本文31 役所
おはようございます。意外とぐっすり寝れました。寝なくても良いけど寝ても良いんだね。8時間寝てしまいました。いや、健康の為には良いことなんでしょう。そう言う概念が有るのかどうか知りませんけど。
お店はまだ開いてない時間何だろうけど散歩がてらでますかね。遠いから止めようと思ってけど、港まで行っても良いかも知れない。役所は24時間開いてるし、まずは納品しようかな。
人が少ないと思ったら現実では深夜だからか。学生さんとかはもう寝てるんだろうね。てか、寝てないと駄目だよね。
役所も人が少ない。さてと、どこに行けば…総合受付がある。あそこで聞きますか。
「おはようございます。ご用件をお伺いします」
「おはようございます。ポーションの納入に来たんですが、どうすればいいですか?」
「ありがとうございます。依頼表はお持ちですか?」
そんなの要るの?聞いてないですよ。
「無いです。グスタフさんの代理で来たんですけど…」
「〔薬師〕のグスタフ様ですか?それでは納品窓口にお願いいたします。向かって左の端です」
「ありがとうございます」
ふむ。銀行みたいだね。並んでないけど。
「おはようございます。グスタフさんの代理でポーション納めにきました」
「おはようございます。ありがとうございます。こちらにお出し願えますか?」
カウンターに置けばいいの?
「2箱ですね。品質を確認しますので、少々お待ちください。……はい、〔回復ポーション(5級)〕48本確認いたしました。此方の納入表にサインをお願いします」
はや!〔鑑定〕の技能かな?ところでサインて私のでいいの?グスタフさんが役所から依頼されてるはずなんだけど。
「納入しに来た方のサインをお願いします。グスタフ様の依頼分と言うのは伝えておきますので」
「そうなんですか。…はい、書きましたよ」
「では、ポーション代の4,800圓と依頼料の500圓です。受領表にサインをお願いします。そして次の依頼分の瓶と栓です」
!一本100圓もするの?
「ポーションって幾らで売ってるんですか?」
「標準価格は300圓で販売しております。買取値段が三分の一なので安すぎると言う苦情もあるのですが、あまり高く買い取れないのです。申し訳有りません」
「三分の一で買い取りして更に依頼料まで払って、瓶や栓も別に購入してるんでしょう?役所赤字になりません?」
普通原価率は三割程度に納めるべきなはずだ。規模が大きいならもっと低くするはず。瓶と栓が幾らか知らないけど、リサイクルしてるにしたって買取値段が高過ぎるんじゃないだろうか?どう考えても瓶の単価のが高いはずだ。なのに三割を中身だけに使ってるよ。普通のお店と役所では違うけど、税金で動かしてる役所こそ原価率を下げるべきなんじゃないの?
予算を使い切るためにする、年度末の公共工事は必要無いと思いますよ?あれはあれで就労援助とかになってるのかもだけど。
「ご理解いただきありがとうございます。正直申しまして低等級ポーションは割に合いません。ですが低等級ポーションは最低限の生命線でもあるので販売値段をあげる訳には参りません」
おおぅ。年々年金の支給額を下げる国に聞かせてやりたいですよね。生活必需品にまで、高い税金かけるような国にも。なのに借金額は増えていく。どういうこっちゃ。返せるあての無い借金はしたらいかんのですよ。
…人様の好意で生活してる私の台詞では無いですね。ごめんなさい。早く自立出来るよう頑張る所存です。
とか考えてたら納品窓口さんはにっこりと微笑んで言った。
「その分可能なところでしっかり納めていただいてますので、役所が赤字で首が回らなくなることはございません。『全て』の物品の買取値段が販売値段の三分の一です。ポーションの瓶と栓はこちらから依頼する方にしかお渡ししておりません」
「自主的に持ち込む人には渡さない?」
「役所からの直接依頼は、一定数以上納めていただいた実績のある方に依頼する事になっております。今回はグスタフ様の依頼分と言うことでお渡しいたしました」
一見さんお断りでしたか。となると瓶と栓は自力調達?ならば原価率三割ちょい。問題は瓶と栓が幾らかだな。足がでるようだと異邦人の納入は無いな。
「そう言えばさっき『依頼表』があるか聞かれたんですが、『依頼表』ってなんですか?」
「あちらの壁に貼ってあるのがそうです。依頼表を剥がして、窓口に持って行き、依頼を受諾していただきます。…すみません次の方がいらっしゃったようです。説明は総合受付で承りますので、続きは総合受付でお聞きください」
