表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第二世界  作者: 長月 萩
41/115

本文40 生活用品の充実

誤字訂正しました。

「日本酒」×→「日本茶」○です。

「次は台所ね。…本当に何にも無いのよね」


 呆れられたように言われてしまった。コップも水筒も買い忘れたので、文字通り皆無だ。

「料理する予定は今の所無いんで、無くても困らないですよ」


「…そうなの?でもお茶ぐらいは入れられた方がいいんじゃない?必要なのは…薬缶とポットとコップね。ポットごとボックスに入れちゃえば冷めないわよ。日本茶と紅茶どっちがいい?日本茶なら煎茶か焙じ茶、紅茶は…悪いけど一番安いブレンドになるわね。煎茶もそんなに良いものでは無いわ。番茶よりまし、ぐらいかしら?まぁ番茶が好きな人もいるからこういう言い方は良くないんだろうけど。玉露とか抹茶もあるんだけど、それは贅沢品だからごめんなさいね。この辺拘ると値段が上に行くのは現代リアルと同じなのよ。紅茶の種類とか産地とか」


 煎茶は緑茶よね?番茶は?焙じ茶は焙煎してあるんだっけ?

「あ~、その辺全く詳しくないので煎茶か焙じ茶が良いです」


「焙じ茶は沸騰させたお湯そのままポットに注いで良いけど、煎茶は90℃~80℃に冷ましてからじゃなきゃダメよ?湯のみに注いでからポットに入れるのが一番ね」


「…焙じ茶にしてください」


「焙じ茶の茶葉は水100に対して1よ。まぁ濃い薄いは好みで加減して。熱湯注いでから30秒程までば良いわよ。…そうね入れたお茶用の容器も必要ね」


 すみません。お茶の入れ方なんかさっぱり解りません。玉露が60℃ぐらいというのは聞いたことがあるけど、どれぐらい蒸らすとかさっぱりです。


「私はコーヒーが無いと目が覚めないんだけど、コーヒーはちょっと贅沢品なのよね。道具も結構必要だし。コーヒーは好き?」


「はい。でもブラックコーヒー飲み過ぎると胃が痛くなるので牛乳も欲しくなります」


「居るわね、そういう人。余裕ができたら、港の並びのシャスカの店に行くといいわ。喫茶店なんだけど、豆も道具も売ってるわよ。牛乳も扱ってるわ」


「覚えておきます」

 港のシャスカさんの喫茶店ね。…余裕が出来るのはいつになるやら。…道具買わないまでもコーヒー飲みに行くのは良いかもしれないな。


「調理器具は本当に要らないの?」


「すぐさま必要という物ではないですね」

 それを言うならお茶の道具もだけど。料理しない以上贅沢品になるだろう。


「後は…薪が居るわね。火がおこせないならお湯も沸かせないものね。外に出るなら枯れ枝拾いつつ動けばいいんだけど、そういう訳にはいかないのよね…」


 …薪ってしっかり乾燥させないといけないのよね?乾燥させるのは割る前?後?それすらよく解らない。…いっそ薪使わず〔発熱〕と〔加熱〕ですませるのはだめなんだろうか?〔加熱〕だと…駄目だ沸騰するまで魔力保たないや。〔発熱〕はどうなんだろう?消費魔力は3と少ないし同じように5℃刻みなら魔力も足りる。〔保温〕かければ更に5分間沸騰させ続けられるわけだよね?どうなのか聞いてみる。


「〔生活魔法〕覚えたのね。確かに〔発熱〕は〔加熱〕と一緒よ。違いは魔法か特技かなだけ。それでいけるわよ。なら台所の火は要らないわね。…でも今は良いけど冬は暖炉無いと寒いから用意しておくべきよね。取り敢えずひと冬分は必要ね」


「〔発熱〕と〔加熱〕だけど、レベル5ごとに温度は5℃、時間は1分伸びるわ。つまりレベル60になればいきなり沸騰させられるのよ。ついでに温度は加熱可能温度内で任意に出来るわ。まぁレベル60まで育てるの結構大変だけどね。ま、調合鍛えれば〔沸騰〕の特技もあるからそこまで育てなくても良いわよ、っとこれは内緒ね?」


 可愛くウィンクされました。しかめっ面にならなくウィンク出来る人は練習したんだろうか?っていっつも思う。…〔沸騰〕が特技にあるのか。レベルどれぐらいかな。


「コップは3客もあればいいかしら?台所はこんなもんかしら。次行きましょう」


 サーシャさんはそう言うと洗面所に向かってます。


「タオルはさっき言ったわよね。後は石鹸と歯磨きと基礎化粧品ね。残念ながら現実の市販品と同じようなものは無いのよ」


 いや、言われなくてもそれぐらいは解ります。市販品は色々入ってて難しいだろう。成分表みても何がなにやらさっぱりなものが沢山入ってる。あったらびっくりだよ。

「基礎化粧品は贅沢品に入らないんですか?てか基礎化粧品てどこまでですかね?」


 まじまじと見られました。…そんなにおかしいこと言ったかな?

