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秘密とイベント

いやはや、皆さんもうすぐクリスマスですね。なんかいろいろ、やり過ぎない程度にはしゃいでくださいね。.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.

さてさて、白銀の刃のホームに着いた。その場で、解散して俺と大地だけが残った。


「そんで、さっきの話だけど。」


「俺が、ワールドフラグメントの元リーダーだったのは知ってるだろ?もう、バレてるようだし。」


紅茶をいれて、椅子に座り言う。ちなみに、この世界の食べ物は美味しいけどお腹一杯にはならない。


「おう、その話は聞いてるけど?」


「つまり、それなりの知識や経験が有るんだ。」


すると、納得した表情で苦笑する。


「なるほど、それで後ろ楯を欲しがったのか。」


「そうだ。同盟とは、互いに協力しあう関係。強い後ろ楯があれば、その後ろ楯と同等かそれ以上のクランしか手を出せないからな。」


紅茶を飲んで、苦笑を浮かべる。


「ジョブマスターとか、例外が居ればあっさり頷くんだろうけどな。やっぱり、探すしかないか?」


うーん、と考えてる大地を見て覚悟を決める。


「その必要はねぇよ……。」


「ん?何で?」


「俺が、ジョブマスターだから。」


「………………………………………は?」


気持ちは、とっても良く分かる。


「クランに入ったら、職業ジョブを教えるって約束だったから嘘じゃないぞ。偽装してるけど。」


「…………マジ?」


「おう。でも、ジョブチェンジはギリギリまでしたくない。後ろ楯がない今、これを交渉に使えば引き抜かれる可能性もあるからな。」


ため息をつき、うーんと二人で考える。


「とりあえず、後回しだな。」


「おう。」


秘密は教えた。さて、そろそろクリスマスか。何だかんだで、時が過ぎるのははやいな。


「そう言えば、クリスマスイベントだけど。」


「確か、ブラックサンタがレイドボスとして出るんだっけ?大地は、一人で行くんだろ?」


「行くかよ!?一人で、行ったら死ぬわ!アホ!」


レイドは、多人数で戦うがこのゲームでは一人で行くとボスがステータスを落としてくれる。


まぁ、それでもかなり強いんだけど……。


ちなみに俺が、一人で挑戦したレイド級クエストの不死の王【ノーライフキング】や道化カボチャ【ジャックオーランタン】もステータスを落としてくれてなかったら俺でも死んでた。絶対にな。


『やあやあ、謎の運営さんだよ!クリスマスイベントのお知らせ!レイドイベントは、ブラックサンタから子供たちを連れ戻せ!だよ。そして、もう1つのイベントはサンタさんのお手伝いイベント。サンタさんの、プレゼントがモンスター達に奪われてしまった。モンスターを倒して、プレゼントを奪い返そう。モンスターを倒すと、協力ポイントが入ってイベント終了後にポイント数に応じて報酬が貰えるよ。さらに、ランキング報酬も個人報酬も貰えるからクランのみんなと協力して頑張ってね!』


「へぇー、今回はクラン全員参加イベントか。」


「みたいだな。」


外の放送を聞いて、暢気に紅茶を飲む。


「ガノサが、修行しに別クランに行くらしい。」


修行とは、プレイヤーが自分のクランを離れて別のクランに暫くお世話になり戦術や作戦のたてかたなどのさまざまな知識などを勉強して帰って来ることを言う。たまに、クランメンバーに気に入られそのままメンバーとして居るものもいる。そして報酬が、とても多くて強くなって帰るものもいる。


「そうなのか?」


「おう、そうなんだよ。誰か、スカウトするか?」


「お前に、任せるよ。」


苦笑して、伸びをする。


「えー、変なの連れてきそう。」


「その時は、俺が対応・・・・するよ。」


「了解っ!」


大地は、立ち上がりスカウトして来ると出て行く。俺は、こっそり使っていたマジックアイテムを止める。聞かれたら、かなり困る内容だったからだ。


そして、クリスマスイベントが始まる少し前。


「さてクラン、パコから蓮太くんが修行しに来てくれました。と言うわけで、よろしくな。」


俺は、蓮太を見て思わず目を細める。違和感が、凄く感じられる。装備は、初心者どうぜんなんだけど1つだけ言える。こいつを、仲間だと思っちゃいけない。思えば、偽装のかかった短剣で殺される。


俺は、大地を見て視線で告げる。


気を付けろ……。


大地は、少しキョトンとするが視線で頷く。


「あの、すみません。仕事の都合で、イベントに余り参加出来そうに無いので隼人さんに副リーダーを一時的に変わって欲しいんですけど。」


「別行動しようと、思ってたんだけど。」


困った表情をして、少し考えてから言う。


「まぁ、いっか。引き受けるよ。レイドは、呼んでくれたら行くよ。別行動は、するけどイベントはちゃんとするし抜ける気も無いからな。」


その言葉で、メンバー達がほっとした表情になる。


クランの役職は、大きく3つリーダーと副リーダーそして参謀である。細かくすれば、もっとあるけどな。そして、役職をつけられるとクランから勝手に抜けられない。誰かに、役職を変わってもらうかリーダーに役職を外して貰うしかないのだ。


さて、メリー苦しみますにならないように頑張ろ。


イベント開始の放送のあと、クリスマスソングが流れる。さて、そろそろ動きますか。


「あの、隼人さん。いろいろと、教えて欲しいんですけど。大地さんが、隼人さんが一番詳しい人だって聞いたので。その、駄目ですか?」


「ごめん、暇じゃないんだ。また、後でな。 」


そう言って、ホームから出ていった。

次回、少し街中を歩き回ったり………。


隼人:さて、一肌脱ぐか……。


??:情報なら、おいらに任せな!


作者:こらこら、君はまだ出たら駄目!!


隼人:作者さん、そいつ誰?


作者:うわぁお!?誰でもない!行くよ!


??:次回で会おうぜ!

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