七十一弾 死後の世界…いや、生きてます。
花映塚の死後の世界編です。なんていうかわからないから死後の世界でいいですよね!
いいですよね、じゃないね。いいんです。
それでは本編へ。
待たせたな。俺だ。えー、死後の世界に着いたところだ。相変わらずシケた川だよ。さて、しばらく待ってたら船かなんかが来た筈なんだが………
活躍「なあ、そろそろ降ろしていいか?」
文「嫌です。断固拒否します。」
活躍「はぁ…仕方ない。」
中々の即答具合だったよ。あれ、拗ねてる?んまあいいや。早く目的を達成して家でぐうたらしてたい。
?「zzz………zz……………」
活躍「うわぁ、堂々と寝てる…………」
文「…これじゃないんですか?」
活躍「………それじゃ、ちょいと………」
(ギィィィィ………)
?「………zzz…んぁ…?」
活躍「……………………」
文「……………………」
?「………zzzz…………」
活文『よかったぁ………』
ほっと一安心。いやしかし、こんなに簡単にいくとはな…さて、考えてみたが………流されたままでも目的地まで着けるのか?って事を思ってしまった。
活躍「…なあ、起こすか?」
文「……いや、しばらく放置でいいでしょう。」
活躍「なら待ってみるか………」
【約三十分後………】
活躍「…もう、起こしていいよな。」
文「ええ、豪快にやっちゃって下さい。」
活躍「耳塞いでな。」
(スウウゥゥゥ…………)
活躍『起きろこのトンチンカン!!!!』
?「ふえあ!?う、うわぁぁいあ!?」(ドポーン)
文「………あちゃー、やっちゃいましたね。」
活躍「あいつが悪い。」
?「ぶはッ!ちょっと、あたいが何してたっていうんだい!」
活文『寝てた。』
?「うっ…なら、もう少し柔らかく起こせないのかい?」
活躍「寝ているお前が悪い。サボるな、働け。」
?「ううっ…って、あんた達生きてる!?」
活躍「生きてるさ、死んでない。さあ、名を名乗れ。そして閻魔のところまで連れてけ。」
?「人使いが荒いねぇ…あたしゃ小野塚小町っていうよ。小町って呼んでくれ。あんたたちは?」
活躍「春夏秋冬活躍、しがない悪魔だ。」
文「清く正しい射命丸文です。」
小町「んまぁ降ろして座りな。」
活躍「了解。ほれ、降ろすぞ。」
文「むー………」(スタッ)
活躍「よいこらせっと…さて、まだなのか?」
小町「まあ待ちなって…後一分程で着くよ。」
活躍「チッ………」
文「まあまあ、一分くらい…ねえ?」
活躍「…はぁ、長いな………」
小町「待ちなって、そんなに急いでも良い事なんてないよ?」
活躍「家でのんびりしてたいんだよ………」
小町「困った奴だねぇ…と、着いたよ。」
活躍「やっとか。文、行くぞ。」
文「はーい。」
活躍「ほいじゃ、またな。」
小町「気をつけて行ってきなー!」
悪いやつでは無かった。交友的でいいね。さて、この奥に忌々しい閻魔が居るのか…俺が来たらどんな面するだろうな。さ、さっさと終わらせようか。
一話からある程度まで自分の作品を読み返してみましたが、やっぱりはじめの頃は書きが堅苦しい感じでしたが、今ではこうしてかけているので成長したなぁ、と思いました。皆さんから見てどう写っているのかは分かりませんが。
それではまた次弾。




