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第二世界  作者: 長月 萩
19/115

本文19 図書館へ行こう

「今から行く食堂で、二人紹介する」


 [ポーン]『サイモン』〈二人とも運営だ〉

 理解しました。辺りも暗くなってきて、人が増えてますものね。


「夜はモンスターが強くなる。街中で活動する者が増えるな」


「お店とか役所とか図書館とか何時まで開いてるんですか?」

 九時五時だったりして。


「店は店主によるが、朝9時から20時までが大半だ。昼に一時間程休みを取る。露天はそれこそ店主任せだ。食べ物屋は食事時だけやってる処も多い。隙間時間は軽食の屋台が増える。食べ物は24時間入手可能だ」


「役所・図書館は24時間やっている。図書館は月に一度休館する。貸し工房も役所の管轄で24時間開いてる」


 なるほど、いつ異邦人が来ても良いようにか。インしたら夜で、どこも開いてなかったら虚しいよな。そんなゲーム嫌だ。



 食堂は大衆食堂みたいなところだった。

 こっちに手を振ってる人がいる。…三人居るけど?でも、二人はそっちに向かって歩いて行った。


「初めてまして~。『イナンナ』です」

「『佐々(ささ)』です。よろしくお願いします」

「『ツヴァイ』です。あ、あのすみませんでした!」

 何故に謝られてるんですかね?この声に聞き覚えが有るような…


[ポーン]『ツヴァイ』〈称号作ったの僕なんです〉

 なるほど。


「『庚』です。よろしくお願いします。『ツヴァイ』さん気にしないでください。助かってますから」

 死に戻れないだったら成長が早い方が良いだろう。ゲームならいらないけど。私にとっては現実…なんだろうね。


「『ツヴァイ』は予定になかったんだけど、早く謝りたいって言ってね~。お近付きに奢っちゃうから食べてね~」


「色々して貰ってるのにすみません。ありがとうございます」

『イナンナ』さん。ありがとうございます。正直助かります。お金無いし…。…運営さん達に寄生してる気がしてる。早く返せるようにならないと…



『イナンナ』さんは色っぽいエルフ女性(胸部装甲薄目)、『佐々』さんはドワーフ、『ツヴァイ』さんはヒューマンだそうだ。そういや木下さんのヒューマンは【ステータス】で見たけど西門さんの種族聞いてなかったな。


「『サイモン』さんは種族なんなんですか?」


「私は竜人だよ」


 …竜人で魔法使いなの?


「種族補正はあるけど、技能でいくらでも補強できるからね~。成長遅いだろうけど、ドワーフの魔法使いとかホートックのタンクも可能なのよ~。やろうと思えば魔法使いでタンクだって出来ちゃう」


 それは…面白そうだ。見てみたい。


 三人とフレンド登録をすませ、街のことやら、掲示板に書かれている攻略の話など色々聞かせて貰った。クエストが役所で受けられるとか、物の相場とか図書館が結構大きいとかも。




「そろそろ私は失礼する。『庚』第二世界を楽しんでくれたまえ」

「あ、じゃあ私達も失礼するわ~」

「何かあったら連絡してください」

「し、失礼します。楽しんでください」


 木下さんと二人で残されてしまった…


「どこか行きたいところありますか?」


「この時間、お店開いてないんですよね?なら役所か図書館に行ってみたいです。木下さんはお仕事いいんですか?」


「気にしないでください。案内したら行きますから」


 にっこり微笑みかけられました。



 役所は広場の側にあって、図書館は向かいにあった。


「では僕も行きますね。困った事があったら連絡してください」


 [ポーン]『タッカー』〈テストプレイも仕事なので僕がインしてる時間は結構長いです。遠慮なく連絡してください〉


「ありがとうございます。では、また」

 本当にありがたいです。でも家まで用意して貰っちゃったし、頑張らないといけない。お金稼いで、せめて〔光石〕を用意しないと家は真っ暗だ…お先真っ暗にならないことを願おう…あ、〔会話〕が生えてる。…会話レベル0ってコミュ障みたいだな…




 いっそ〔見る〕があって視力向上してくれればいいんだけど、って、皆良くなったら結局は悪い部類に入るのか…。眼鏡を作るには〔ガラス工〕と〔金属工〕か?金属は〔鍛冶師〕の領分?〔細工師〕かな?…誰か頑張って!


