイフを買いなさいと言ったのは訂正する。でも仕留め用のナイフは必要だと思うのよ。あれしか刃物が無いならね。庚ちゃんの武器、山犬クラスならいけるけど、熊クラスになると留め刺せないもの」


 それは私も思ってました。はい。あまりやりたくないですけどね。


「グスタフと行動するなら、枝打ち用の鉈も必要になると思うのよね。今の所街から出てないみたいだけど」


 え?なんか変な方向に話が向かってるような。


「ナイフを選んで、それにあったシースを造るわ。でベルトね。山蜥蜴の革でって言ってたけど、庚ちゃん爬虫類革、気に入ってなかったわよね?革見本渡すから、それから選んで貰うのはどうかしら?」


 いや、もうビバリーさんが損しないならなんでもいいんですけどね。

「ナイフって、使ったことないんですが、そんなに良いのいりますか?」


「良い刃物は、切れる刃物の事よ。使い慣れてない人が、切れない刃物持ったら、よけい危ないのよ?変に力入れて滑らせて、怪我するのがオチね。あ、枝打ち用の鉈なら、別に切れ味は要らないけど。あれは叩き落とすのがメインだから。必要なのは耐久性の方ね」


 包丁ではそんな事聞いたことあるな。よく切れる方が良いってのは。でも、あまり切れすぎるのも怖い気もするんだけど…


「高いものじゃなくて良いのよ。まぁ、良い物は高い傾向があるのは否定しないけど。それとね、用途によって使い分けた方がいいわ。たまに色々組み合わせた物も有るけど、それしか持ち歩け無いならそれでも良いけど、そうじゃないでしょ?」


 確かに、ボックスには空きがある。耐久性重視の鉈では、留めは刺せないか。言われて見りゃそうだよな。包丁だって、三徳包丁ですます人も居れば、使い分けてる人も居る。いや、だけど、そんなに色々な刃物使い分けが出来るのか?包丁使い分けしてるのは大抵プロだよな?私には使いこなせない様な…。



「後は防具としての靴二足ね。なんか希望ある?」


「そもそも、どんな靴が有るかも知らないのでなんとも。あ、小鉤こはぜって有りますか?」



「小鉤?脚絆とか手甲に使う金具の事かしら?フックみたいに引っかける奴の事?」


「あぁ、それです。それを靴の留め具に使ったら弱いですか?若しくはベルトか」



「ベルト留めは有るわよ。小鉤は…革が柔らかくないと難しいわね。布靴ならいけるんでしょうけど…」


「なら一足ベルトにしてください」


「解ったわ。紐靴にベルト留めの靴、モカシン二足にベルトにシースね。モカシンは遅くなるわよ?なんせまだなめして無いもの」


「どれも急がないので大丈夫です」

 みたい、じゃないて、モカシンだったんだ。


 帰り掛けにヨハンさんから山蜥蜴の肉代。受け取ってびっくりした。40,000圓て!半額でも20,000圓じゃないですか!え?これで既に半額の値段なの!?更にびっくりだよ。山蜥蜴高いんだ。大きいのも有るだろうけど、山犬と比べると凄い差ですね。山犬、肉と内臓合わせて二頭で40圓だったよ?

 明後日から店で出すと言う、山蜥蜴のお肉が楽しみだ。藤色がどうなるんだろう?








「血生臭いな」


 ロイさんの店に入るなり言われました。そんなに臭う?自分では解らない。でも、臭いってずっと嗅いでると麻痺するからな。他人からはそんなに臭うものなのか。


「解体してたからね。明日もよ。庚ちゃんのナイフを見繕いに来たの」


「解体始めたのか。なら解体用か?」


「違うわ。ざっと覚えるだけで、こっちに任せて貰うことになったわ。仕留め用と枝打ち用よ」


「そうか。嬢ちゃんの武器がまた増えるんだな。確かに刃物は必要だろうが、使いこなせるのか?」


「はっきり言って自信無いです…」


「またって?杖と微塵以外にもあるの?」


 あ、ビバリーさんは知らなかったか。


「ボーラと投槍器持ってるぞ。木工で鑿と鉈が増えてるはずだ。まぁ、こっちは専用の道具はまだ持ってないが」


「鉈って言ってもそれ、細工鉈よね?留め刺せる物が皆無じゃないの…」


「言われてみれば、そうだな。…嬢ちゃん採集の時、なに使ってるんだ?」


「採集ですか?殆どしてないんですが、手でちぎるか、鎌ですけど」

 鎌で採集したのは薬草だけどね。


「…鎌か」


「手でちぎるって…」


 えっ、なんかまずかった?いや、鎌が武器にし難いのは解るよ。解ってますよ。でも、草刈るときには楽だよね?手でちぎるのは他に方法が無かったからなんだけど…


「嬢ちゃん、今まで採集した物は?」


「リカバとチョシルとソルタンと昼待草だけです」


「あぁ、それで…」


「そもそも、外に出てる様子も無いもんな」


「前回で二回目ですね」

 ずっと調合してたからね。別に出る必要も無かったし。


「狩りに行かないなら必要無いな」


「常に誰かと一緒なら、任せても良いけど、そうじゃないなら、持っておいて慣れた方がいいんじゃない?」


「今回お前、一緒だったんだろう?嬢ちゃんはどんな戦い方だったんだ?」


「魔法で動けなくさせて、撲殺だった。そもそも、必要なきゃ他の人に戦闘任せてたし。今回は人数多かったからかも知れないけど。積極的に武器出したの、たくさんの魔物に襲われた時だけだったわね。あれなきゃ、武器使わなかったんじゃない?」


