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迷路

すみません、なかなか進まないです。


( ´;゜;∀;゜;)

さて、どうする………。2匹同時は、多分だけど勝てない。もし、連係を取られれば俺らに勝ち目は無いからだ。となると、2匹を引き離すか俺達が2てにわかれるか………。けど、なるべく戦力を別けたくないなぁ………。考えろ、何か策が有るはずだ………。


隼人は、焦りを押さえ真剣に考える。


「隼人、後15分だ。それ以上は、無理だ!」


大地が、聖なる盾でハティの攻撃を弾く。隼人は、頷いてからマップを開く。味方の、今のポジションを確認する為である。そして、驚くと笑う。


………戦闘狂、ここに再び…………。


隼人は、顔をあげて2匹の後ろに目を凝らす。そこには、2つの扉がある。そう、このフィールドはこの場だけではない。ここは、言わばスタート。この2匹を何とか回避して、扉の向こうにある迷路を上手く利用して各個撃破しなければならない。


幸い、マップのおかげで迷路の道筋は筒抜けだ。


なるほど、迷路か!うんうん、何かワクワクしてきたぁああ!さて、迷路が有るなら戦力は分けても良いかもな。固まると、全滅しそうだし。


それを見て大地が、早く指示出せとばかりにため息を吐き出す。カレンは、楽しげに笑っている。


ん?まだ、あと13分は有るぞ?もう少し、考える時間を………うん、やめだ。2匹が、本気になる前に扉の向こうに行かないと。ちっ、気が短いなぁ……。


隼人は、内心は舌打ちしつつも顔は笑っていた。


「大地、戦力を2つに分ける。」


「!?」


大地は、扉が見えていないのか驚く。


「でも、それじゃあ!」


「大地君、隼人君が無茶ぶりを言うと思う?」


カレンは、真剣な顔をして言う。


「思う!だって、前も無茶ぶりしたじゃん!」


「………隼人君、無茶ぶりなの?」


カレンは、沈黙してから隼人を見る。


「酷いっ!?」


隼人は、大袈裟に傷付いたとばかりに言う。


「こらっ!二人とも、本当であっても………いや、すみません。あっ、若旦那が落ち込んだ。」


うん、お前が止めを刺したの!


ジコル、初参戦!なのは良いけど、何気に毒舌なんだよなぁ………。はは……、帰って良い?


何て、ふざけてる暇は無いんだけどなぁ………。


隼人は、内心でため息を吐き出す。そして、真剣な表情で冗談無しに言いたい事を勝手に言う。


「2匹の後ろ、大きな扉が2つある。マップで確認したら、迷路になっていて2つの道は合流ポイントが何ヵ所かある。2つに別れて、マップで位置確認しながらどちらかを巻く。どちらを巻くかは、状況次第だからチャットに載せるな。」


そして、剣を抜いてから大地を見る。


「メンバーを、2つに分けてくれ。決まったら、俺が5分稼ぐから走って扉に飛び込め。俺は、状況に応じて走り込む。そしたら、扉をしっかり閉めて各自ポーションで回復を確実によろしく。あと、このフィールドでは使い魔の使用が禁止されてる。テイマーやサマナーは、充分に気を付けるようにな。」


「おう、了解。あと、もしかして怒ってる?」


隼人は、無視してマップを確認しながら考える。


「えっと、多分だけど大丈夫かな?」


カレンは、隼人を見ながら困ったように笑う。


だぁああー!お前ら、緊張感が無さすぎ!


神の試練は、段々だけど攻略難易度レベルが上がっていく。少しのミスで、敗北するのは当たり前なのに。それに、現実逃避してもこいつらは強い。


隼人は、頭が痛そうに顔を曇らせる。大地は、苦笑してチームを2つに分ける。何か、とてもイライラするのを隼人は押さえようとして………止めた。


挑発スキル、咆哮ハウルを発動させて笑う。


敵の視線と、敵意を自分に引き付ける初心者スキルをあえて使う。何故なら、勝てないから。


称号を、戦闘狂に変える。


称号の効果。全ステータスを、約70%底上げするが10秒事に3ずつ徐々にステータスが戻る。ちなみに、マイナスにはならない。自分が受けた、ダメージを5ターンだけ半分減少させる。


