表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
第二世界  作者: 長月 萩
27/115

本文27  帰り道

25話を飛ばして26話を投稿してました。

25話を入れ込んでます。

気付くのが大変遅くて申し訳ないです。

「なんだい、嬢ちゃんはあーゆー男が好みかい?」


 戻ったらアドルフさんに聞かれました。いるよね。何でもそっちに繋げたがる田舎のおっちゃん、おばちゃんとか女の子とか。おっちゃんとおばちゃんと女の子のメンタリティは同じなんだろうか?


「違うわよ。この子、坊やのこと出来の悪い弟見るような目で見てたもの」


 ビバリーさん、それはフォロー?てか私そんな目してた?


「この子の趣味、多分引き出しの多い男よ。あんな素直な坊やじゃ物足りないわよ。ね?」


 いや、同意求められても。それビバリーさんの趣味じゃないですか?否定はしませんがね。

「私の男の趣味は置いときまして、グスタフさんのその他色々が気になるんですけど。後、ロイさんの多節棍も」


「わしのは捕手術と捕縛術じゃよ」


 さらりと凄いこと言いませんでした?教わりたいですよ?師匠って呼んで良いですか!?…あ、既に弟子だった。


「あんまり節が多いのは好かんな。二節が多い。フレイルと言う奴もいるな」


 こりゃまた。脱穀器みたいな奴だったっけ?棒の長さに遠心力ですか。うわ~近付きたく無いね。


「世界人の生産者の皆さんは皆何かしら使うんですか?」

 …門番要らなくね?街の皆さん充分強いよ?いや、この人達しか知らないけどさ。


「こいつらが変わってるだけだよ。こんなんばっかじゃ俺の仕事上がったりだ。ロイの仕事も必要無くなるだろうよ」


 アドルフさんが言いました。


「アドルフさんの仕事?訓練所の先生では無い?」


「役所の雑用係だ。貼ってある依頼こなして給料貰ってる。後は頼まれて素材取りに行ったりな」


「異邦人に仕事取られてる?」

 所謂冒険者ってやつ?完全に競合してるじゃないですか!


「今はな。でも異邦人が納めてくれる素材は少ない。肉だってこの街の人口考えたら全然足りないって解るだろ?革装備一つ造るのだって、あんなちょっとじゃ何匹必要なんだか。まぁ、割といい状態で納めてくれる。それが救いだな。薬草に関しては下手っぴが多いのは何でなんだか」


「…近いうち物価が上がるかも知れないですか?」

 物が足りなくなれば物価は上がる。それが異邦人のせいでこの街に起きるかも知れない?人口は倍になってる。消費する物もかなりの物だろう。そもそも調合士になるよう言われたのは回復ポーションの数が足りなくなる可能性が有るからだ。ガラス工もそうだし、素材取りの話もあった。チャドさんは問題無いと言ってたけど大問題じゃ無いのか?


「…贅沢品、武具類、回復薬系に関してはその恐れがある、と既に役所からの通達が出てるのじゃ。必要な物は備蓄しておくように、と言われておる。また、異邦人の消費のみが続くようなら二重値段にしても良いとも言われておる。値段をどうするかは店主に任せるとな。買い取りもそうじゃ。同じ物ばかり納入するなら買い取り値段を叩こうが拒否するのも自由じゃとな。一部の商人は儲ける機会だと張り切っておるよ」


「…でもお人好しなら見捨てられなくて、結果自分が困るような状態に陥る可能性もあるのでは?」


「無いとは言い切れないけど、農家のお母さんや一般市民のお母さんならひっじょ~にしそうなことだけど、商人は大丈夫よ。屋台や露天の商売人も含めてね」


「異邦人が自分の財布を心配した方がいいぐらいだよ。港町だからね。人の出入りは多い。強かな商人が集まってるよ。下手したら俺達でもぼられかねない」


 ビバリーさんとチャドさんが笑って言ってくれた。


「それならいいんですけど。で異邦人の私にそんな話しちゃっていいんですか?」


「二重値段の事を聞いて、まず世界人の心配する嬢ちゃんに何の心配があるんだい。今朝方も異邦人が増えて、世界人に迷惑かかってないか心配してたじゃないか」


「あら、そんな事あったの?」


「朝方にな。門の所で嬢ちゃんにあって話したんだよ」


「ふ~ん」


 迷子の事は黙っててくれてありがとうございます。



「さて、俺は訓練所に戻るよ。お前さん達はどうするんだい?」


「嬢ちゃんの腕前見にきただけだからな。今夜は夜勤だ。帰って一眠りするよ」


「嬢ちゃん、瓶詰めが待っておるぞ」


 あ、そうでした。冷めるの待って放置してきたんでした。


「なら俺らも帰るかな」

「そうね」


「あ、帰り道にあったらでいいので魔法石売ってる店と服飾店あったら教えてください」

 よく考えたら生活雑貨とか掃除道具と売ってる店聞いたら家持ってるって解っちゃうじゃないですか。言って良いか確認取ってからにしよう。


「服?防具ではなく?」


 ビバリーさんに怪訝な顔されてしまいました。防具なんて後回しです!生活に即した物品のが優先です!


