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第二世界  作者: 長月 萩
74/115

本文73 結索

「近くの村ですか?どれぐらいかかりますか?」


「ん?荷物無きゃ一時間もかかんねぇが、帰りは材木が有るからな。道も悪いし二時間ぐらいかなぁ」


「だったら、私達が行きます!荷物ならボックスに入れたらいいし、行きも帰りも荷物無しで済みます!」


 これもクエストイベントなのかね。シフォンさん張り切ってます。


「そっかぁ?でも道解んねぇだろ?オレも行くよ。他に誰が行くよ?」


「「「はい!」」」


 皆さん張り切ってますね。


「そんなにぞろぞろ行かなくてもいいんじゃねぇのか?まぁ、いいか。じゃ、とっとと行こうや。こっち頼むわな」


「二時間もこのまんまで、豚と鶏大丈夫ですか?」

 また、村の中に戻られても困るけど、このままなのはちょっと…。


「良くないのう。幸い壊された箇所は出入り口付近のみじゃし、荷車で塞いで、見張るしか無いかのう…」


 餌でも持ってなかったら基本人には近付いて来ないらしい。鶏と豚ってことは食料なんだから、懐かれても困るよね。手分けして縛ってるのを解いて周り、荷車を横倒しにして壊された箇所を塞ぐ。


「こんなもんでいいじゃろう」


「村の中や畑に被害は無かったんですか?蚕畑以外の畑とか」


「野菜がちょっと荒らされたようじゃが、魔法使えるもんがそっちに行っておって、たいしたことは無いようじゃ」


 それなら良かったですね。ところで

「結構コボルトがいるみたいなんですが、製糸作業は良いんですか?」


「気付いておらんかったか?ここに居るのは大半子供じゃよ。家畜の世話は子供らの仕事じゃ」


 なんと。…解んないわ。身長、大人とあまり変わらないよ。たまにいる、あきらかに小さいのは子供かも、とは思ってたけど。


「怪我人は出なかったんですか?」

 豚はかなりのスピードで走ってたし、鶏もつつかれたらかなり痛そうだ。


「コボルトは素早いからの。一人が転けてすりむいたぐらいじゃよ」


 それは何よりです。そしてもう一つ気になってることが。

「黒鶏と角豚って獣なんですか?魔物なんですか?」


「獣じゃよ」


 角有るのに獣なんだ。あまり大人しい生き物は魔物に食べられるし、生き残ってるのは強い生き物が大半なのかな。…人類は凄いよね。いや、現実で魔物が普通にいたら、人類は生き残れなかったかもしれないけど。




「それにしても暇じゃのう。こう、何もすることが無いのも困るのう…」


「そうですね…」

 ぼーっとしてるのも悪くないが、二時間もとなると暇を持て余す。寝ちゃダメだしね。

 グスタフさんはさっきまで縄を纏めたり、軟膏片手に家畜を見て回ったりしてた。グスタフさん、動いてないと死んじゃう人種ですか?


「…嬢ちゃんは〔結索〕を持っておったの」


「今回ので1増えましたよ」


「異邦人は縛ったり、結び付けたりが下手なもんが多いんか?途中でほどけて、また逃がしたりが、度々あったんじゃが」


「そ、うかもしれません。一部の人を除いて、縛ったり結び付けたりは余りしないですね」

 私もしたこと無いよ。仕事に使う人じゃなきゃ、アウトドア好きとか、スカウト出身とかそんな人ぐらいじゃない?


「木登りもしたこと無いと言っておったし、異邦人は割と裕福な家の出のもんが多いんかいのう?家畜もおっかなびっくり触っておったじゃろ?角豚はそう一般的な家畜では無いが、黒鶏なんかは普通の家の庭でも飼っとると言うのに」


「裕福…そうですね、ちょっと違うんですが、そう思って貰って構わないと思います。生活や生計をたてる知識は小さな子供並みに無いと思ってください」


「小さな子供か。となると嬉々として外に出て行くのも、冒険してみたい子供と一緒かの?」


 言い得て妙だわ。ゲームを楽しんでるんだから、そうだよね。…大人もやるけどね。生活に追われずにゲームが出きるってことは裕福なんだよね。

「そう言う事ですね」


「なるほどの。じゃが、生存技術が戦闘力のみでは色々と大変になるじゃろうにのう。必要になってから技能を取ればいいと思っておるんじゃな?成長の速い異邦人ならではの考えじゃの」