ここにくる前は化粧水と乳液ぐらいは使ってましたけど、無きゃ無いで仕方ないかと思ってたんだけど。あぁ、でも化粧しないと外にでない人にとっては全部が基礎化粧品なのかな?


「…石鹸は米糠石鹸よ。全身に使えるわ。化粧水も米糠。グリセリンと日本酒と水出てきてるの。乳液とクリームの代わりにシアバターを渡すわ。肌に合わないとか、匂いがダメとかあったらすぐ言って。変えを用意するから」


「シアバターってて聞いたことはあるんですが、どう使うんでしょう?」


「顔に塗るなら1円玉の半分ぐらいの量ね。付けすぎるとベタベタになるわよ。髪に塗れば艶もでるわ。勿論身体のどこに使っても大丈夫」


 ほほぅ。万能なんですね。シアバター。どんなもんかさっぱり知りませんけど。


「その他の化粧品は贅沢品扱いだからこっちで用意する事は出来ないわ。ごめんなさい」


「いやいや、元々使わないんで構いませんよ」


「…化粧しないとは聞いたけど、本当にしないようね。日焼け止めも使ってなかったの?」


 使ってなかったですね。持っては居たんだけど、塗り忘れる事のが多くて半分以上捨てる羽目になったりしてましたね。実は乳液も夏場は殆ど使ってなかったりします…。


第二世界ここは割と乾燥してるからシアバターは使った方が言いと思うわよ」


 ため息と共に言われてしまいました。


「…歯ブラシはあるんだけど、これまた贅沢品なのよね。虫歯菌の設定は組んでないから、虫歯の心配は無いと思うけどしないのも気持ち悪いわよね。歯木ってのがあるんだけど…」


「あ、買いましたよ。歯ブラシは大丈夫です」


「そう?なら洗面所はこれで終わりね。渡したのは米糠石鹸だけど、贅沢品としてならもっと匂いのいいものもあるわ。香水も化粧品もね。ただ、街の外にでるときには勧められないわ。匂いがきついと魔物にタゲられるから」


 フローラル系で虫に集られるようなものですね。虫より魔物のが怖いけど。虫の魔物を想像してちょっと身震い。あまり大きな虫は嫌だ。…多分居るんだろうけど。


「洗面所はこんな物かしらね。っとトイレなんだけど…」


 そこで言葉を切って木下さんの方を伺う。木下さんソファーに座りっぱなしで完全空気です。一体何のためにいるのやら、と言う気もしますね。


「あなた生理って順調にある?前いつなったか覚えてる?」


 あぁ、そんな問題もありました。確か終わったばかりでほぼ1ヶ月周期だから来たとしてもまだ先の話と放置してましたよ。


「来ないかも知れないけど、来るかも知れないのよね。これも現代のような性能の良い物は用意出来ないわ。でも布ナプキンを普及させてあるの。…生理現象を全て再現させるって話もあってね。それならこれぐらいは用意しておかないと、女性客が来ないわよって言って正解だったわ。来なくても返す必要が無いわ。もっと必要になったら連絡してちょうだい。店売りのより良いの渡すから、替えが必要になったら連絡してちょうだい。これに関しては贅沢云々言わせないから!これだけは今ここで渡すわよ。説明書つけてあるから後で読んで。解らない事があったらメール頂戴」


 渡されたのは蓋付きのホウロウの…鍋じゃなくてたらいかな?開けたら中に折り畳んだ紙とその下に布がぎっしりつまってる。大変ありがたいことです。…正直来ないのが楽でいいんですけどね。こればっかりは選べ無いからね。お礼を言ってボックスに入れる。


「トイレットペーパーも10巻き用意したわ。替えは雑貨屋と下水屋に売ってるわよ」


「あ、トイレットペーパーは既に自分で買いましたけど…」


 ジロリとねめつけられました。はい。受け取ります。受け取らさせていただきますとも!

 心の声が聞こえたのかにっこり笑うとソファーに戻って行きました。私もソファーに座る。


「残るは大物ね。薪だけど、庭に薪小屋設置するわよ。後で場所決めて頂戴。乾燥させたら倉庫にしまってもいいんだけど、本来なら1年は乾燥させた方がいいのよ。ある程度乾燥したのを用意するけど外に出しておいた方がいいわ」


 薪小屋…想像つかないんですが。そもそもひと冬分の薪も想像つきません。どれぐらいなんだろう?乾燥って日に当てたりひっくり返したりしなくて良いんだろうか?後で説明してもらおう。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