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彼は狂わない  作者: 立風
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5

僕は今四国にいる。ようやく着いたって感じだ。

途中寄り道をしたので半日かかってしまった。

立ち食いうどん巡りなんてするもんじゃない。

他にも色々付き合わされたが細かいところは触れないでくれると嬉しい。


「それで?四国のどこに行くんですか?」

「愛媛県と高知県の間。」

そこになんと言うか組織みたいなのがあるのだろうか? 殺人鬼ばっかりなのかな……

「なんか、色々考えてるっぽいけどさ、まあ着けば分かるさ。」

車を止めて冷泉さんは言う。

「車はもう使わないんですか?」

「ああ、ここからは公共機関を使って行く。」

指名手配でもされてるのか?

まあずっと座りっぱなしで疲れたのも事実か

適度に体を動かさないとな。

「お前手の傷は大丈夫なのか?」

あのときに刺された傷の事を心配してくれてるらしい。

幸い血もすぐに止まり傷は浅かったようだ。

「一応加減したんだけどなー、まさか刺さるとは思わんだ。」

手加減って言葉を辞書で調べてほしい。刺さったら手加減出来てないから。

それにしてもあんなに痛かったのにこんなにすぐ治るとは…

一流はそういう治りやすい切り方が出来るものなのか…


「Hey!タクシー!」

今時Hey!って言うやついるんだな。

1台のタクシーが前で止まり僕らはそれに乗り込んだ。

「ふぁー、やっぱ人に運転してもらうのは快適だぜー。」

……………この人めんどくさくなったから車やめたんじゃないのか?僕には車の運転のダルさなんて分かるわけもないけど。

「松山城へ行ってくれ。」

どうやらその城に行くらしい。

「その城が愛媛県と高知県の間にあるんですか?」

「いや、位置は全然違うけど?」

違うのかよ、やっぱりこの人何も考えてないな。

そのまましばらくタクシーに乗って僕らは松山城に向かった。

途中何故か前に乗ってた冷泉さんが後ろに移動したのは本当に謎だったが、まあ疲れてるんだろう…


これからどうなるのか全く検討もつかない……

とりあえず家から持ってきたウイダーで補給しておこう。ちゅーちゅー

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