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東方魔弾録  作者: 終作
96/98

九十六弾 一方的

どうも、前回夏休み中に云々言ってたけどあと二週間足らずになってやべーとか思ってる終作です。

まあ、頑張ります。

それでは本編へ。

待たせたな。俺だ。本気をぶっぱなそうとしている前なんだが、どうも神の行動が怪しい。というより何か目だけで確認している?いや、そんなまさか、な………


活躍「さてと、どうする訛?」


訛「あァ、ぶん殴ってスッキリしようぜェ!さっきの攻撃がなかなか痛かったもんで腹しかたってないんだよなァ!原型消すくらいやろうぜェ!?」


活躍「聞く必要もなかったな。じゃあ、キャッチボールするか!あいつボールな!」


決まったら即行動、俺は一歩(・・)で神の目の前に行って顔面を左手で骨ごと潰すくらいの力で握りしめる。


神「ぶほごっっっ!?」


見えてないのか、はたまた見ていなかったのかは分からないが、下がる事もせずに無様に顔を掴まれ、今の状況が分かってないようだ。まあ、そのほうが面白いから問題ないのだが。

握りしめた顔面を地面にめり込むように叩きつける。少し呻いたが抵抗せずに状況整理でもしようとしているのだろう。そのまま一歩で訛との距離を取る序に後頭部を思いっきり地面で擦る。人形のような身体なのか、ただ地面とともに削れただけで後は思いっきり閉ざされた口で叫んでいる。


活躍「訛ぃ、ドストレートでパス!」


顔を掴んでいる方の手を上げて訛の方に神を持ってきて、離した瞬間に身体の中心に向けて右手でストレートを放つ。


神「あ"あ"あ"あ"ぐぼァッッ!!」


ドッキリのように口から血糊を出すわけでもなくそのまま勢い良く直線的に訛がいる方向に吹き飛ばされていく。


訛「広角打法でェ、ホームラン狙うぜェ!!」


なぜ野球、と思いながら訛が両手を合わせた状態で神の身体に向けてフルスイングするのを軽く見ながら弾道予測をして飛び上がる。

勿論飛び上がった頃には大分飛んでいたが一蹴りすればそのまま届くので問題無し。いい位置に行く前に次の行動の為に脚で蹴られるように足を上にし、そのまま神の身体に脚をめり込ませながら訛に向けて蹴り返す。


活躍「ボールを相手のゴールにぃ、シュウウゥゥゥゥゥゥッッッ!!!」


なんて言いながら訛へ向けて脚を振り切り着地体制に移る。訛は手でこっちに来い、とジェスチャーをしながら神の首を指がめり込むくらい締めつけている。つーか、おまえよくピンポイントで首掴んだな。おかしいわ。って、今実際のところ超絶強化してるから出来て当然か、なんて思いながらも着地し、訛の前に二歩で到達する。


活躍「で、どうした?」


訛「どっちが多く殴れるか勝負しようぜェ!俺ァ順列2位の憤怒にどれくらい差があるか知りたくてなァ!いいだろォ、えェ!?」


活躍「変わるなオイ…いいけど、ルールは?」


訛「対面でコイツを殴ル!どっちがより押しやったかで勝敗を決めル!分かったかァ!?」


本音から言うと、変わりすぎて怖い。怠惰って何レベル。あと、順列って一体なんぞ?って思ったけど後で終作にでも聞くという事にして自己完結した。今は目の前の事に集中する事にする。


活躍「Ok,ok.Are you ready?」


訛「ひゃあ待てねェ、殺すッ!!!」


活躍「あっテメクソッふざけんなよ!!」


待たずに始めやがった。ちょっと原型くらいはあった方が後処理しやすい気がしたが、もう今は無視してただただ殴ることに集中する。


とにかく万遍なく拳を叩き込む。神は意識がないのかは分からないが為すがままになっているので好都合。訛も同じ様に万遍なく殴っている。

俺が殴る速度を上げればもう訛も速度を上げ、訛が殴りの威力を上げれば俺も相応に威力を上げる、という一種の駆け引きのようなものをたった1秒の中で数十回も行い、それをウン十秒と続け、俺と訛が同時に雄叫びを上げる。


活訛『オオオオアアアアアアアッッッ!!』


それが終わりを呼び込んだのか、俺と訛の拳が神の身体を通してピンポイントでぶつかり合って終わった。拳を離すと神の体はそれこそ原型を留めずに流体のように地面に落ちた。

落ちた場所は僅かながらも訛の方へ寄っていた。


訛「あァ、下克上ならず、カ…ま、気にしちゃないがナ!キケケケケ!」


活躍「気にしないならやるなよ………」


因みにこれらが終わるまで約4分。起き上がられても問題なかったので訛と共に黑狂の方へ歩く。訛も大して疲れてはいなかったようだ。






ただ、ある程度歩いた時、唐突に沸き上がり溢れ出ているおかしいくらいの力が例によって自称神の方から溢れる、とは一切合切考えもしなかったが。






余りに唐突過ぎたため、黑狂も訛も焦っているように感じ取れる。それほど、ある意味イカレた力が後ろから感じ取れた。何だよ、3度目の正直か?二度あることは三度ある、か?困るわホント。


黑狂「おい、何がどうなっている!」


訛「俺だって知らねェよォ!あんな流動体が動くなんて思うわきゃねェだろォ!?」


"ありえない、なんてことは無い"とかどっかの本でのセリフで見た事があった気がするが、度を過ぎるとしか言えない位の力が感じ取れる。訛も黑狂も分かっているからこそ、嘆いているのかもしれない。


活躍「取り敢えず臨戦態勢!アイツを殺ることが最優先だ!多分、流石に追加はもう無いだろうが、今回のこれは本当にヤバイことになるぞ…!」




神「ゴワ"ズゴワ"ズゴワ"ズ…オ"モ"イ"ドオ"リ"ニ"ナ"ラ"ナ"イ"ゼガイ"ナ"ンデズベデズベデブヂゴワ"ジデヤ"ル"ヴヴゥ"ゥ"ゥ"ァ"ァ"ァ"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!」




世界ってのは何事も一種の想定外ですからね、怖いですよね。(何かすごく他人事)

それではまた次弾。

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