 肩を竦めるしか出来ませんね。




「嬢ちゃんも縄の使い方は知らんのか?」


「知らないですね」


「覚えるかの?」


「覚えたいです」


 と言うことで縄結び口座が始まりました。



「一番大事なのは正確に結ぶ事じゃな。今回なんぞは、人もたくさんおったから良かったが、いつもそうとは限らんからの」


「次に用途に合った結び方が出来ることじゃ」


「この二点と後は速さじゃな。農作業では多少ゆったりとしても問題無いが、いざと言うときにもたもたしておったら自分の身が危ないからの。正確に結び方を覚えたら、繰り返し練習して、手早く結ぶ練習をするんじゃ」



「これが「止め結び」。これが出来んもんはおらんじゃろ」


「次に「8の字結び」。輪っかを作ったら一度向こうに縄を回してから輪に通すんじゃ。止め結びより結び目が大きくなり、解くのも楽になるんじゃよ」


「「本結び」じゃ。ここで行って帰ってきてるのが解るかの?これが向こうに行ってしまっては、引っ張った時に緩んできてしまう」


 本結びは解ります。帯の締め方と同じですから。


「「つぎ結び」太さの違う縄を接ぐときに使うんじゃ。間を通してから巻くようにして、輪に通す。これをもう一度ここを巻けば「二重つぎ結び」じゃ」


 む、ややこしくなってきた。


「「もやい結び」じゃ。輪っかに通して、巻いて輪っかに戻す」


 む?こう?あれ?


「捻りが反対じゃの。それでは結べん。こっちじゃ」


 こうやって、こう!


「そうじゃ。これは基本の基本じゃ」


「「二重8の字結び」もやい結びより、こっちのが結び目が強固じゃの」


 えっと、こうやって、こう?


「嬢ちゃんは右利きじゃの。処理する端を右手に持つほうが解りやすいぞい。それと輪を造る時は、上に置くんじゃ。輪の巻きが反対だと結べないんじゃ」


 あぁ、常に同じ方向にすればいいのか。



「「腰掛け結び」じゃ。もやい結びと同様に輪を造るんじゃが、これは輪が二つ出来る。崖降りる時はこっちのが安心できるの。片方を腰に、片方を肩に通すんじゃ。縄を半分にしてこう輪を作り、こう通す。ここを少し締めて、二重の輪を一重の輪に通して、ここを引いて輪の大きさを決め、こっちを引っ張って締めるんじゃ」


 あれ?これがこうなって、こっち?


「「よろい結び」造った輪をずらしてできた輪にここを通す」


「「蝶結び」は「よろい結び」より強固じゃ。輪を同じ方向にもう一度捻る。輪の先端を向こうから、この輪の先端に通すんじゃ。両端を引っ張れば引っ張るほど結び目が強固になるの」


 蝶々結びとは違うのね。



「「引き解け結び」じゃ。この輪からこう輪を取り、それをたくさん作る。これが「連続引き解け結び」じゃよ」


 これも解るぞ!連続の方はかぎ針編みの基礎と一緒だしね。



「次は物を結ぶ結び方じゃ。「ひと結び」。これも簡単じゃな。もう一度ひと結びをすると「ふた結び」じゃ」


「「自在結び」じゃ。その名の通り長さの調整が出来る。ひと結びして、ひと結び、回してもう一度ひと結びじゃよ」


「「巻き結び」これも基本じゃの。こう巻いてここに戻る」


「縄を輪っかの状態にして「ひばり結び」じゃ」


 むむ!頭がこんがらがってきたぞ?