振り向くと並んでる人が何人か。ごめんなさい。納品窓口さんと並んでる人に謝りつつ窓口を離れ、総合受付に向かう。
「ご質問ですか?」
さっきもそうだったけど、こちらが口を開く前に聞いてくる。しかもすごく聞き取りやすい声で。図書館もだし、受付の人達スキル高いです。
「依頼表について教えてください」
「依頼表を窓口まで持って行き、依頼の受諾契約をします。窓口は納品窓口以外ならどこでも構いません。受諾する際、依頼表にサインをしていただきます。これで受諾契約が完了したことになります。依頼が達成されたら、依頼表にその旨記載されますので窓口に提出していただいて、依頼完了となります。提出するものがあれば納品窓口に納品と共に依頼表を提出していただければ、依頼完了になります」
「何らかの理由で依頼した件を破棄される場合も窓口にお願いします。自己都合で依頼を破棄された場合は違約金をいただきます。依頼主が受諾契約が済んだ後に撤回した場合は、依頼主に違約金が発生します」
「依頼は窓口で承ります。依頼内容と提供報酬が見合わない依頼はお断りする事が有ります。また、依頼期間に無理が有る場合もお断りする事が有ります。依頼される場合は余裕を持って依頼してください。緊急の依頼は報酬が高額になります」
「依頼内容と実際の依頼が大きく異なった場合、窓口で報告をしてください。役所にて精査の上依頼主に非があった場合は依頼主に違約金の支払いが発生します。受諾した者が虚偽の申告をしたとされた場合も申告をしたものに違約金が発生しますので、依頼内容はしっかりお確かめの上受諾してください」
「依頼表を無くしたら?」
アイテムボックスに入れてれば無くさないとは思うけどね。
それにしても勝手に記載とは凄い。ギルドカードとかそんなワンダバ仕様多いよね。そんな感じかな。
「気付いた段階で申し出ていただければ、再発行致します。手数料50圓をいただきます」
「わっかりました。ありがとうございます。納品時以外はどの窓口でもいいんですね」
「はい。このシステムは別の街でも全く同様です」
皆システム覚えたら総合受付に来る人っていなくなるんじゃないかな?日本の役所の窓口みたいに沢山あるわけでも無さそうだし。まぁでもあってくれて助かりました。お姉さん仕事頑張ってください。
役所を後にして、買い物!と思ったけどまだお店開いてないね。まだ8時だからな。散歩がてら海でも見に行きますか。船泊まってないかな。どんな船だろう?帆船かな?青い海に白い帆の船。いいよね~。面してる海がどんなんかにもよるか。内海ならあまり大きな船はいないだろうしね。
広場に結構人がいますね。真夜中のはずなんですが。服装からして異邦人何だろうけど。あ、あそこなんか揉めてるみたいだ。近付かないようにしよう。
「あ、あんた、昨日訓練所にいた棒使いだよな!?」
近付きたくないのに声かけられました。聞こえない振りしていいですか?
「テメェか!剣が使えないとか言ったのは!オレと勝負しろ!」
誰がそんなこと言いましたか。人の発言を捏造しないでいただきたい。てかこうやって絡まれるのもテンプレだよね。
所持金118圓+4,800+500(2,400+500は預り金)
【技能】技能ポイント10(49+1)
メイン
観察レベル5/生活魔法レベル3/会話レベル4→5/歩くレベル7/柔軟レベル2/受けレベル0/杖術(短)レベル3/関節技レベル1/筆写レベル4
サブ
採集レベル2/体術レベル0/知識(植物)レベル2/読書レベル5/魔法(土)レベル1/調合レベル6/魔法(無)レベル2/捌きレベル1/当身レベル0
取得技能
知識(材木)レベル0/水汲みレベル0/知識(武具)レベル0/知識(服飾)レベル0/知識(道具)レベル0/料理レベル0/魔法(火)レベル1
魔法
生活魔法(10)
着火レベル1/照明レベル5/畜水レベル1/発熱レベル1/はたきレベル1/箒レベル1
無魔法(7)
空間把握レベル3/睡眠レベル1/簡易修復レベル3
土魔法(3)
穴掘りレベル1/隆起レベル1/鉱物探知レベル1
火魔法(3)
着火レベル1/火球レベル1/耐熱レベル1
取得可能技能
装備
防御力:16
女性用下着(上下・M・作ドミニク):防3
黒いタンクトップ(作ドミニク):防4
チャコールグレーのハイネック(作ドミニク):防4
黒いズボン(作ドミニク):防4
革のサンダル:防1