 夜だけど役所には結構人がいた。実際はまだ昼過ぎだからね。

 クエストは定番の薬草納入を始めとするアイテム納入もの、モンスター討伐、護衛なんかもあった。街中ですむクエストも荷物搬送から店の手伝い、失せ物探し、結構数がある。一番安いのでも50圓は貰えるようで、失敗さえしなければ食べてはいけそうだ。調合士の手伝いは見当たらないな。明日にでも聞いてみるか。


 討伐依頼ってモンスター消えるのにどうしたら解るんだろう?クエスト受けるときにでも聞いてみよう。


 今日聞かないのは図書館に行きたいからです。




 さっき運営の方々に聞いた話だと食材は1桁から手に入るらしい。店で一人前食べても高級な店でなければ50圓程度で済むらしい。少し安心したよ。

 出ている屋台を冷やかしながら値段を確認する。屋台も一桁からだな。ボリュームが有りそうなのは二桁いくけど、でも安い。


 生活雑貨は贅沢品でなければそんなにしないらしい。とは言え必要な物だけでも結構な数になりそうだけど。



 図書館には受付があった。受付のお姉さんは栗色の髪の別嬪さんだ。

「初めてのご利用ですか?説明をお聞きになりますか?」


 両方「はい」です。


「初回入館料は30圓です。許可証を発行しますので、お持ちになって入館してください。帰る際また受付にご提示ください」


「許可証は一人一枚発行いたします。次回ご利用時は許可証を提示していただければ10圓でご利用いただけますが、紛失の際は再発行料として、初回と同じく30圓いただきますのでお気をつけください」


「許可証は王国内の図書館全てで共通しています。別の図書館をご利用の際も、ご提示いただければ再利用料金で入館していただけます。ですが、図書館によって入館料が違いますことはご了承ください」


「開架図書は閲覧自由です。開架図書の配置や閉架図書については、中にいる司書が説明いたします。閉架図書の中には、一部閲覧に特別な許可の必要な物もございます」


「当館は貸し出しはしておりません。持ち出した場合、窃盗として衛兵に連行されます。書き写しはご自由にどうぞ。中で紙とペンを販売しておりますので、必要でしたらご利用ください。筆記用具は持ち込みも出来ます」


「特別閲覧室は別途許可証が必要です。地位のある三人の世界人の推薦状が無ければ発行出来ません。また、これまでのご利用方法も考慮に入ります」


「館内は飲食禁止です。別途休憩室を設けておりますので飲食はそちらで行ってください。休憩室への本の持ち込み、飲食物の館内への持ち込みは禁止されております。ポーチ等にしまっている場合は問題になりません」


「破損の場合は弁償していただきますのでご了承ください。過失でも弁償していただきますが、複数人数による過失の場合は全ての方に請求がまいります。破損または禁止事項の抵触は、許可証に記載されます。帰りに許可証の提示が無ければ、外へ通じる扉が開かない仕様になっております。更に、再発行を初回と偽ることは出来ません」


「また、書き込みも破損となりますので、ご注意ください。ご利用の際に解らないことがございましたら司書までお願いいたします」


「説明は以上でございます。他の利用者の迷惑にならないようお静かにご利用お願いいたします。質問はございますか?」



 淀みのない素晴らしい説明ありがとうございます。受付の鏡でございます。質問?無いですよ。










所持金200圓


【技能】技能ポイント7

メイン

観察レベル3/知識(材木)レベル0/杖術(短)レベル0/歩くレベル2/採集レベル2

サブ

受けレベル0/捌きレベル0/関節技レベル0/柔軟レベル0/会話レベル0☆


☆新たな技能


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