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眠気の果てにて!!  作者: 蒼真晟仁
眠気を纏った救世主
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眠気を纏った救世主ー出会いー

「をいをい…」


思わずツッコミを入れたくなる状況だ。

何だよここ……地獄か?



俺は今の今まで安らかに居眠りをしていたはずだぞ、学校の我が愛席で。

何でこんな荒れ果ての極みとも言えそうなとこに立ってんだよ……。

空とかも、なんか紫っぽいし。


しかも……


なんか目の前で危ない格好をした女の子が泣き喚いているときた。

危ないってのはなんていうか……性的な意味で。


どうしても俺には、目の前の女の子がその…下着姿でいるようにしか見えない。

それも結構ヤバイ感じの。



いやしかし、あれか?


これは水着ですから恥ずかしくなんかねーんだよっとかいう感じの、あれか?

ここ、ガッツリ陸続きだけど。



でもそんなこと言われても、俺だって健全なる高1男子なんだ。水着だろうが下着だろうが、いきなりこんな格好して出てこられると目のやり場に困るんだよ…。


あ、いや違うよ!?

こんな小さな子に欲情してるとかそんなわけじゃないから!マジで!



…っと。1人で何やってんだか俺は。


どんな格好であろうと、泣いて困っている女の子をほっておくわけにもいくまい。


ちょっと声掛けてみようかな。


「ねぇ君、こんなところで1人で泣いてどうしたの? お母さんやお父さんは?」


「…っ!」


ん?

急に泣き止んだ。ビックリさせちゃったかな?


「えとぉ…どうかしたの?」

「………」


…………は、反応が返ってこない。


ずっと見つめられてもどうしようも――



「~~~~~~~っっっ!!」


「えぇ!? ど、どうしたの!?」



女の子は俺に、声も出さずに再び泣きながらすがりついてきた。


あぁ…小さいながらも女の子のやわらかいのがあたってる…。


……そ、そんなことより!



何でこんなことになっちゃったんだ?


それにここ! どこより何よりいったいこの状況何々だよ!!

えと…ども、蒼真と申します。


書き始めはこんな感じですが、このあとバトルなんか入って熱くなって来るので期待しててください!

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