「まだ外に出る気はないので防具は要らないかな、と。でも服は替えが欲しいんです。着たきりスズメなもので。あ、洗剤売ってる店も」


 ほぼ24時間着っぱなしだよ。洗剤と洗濯屋なら洗剤のが安いだろうしね。まぁ、買えるかどうか解らないんですけど。所持金118圓ですから。え?12圓足りない?…外でお手洗い借りると一回3圓かかるんですよ。


「服ならうちの隣にあるわよ。洗剤はグスタフのところで造ったら?調合士になるんでしょ?」


「洗剤も調合士の範疇でしたか」

 考えればそうか?油脂に何か混ぜて固形化させるんだよね。ムクロジだったよな、石鹸に使える木って。でも木の実ってだけでどう使うか解らない。しかもムクロジの木が解らん!


「匂いを付ける気が無いなら調合せんでもサイカチを使えばよかろう。ムクロジもエゴノキもあるしの」


「さいかち?」


「どれも実が洗剤替わりになるぞい。サイカチは大きなトゲのつく木じゃ。豆科でな、莢を使う。ムクロジも使うのは種の周りじゃ。種は装飾品に使ったりもするの。エゴノキは花の見栄えが良いから庭に植えとるもんも多いぞ」


 はぁ~。色々有るんですね~。


「草木灰や海藻灰を使って油脂とで調合する事も出来るが、嬢ちゃんにはまだ早かろう。まずは回復ポーション系じゃ」


 はい、解りました。きっとそう簡単には出来ないんだろうね。灰の種類とか油脂の種類とか。


「魔法石はこの辺には売ってないな。そもそも店は広場近辺か南の大通り沿いに多い。何か必要なのが有るのか?割と値が張るぞ?」


「いえ、本では見たんですけど、実物を見たかったのと、値段も見ておきたかっただけなんで、急いでは無いです」


 ん?店が広場近辺と南側って皆さん北側に居るよね?しかも門の近くに。薬屋に武器屋に防具屋。服屋もあるって言ってたよね?なんで?そう言や皆さん看板も出してなければ、店平気で空けてますね。どういうことなんだ?


「あたし達は商売熱心な商人じゃないのよ。ロイは客を選ぶし、あたしも素材持ち込む人にだけ造ってる。役所から注文入ったら出来る限りはやるようにしてるけど。グスタフなんか役所の仕事しかしてないわ」


「好きなもんを好きなだけ造っとるんじゃよ」


 フォフォフォと笑ってますけど…。


「え、じゃあ服と言うのは…」


「裁縫職人だけどやっぱり趣味でやってるようなものよ」


「あ、あまり高い物は買えないんですけど…」

 やたらこった服とかオーダーメイドとかになると絶対無理だ。…中世ぐらいなら一般市民は既製服とかなくて、自分で造るのが当たり前だったりしたような。金持ちはオーダーメイドだし。

 布買ってつくる?針と糸?鋏もいる?…貫頭衣でいいか?〔裁縫〕が必要かもなぁ…。


 遠い目になる。




所持金121圓-3圓


【技能】技能ポイント7(36+1)

メイン

観察レベル5/捌きレベル1/会話レベル2→3/歩くレベル6/柔軟レベル0/受けレベル0/杖術(短)レベル1/関節技レベル1

サブ

採集レベル2/筆写レベル3/知識(植物)レベル2/読書レベル5/魔法(土)レベル1/生活魔法レベル2/魔法(無)レベル1/調合レベル4

取得技能

知識(材木)レベル0/水汲みレベル0/体術レベル0/当身レベル0/知識(武具)0


魔法

生活魔法(3)

着火レベル1/照明レベル2

無魔法(5)

空間把握レベル3/睡眠レベル1/簡易修復レベル1

土魔法(3)

穴掘りレベル1/隆起レベル1/鉱物探知レベル1


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