2匹が、隼人に視線を向けて襲い掛かる。走り出す大地達、それを見て2匹は驚いて振り向くが隼人の役割は2匹をギリギリまで引き付ける事。


初心者スキルにしたのは、自分に攻撃が集中した際に生存率を少しでも上げるため。今の隼人は、皆を逃がす為のデコイであり壁役タンクだ。


隼人は、挑発スキルと回避スキルを発動する。


そして、皆が扉の前に着いたのを確認。その瞬間に、2匹の間をすり抜け俊敏スキルである逃げ足を瞬時に発動させて全力疾走する。


大地とカレンは、右に入ったのを確認して左の扉に入る。入ると、同時に凛さんが鍵をして右の扉からも鍵を閉める音がする。隼人は、ホッと息を出す。


そして、ポーションを素早く出して飲むとチャットを開く。音声入力にして、周りのメンバーの確認と今後の戦略に思考を切り替える。


「若旦那、大丈夫か?」


「うん、死ぬかと思った。」


隼人は、ポーションの空瓶を直すと言う。


「お疲れ様です。それで、これからですが……。」


ガガーン!ドン!ドン!ガーン!


凛さんが、話し出した瞬間に扉の方から音がする。


座っていた人は、素早く立ち上がり武器を構えて隼人を見る。隼人は、舌打ちをして悪態をつく。


「チッ……、落ち着かない奴らだ。とにかく、扉は時間の問題だ。できるだけ、今のうちに距離を稼いでしまいたい。マップを確認しながら、中央付近のモンスターフィールドで落ち合おう。早くついたら、その場のモンスターは出来れば全滅してくれ。」


モンスターフィールド………。


別名、モンスターハウスとも言う。モンスターの密集地帯だが、ボス系モンスターが縄張り的な意味で入れない設定になっている。だから、中ボスのあいつらは回避か迂回するはず。


深呼吸をして、隼人はマップを確認しながら右へ左へと複雑な道を走り抜ける。途中に、出くわした魔物を倒しながら仲間を気づかいながら。皆は、それが分かるのか隼人に警戒しながらも笑顔を向ける。この様子だと、隼人は自分達が先について巻く事に成功すると考える。


考えるように、マップを確認する隼人だが急に青ざめる。何と、2匹が鉢合わせ。しかも、近くには大地達がいる。大地達が、予想ルートを間違えたか。


「おいおい………、まじかよ!」


凛さんも、マップを見てから驚いて俺を見る。


隼人は、ここが使い魔の使用禁止ゾーンか確認。そして、使えるのを確認してジャックを召喚する。


「くそっ、間に合え………。」


ジャックが、割り込み大地達に退路を作る。素早く隼人は、新たな回避通路を教えて軌道修正する。


『すまん、ナイス戦略的フォロー。』


「気にするな、想定ないだ。」


うん、全くの想定外でしたよ。あっ、危ないな。さてさて、軌道修正はしたけど……。取り敢えず、ジャックを戻すか?うん、そうしよう。


俺も、余裕がなくなって来たなぁ。


「合流ポイントを、変更するぞ!」


『了解、何処にするの?』


「モンスターフィールドな、右の斜めにヒーリングスポットがある。そこで、スコルと対決かな。そして、ハティとはゴール手前の広い空間で戦う。」


大地達は、了解と言うと走り出す。マップで、大地達が動いたのを確認してから凛さんを見る。


「凛さん、ルートは俺が指示するけど魔物の対処をお願いして良いか?少し、気力を温存しておきたいからさ。ごめん、疲れてきた………。」


「分かりました。隼人君、任せてください。」


そして、俺達も走り出しヒーリングスポットに急ぐのだった。さて、勝てるのやら…………。

次回 ヒーリングスポット


隼人「そう言えば、兄貴の時のボスは?」


拓真「確か、中ボスが鳳凰でボスは不死鳥フェニックス。」


隼人「なるほど、火属性だったのか。」


拓真「今回のボスは、水と言うより氷属性だな。」


隼人「おい、ネタバレしたら作者に……」


作者「ヘイ、カモーン!ぶん殴るぜ!」


拓真「あっ、これは……ぶふぉっ!?」


隼人「あー、うん。死んだなww」


拓真「いや、助けろよ!あっ、ごめ………」

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