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「好き」は長持ちしない

自分には不釣り合いな、眩しい誰かの元を離れた人物の独白。

「好き」を持続させられなかった人物の惨めで支離滅裂なお話。

 貴方の生き様に後ろ髪を引かれながら生きています。


 ただただ、惰性で生き続け、貴方に対して真摯に生きようとした過去に追いつけず生きています。


 私の記憶から必死に排除しようとしました。他の誰かで上書きしようともしました。けれど、貴方が忘れられません。私から離れたのに。貴方以上の人がいません。私は身勝手に貴方に固執し、貴方の元を離れました。


 今更戻ることなどできません。プライドだとか、世間体だとかではありませんが、筋が違うのではないかと私の性格が許しません。こんな人間だからこそ、こうして文字を書き連ねているのでしょう。


 貴方はとても素敵な人です。夢を見て、努力をし、自分に真摯に向き合っている。そんな生き様に惚れました。応援しました、「好き」を伝えました、お手紙を書きました、二次創作だってしました。ネガティブなことは避け、ポジティブな表現のみ使用し、模範的な人間になろうとしました。


 しかし、私には「好き」を長持ちさせる才能が無かったようなのです。


 私は、走り続けることしかできず、休憩をしようとしませんでした。どんなランナーでも休憩があり、ゴールがあります。私は、一歩先が見えない暗闇の中で、貴方を好いていたようでした。結果、私は疲れてしまったのです。なんと身勝手なのでしょうか。このような人間に、貴方の時間を奪う資格などありはしないのです。


 そのような稚拙な思想で離れました。しかし、当然ながら貴方の生き様は変わらず、寧ろ勢いを増すばかり。離れようとも、忘れようとも既に日常の一部として完成されてしまっているのです。


 私は、私は、私は、この身勝手で独りよがりの呪いを一生抱えながら生きていかなければならないのでしょうか。もう貴方の人生の中に私はいないのに。


 貴方の夢は私以外の誰かと


 貴方の努力は私以外の誰かと


 貴方の喜びは私以外の誰かと


 精一杯共有して生きてください。後ろ髪を引かれている私は、後悔している私は、このまま生きていきます。


 どうか、どうか幸せであることを切に願います。私は、何があろうとも、貴方の邪魔にはなりたくありません。これだけは、額面通りの言葉であります。

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