「まだまだ有るんじゃが、とりあえずはこれくらいにするかの」


 とりあえずが多すぎます!えっと、17種類?既に出来るの除いて11種類もあるぞ?基本と言われたのは、もやい結びと巻き結びか。もう既に忘れた結び方があるような…。誰か図解本を私に下さい。



「繰り返し練習して覚えるしか無いの。最低でも、本結び、は出来ておるから、8の字結び、巻き結び、自在結びにもやい結び、一重つぎの五つは覚えると良い」


 身体で覚えるって奴ですね。

 結んで解いて、結んで解いて。二時間があっという間でした。もやい結びも覚えたけど、明日できるかはかなり怪しいかもです。




 その後アドルフさん達が戻ってきて、柵を造るのを手伝い午前中は終わった。


 「角縛り」と「筋交い縛り」が追加されました。これ、力無いと締めらんないよね…。


所持金6,004圓+(220,000圓+11,800圓)

財布0圓


【技能】技能ポイント9(327)+3

報酬経験値:3

メイン

調合レベル41/観察レベル33/歩くレベル17/採集レベル18/会話レベル15/柔軟レベル12/走るレベル1/杖術(短)レベル10/捌きレベル4/関節技レベル1/当身レベル0/受けレベル0/体術レベル0/投擲術 (ボーラ)レベル4/投擲術(投槍)レベル2/投擲術(微塵)レベル2/掴むレベル9/結索レベル3→6/遠目レベル0/隠密レベル0/生活魔法レベル23/魔法(無)レベル22/魔法(土)レベル8/魔法(風)レベル7/魔法(水)レベル4/魔法(付与)レベル6/魔法(火)レベル2/魔法(治癒)レベル1/知識(道具)レベル13/知識(植物)レベル8/知識(武具)レベル4/知識(魔物)レベル5/知識(材木)レベル1/知識(動物)レベル1

サブ

筆写レベル6/読書レベル6/投擲術 (ブーメラン)3/投擲術(投石)レベル3/投擲術(投網)レベル0/水汲みレベル5/鍬レベル4/耕耘レベル4/鉈レベル2/料理レベル2/洗濯レベル2/裁縫レベル2/シャベルレベル1/栽培レベル1/知識(服飾)レベル2/知識(鉱物)レベル0/魔法(光)レベル1/魔法(闇)レベル1/細工レベル3/木工レベル2/鑿レベル0/玄翁レベル0/木登りレベル0


取得技能



特技

加熱レベル4/冷却レベル1/焙煎レベル1/保温レベル1/脱水レベル1/乾燥レベル1/沸騰レベル1/破砕レベル2/圧搾レベル1


就職可能職業

学徒レベル12/魔術師(無)レベル8/魔術師(土)レベル7/魔術師(風)レベル7/毒師レベル2/薬師レベル2/学士レベル1/魔術師(付与)レベル7


魔法

生活魔法(88)

着火レベル1/照明レベル17/畜水レベル19/発熱レベル17/はたきレベル1/箒レベル1/保冷レベル1/保温レベル17/拭き取りレベル1/灰掻きレベル1/集塵レベル1/防滴レベル1/洗浄レベル5/脱水レベル1/ワックス掛けレベル1/磨くレベル1

無魔法(80)

空間把握レベル20/睡眠レベル15/簡易修復レベル3/麻痺レベル16/隠れるレベル1/野営レベル9/混乱レベル3/開錠レベル1/鑑定レベル2/気絶レベル3/罠解除レベル1/周辺警戒レベル2

土魔法(33)

穴掘りレベル10/隆起レベル7/鉱物探知レベル3/埋めるレベル1/拘束レベル11/砂かけレベル1

火魔法(11)

着火レベル1/火球レベル1/耐熱レベル9

風魔法(29)

送風レベル1/鎌鼬レベル13/追い風レベル10/消風レベル1/反射レベル1/風球レベル3

水魔法(22)

水球レベル11/散水レベル4/水中行動レベル7

光魔法(3)

照明レベル1/光球レベル1/消灯レベル1

闇魔法(3)

消灯レベル1/闇球レベル1/暗視レベル1

治癒魔法(11)

回復(微)レベル5/解睡眠レベル6

付与魔法(24)

耐睡眠レベル8/防御力強化レベル7/防御力低下レベル6/耐沈黙レベル1/速度強化レベル1/速度低下レベル1



☆新たに増えた


レベル29

職業

メイン:調合士レベル13/サブ:戦士(杖術)レベル5


体力352/320(+32)

魔力363/330(+33)

          

力:  23(+2)

知恵: 24(+2)

精神力:20(+2)

生命力:24(+2)

器用さ:24(+2)

素早さ:25(+2)

幸運 :25(+2)

ステータスポイント:0


★任意振り分け


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