第一話
「須賀矢熊だ。よろしく」
「みんな矢熊と仲良くしてやってな。」
「「「はーい!せんせーい」」」
そう言うと先生は窓側の席を指した。
席に向かうと、
隣の席の巨乳の女の子が会釈してきたので
そっと頭をさげた。
席に座り窓を覗くと
散った桜が絨毯を作り、
その中で銀髪の少女が桜木を眺めていた。
「起立っ気をつけ、礼」
その合図と共に教室は騒がしくなった。
「ねぇ矢熊くん、どこの学校から来たの?」
「どこ住み?」
「ねぇ、彼女いる?」
女の子の積極的な感じに少しびっくりした。
バイトをしていても、
お客でしか女性に会うことは無かったので
もっとお淑やかな物だと思っていた。
たがしかし、女の輪の中心に居るのは悪くない。
(おっぱいがこんなMENOMAENI)
「美しい淑女諸君、
そんな一斉に聞いたら矢熊くん困るだろ?」
聞き覚えのある声の持ち主が
女子の輪を割って入って
俺と肩を組んだ。
「中村!てっきり、警備員に捕まったのかと」
「あぁあれからなんとか逃げ切ったんだ。
世界中の女の子が俺を待ってるんでね」
「そ、そうか。」
中村は自信満々に
突然周りの女の子達を見てこう言った。
「そうだ君たち一緒にお茶でも、行かないかい?
君たちをメロメロにしてあげるよ」
あれほど、騒がしかった教室が
中村の一言で静まり返る。
やがて俺の周りを囲んでいた。
女の子が散り散りに解散していった。
そうすると、中村もハッハッハと
高笑いしながら何処かに消えた。
あいつは良い奴なんだよ。
不器用なだけで
さっきは女慣れしてない
俺を助けてくれたんだろ?
泣くなよ中村。
「厄魔くん僕は厄神幸今から一緒に食堂に行かない?」
さっきまで静かに横の席で座っていた、
隣の巨乳ちゃんもとい厄神ちゃんが話しかけてきた。
「いいよ。ちなみに俺の名前は矢熊だよ」
「ごめんごめん役満」
「ちげえよ!」
窓から見える桜木の下にいた
銀髪の少女は消えていた。
米フォンはおっぱいより太ももが好きです
初投稿で技量が足りず1000文字にすらいってませんが、2話はがんばって2000文字まで増やします!