「強盗が出たんじゃなかったか?」


「武器無しですませたわよ」


「そうか…。嬢ちゃんが外に出るならドミニクに頼まれるか、調合の素材取りの可能性が一番高いな。グスタフとドミニク呼んでこい。居なかったら仕方無いが」


 ええ!?

「なんで、わざわざ二人を呼ぶんですか?」


「あいつ等がどこまで嬢ちゃんにさせる気なのか、だな。戦闘面で期待されると、今の嬢ちゃんにはしんどいぞ?あいつ等自分の戦闘能力が高いから、割と無茶な所に行くしな」


 グスタフさんには崖登りの話をされたっけ。いや、あれはアドルフさんだったか?

 グスタフさんとドミニクさんは戦闘能力高いんだ…。







所持金146,004圓

財布0圓


【技能】技能ポイント2(332)+1

報酬経験値:3

メイン

調合レベル41/観察レベル34/歩くレベル17/採集レベル18/会話レベル15→16/柔軟レベル12/走るレベル1/杖術(短)レベル10/捌きレベル4/関節技レベル1/当身レベル0/受けレベル0/体術レベル0/投擲術 (ボーラ)レベル4/投擲術(投槍)レベル2/投擲術(微塵)レベル2/掴むレベル9/結索レベル6/遠目レベル0/隠密レベル0/生活魔法レベル23/魔法(無)レベル22/魔法(土)レベル8/魔法(風)レベル7/魔法(水)レベル4/魔法(付与)レベル6/魔法(火)レベル2/魔法(治癒)レベル2/知識(道具)レベル13/知識(植物)レベル8/知識(武具)レベル4/知識(魔物)レベル5/知識(材木)レベル1/知識(動物)レベル1/木工レベル2


サブ

筆写レベル6/読書レベル6/投擲術 (ブーメラン)3/投擲術(投石)レベル3/投擲術(投網)レベル0/水汲みレベル5/鍬レベル4/耕耘レベル4/鉈レベル2/料理レベル2/洗濯レベル2/裁縫レベル2/シャベルレベル1/栽培レベル1/知識(服飾)レベル2/知識(鉱物)レベル0/魔法(光)レベル1/魔法(闇)レベル1/細工レベル3/鑿レベル0/玄翁レベル0/木登りレベル0/蹴りレベル0/解体レベル0☆


取得技能



特技

加熱レベル4/冷却レベル1/焙煎レベル1/保温レベル1/脱水レベル1/乾燥レベル1/沸騰レベル1/破砕レベル2/圧搾レベル1


就職可能職業

学徒レベル12/魔術師(無)レベル8/魔術師(土)レベル7/魔術師(風)レベル7/毒師レベル2/薬師レベル2/学士レベル1/魔術師(付与)レベル7


魔法

生活魔法(88)

着火レベル1/照明レベル17/畜水レベル19/発熱レベル17/はたきレベル1/箒レベル1/保冷レベル1/保温レベル17/拭き取りレベル1/灰掻きレベル1/集塵レベル1/防滴レベル1/洗浄レベル5/脱水レベル1/ワックス掛けレベル1/磨くレベル1

無魔法(80)

空間把握レベル24/睡眠レベル15/簡易修復レベル3/麻痺レベル16/隠れるレベル1/野営レベル9/混乱レベル3/開錠レベル1/鑑定レベル2/気絶レベル3/罠解除レベル1/周辺警戒レベル2

土魔法(33)

穴掘りレベル10/隆起レベル7/鉱物探知レベル3/埋めるレベル1/拘束レベル11/砂かけレベル1

火魔法(11)

着火レベル1/火球レベル1/耐熱レベル9

風魔法(29)

送風レベル1/鎌鼬レベル13/追い風レベル10/消風レベル1/反射レベル1/風球レベル3

水魔法(22)

水球レベル11/散水レベル4/水中行動レベル7

光魔法(3)

照明レベル1/光球レベル1/消灯レベル1

闇魔法(3)

消灯レベル1/闇球レベル1/暗視レベル1

治癒魔法(15)

回復(微)レベル8/解睡眠レベル7

付与魔法(27)

耐睡眠レベル8/防御力強化レベル7/防御力低下レベル6/耐沈黙レベル2/速度強化レベル2/速度低下レベル2



☆新たに増えた


レベル30

職業

メイン:調合士レベル14/サブ:戦士(杖術)レベル6


体力363/330(+33)

魔力372/339(+33)

          

力:  24(+2)

知恵: 24(+2)

精神力:20(+2)

生命力:24(+2)

器用さ:25(+2)

素早さ:25(+2)

幸運 :26(+2)

ステータスポイント:0


★任意振り分け


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