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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

声劇用小説(三人用) タイトル、怪談

タイトル‥怪談


人物

リサ(お嬢様ポジション)

タクヤ(彼視点で話は進みます、実はビビり)

ユウナ(いじめられっ娘ポジション)


(語り、ユウナ)

それはよくある学校にまつわる怪談

[旧校舎の廊下には鏡があり、夜その鏡を見た者は"もう一人の自分と入れ替わってしまう"]



リサ

「というわけで怪談が本当かどうか確かなさい、ユウナ!」


ユウナ

「い、嫌だ。怖いもん」


タクヤ(今日のユウナへのイジメは怪談を検証しろか、僕も怖いのはなぁ)


ユウナ

「気になるなら…リサさんが確認しに行けば良いじゃあないですか! カメラとかで撮影して」


リサ

「ふむ、確かに一理ありますわね」


タクヤ(お、今日はユウナちゃん強気だ、リサも自分で確認すれば気が済むだろう)


リサ

「タクヤさんよろしくて? 怪談の検証に付き合いなさい。ユウナさんは怖がって不参加でしてよ?」




タクヤ(というやり取りのあと、不運にも僕はリサと一緒に夜中の旧校舎に来てしまった。しかも僕が撮影係として)


リサ

「…あれが例の鏡ですわね」


タクヤ(事前に調べていたのだろうか、リサは迷うことなく廊下にある大きな鏡が前にドドンと立っている場所に着いた)

タクヤ「ね、ねぇもう帰ろうよ?」


リサ「まだ検証もしてませんわ、タクヤさん、あなた鏡に触りなさい」



タクヤ「リサ…前から言いたかったけど髪型も、口調もお嬢様だけど、傲慢(ごうまん)な性格も嫌いだ!断る!」


リサ「好きに言いなさい、私は出来ますわ」


タクヤ(そういうとリサは自分の手で鏡に触れる、

当然、鏡には触れているリサお嬢様が僕の立つ位置からでもみえた、 やったこれで帰れる、そう思い僕は帰り道へと向きを変えた)


リサ「ん、しょ…お待ちなさい、…ムグゥ!?」


タクヤ(何事かと、言葉の途切れたリサの方を向いた、

リサと鏡の中にリサがいる。

しかし鏡の中のリサは俯いていて、リサを鏡から手を伸ばし掴んでいたのだ!)

タクヤ「ひ、ひぃ!?」


リサ

「タ…クヤ…さん…助けてぇ…助けてえぇぇ」


タクヤ(助けを求めるリサの声は、鏡の中のリサがゆっくりと顔を上げたことで気にならなかった。制服も、髪型も、リサそのもの、しかしその顔は真っ白くのっぺりとしていて、明らかに化け物そのものだ!!)



タクヤ「いいい嫌だ!嫌だ!嫌だいやだよおぉお(アドリブあり)」

タクヤ(僕は無我夢中で帰り道を急いだのだった)

ー終わり?ー


[ここから補足というかネタバレパートです。上までで終わらせても構いませんし、続きを読んでも大丈夫です]


リサ、ユウナ「「クスクス、アハハ」」


ユウナ 

《タクヤ君のいなくなった旧校舎に響く2つの笑い声、一人はリサさん、もう一人は、そう私ユウナです》


リサ「上手く行きましたわ、さすがユウナさん器用ね♪」


ユウナ「いえリサさんの迫真の演技あってこそです」


リサ

《トリックはこう、暗くて似たような廊下も複数ある旧校舎を利用して、本当に鏡のある廊下とは別の廊下。この適当な場所に窓枠と簡単に外せる鏡を組み合わせれば"偽の大鏡"の出来上がり♪》


ユウナ《あとはタイミングよく鏡を外し、偽のリサさんに変装した私が襲うフリをすれば良い、制服着て髪型をリサさんに合わせれば、安物のお面をつけていても雰囲気は抜群ね》


リサ「さて次は、どなたを恐怖に落としましょうか?」


ユウナ「隣のクラスの佐藤君なんてどうですか?」


旧校舎に響く2つの笑い声…   

ー終わりー







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