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東方魔弾録  作者: 終作
55/98

五十五弾 晩、活文。

サブタイトルの活文は【かつあや】と読みます。

間違っても変な読み方はしないで下さい。

かつあやです。

それでは本編へ。

待たせたな。俺だ。今、文の部屋で新聞なるものを試行錯誤しながら作っている。しかし、知識がゼロでそこらにある作り方の文章とかを見るだけで作っていくとなるとすごく難しい。ついでに文が採ってきたネタも載せるつもりだ。そして感じたことが一つ。


活躍「文ってこうやって試行錯誤しながら作ってたんだなぁ………」


おっと、つい口から出てきてしまった。しかし、これを毎日作ったりするとなると慣れるまでは相当時間が掛かりそうだ。なんて考えてたら知らぬ間に六時である。うーん、今の作業は置いておいて飯を作るか………って事で料理をしてくる。



青年料理中……………



よし出来た。今日の献立はなんとなく肉うどん。饂飩ってうまいよ!知ってるよな!

さ、部屋に戻ってきたら文がかなりの速さで新聞作ってました。え、ちょ、慣れたらこんなに…?てなるほどの速さでした。はい。尊敬しか浮かばない。そして、二人分何気なく作っててよかった。


活躍「文、飯出来たぞ。」


文「んん~………分かりましたぁ………ちょっと待ってください………」


え、その速さからまた速くなるの?ちょ、慣れってレベルじゃなくなるから。そこまで行ったらもう達人だから。速すぎてわけわからん。流石ブン屋。


文「あ~…出来ましたぁ………」


活躍「ネタ足りたか?」


文「いやー、訛さんのをでかくしたんで大丈夫ですよぉ………」


活躍「ふーん。あ、そうそう。飯。肉うどんだ。」


文「あれ、肉使ったんですか?」


活躍「そりゃあるもん使わにゃ損ってもんよ。それに、流石に魚系料理で押し通すのはきついもんがある。使えるようになったらまた料理の幅も広がるしな。おつまみも(小声)」


文「へぇ~…あ、いただきます。」


活躍「ん、いただきます。」


どうでもいいが麺類は大半好きだ。パスタは若干嫌いだが、食べないというわけでもない。料理なんて気分さ。所詮はそんなもんなのさ。


活躍「そうだ。さっき出来た新聞見せてもらっていいか?」


文「ええ、どうぞどうぞ!」


活躍「どれどれ………」


そういや付き合いだしてからはデマを書いたり小さい事を馬鹿でかく書く事はなくなった。多少でかくはしたりするがやり過ぎって程でもない。


活躍「なんだ、普通に書けるんじゃないか。」


文「普通ってなんですか普通って!私はいつでも普通ですよ!」


活躍「付き合いだしてから普通になってきたんだよ。つーか、なんで付き合う前からはこうまともな記事じゃなかったんだ?」


文「視野を大きくして書いてるだけです。」


活躍「視野大きくしすぎだろ………」


文「それくらいがいいんです!」


活躍「よく分からんな…ごちそうさま。」


文「ごちそうさまです。」


活躍「あ、そうそう。風呂ためたから先に入ったらどうよ。」


文「何なら一緒に………」


活躍「やめてくれ。俺はまだそこまで行ったら頭が痛くなる。」


文「えー、ケチー。」


活躍「ケチも何もあるかッ!」


文「ありますッ!多分!」


活躍「はぁ…食器片付けとくから先入ってくれ…」


文「後から来ますよね?」


活躍「うっ…わーったよ………」


文「やったぁ!」


畜生…やはり下から見つめられたら断れん…俺が甘いのかなんなのかはほっとくとしておこう………


青年片付中………


風呂の扉の前で立ち止まっております。ええ、突入してもいいけど心配事が一つあります。

飛びつかれたらどうしよう………

正直心配でならん。風呂は足元滑るからこけたら一大事だ。さあ、決戦の地へ!!


活躍「邪魔するぞ。」(ガラガラーーピシャッ)


文「どうぞ~♪」


心配事しなくても良さそうだった。なんだ、安心。


文「あ、洗うんならやりますよ?」


活躍「自分でやる。」


文「まあまあそう言わずにぃ………」


活躍「やめてくれ。」


文「強行です!!」


活躍「(´・ω・`)マジかよ…」


心配事どころじゃなくなった。文確信犯確定。チクショーメー!


文「はーい、髪からやりますよ~♪」


活躍「オテヤワラカニドウゾ………」


何だこのテンション。ノリノリすぎて不気味だよ。頼む、頼むから何事もなく終わってくれ………!






そして、何事も無く終わりました。ヤッタネ。

勿論身体は断固拒否させていただきましたありがとうございました。


活躍「なあ、風呂でタオル二枚の隔たりしか無い時にそう密着する奴ってのは余程の変態なのか?」


文「活躍さんがそう思ってるだけです。ええ。」


活躍「ならいいんだが………」


ならいいんだが、俺のブツは鉄並みに固まっている。ここで期待した奴は今すぐ出てこい。閻魔のところに行く手伝いをしてやる。

しかし、そんな事を考えてもブツは収まるはずもなく今もハイパーである。気付かれないように気付かれないように気付かれないように………!


文「そういえば活躍さん。」


活躍「なんやて?」


文「ちょっと固いものが当たってる気がするんですが?」


活躍「気のせいや。気にしたら負けじゃい。」


文「ヤります?」

活躍「ド却下だ。変な事を考えるな。」


文「私はいつでもいいですよ?」


活躍「確実に俺が襲う事前提みたいな感じで言うなよ。」


文「だって、今だって我慢してるんでしょ?」


活躍「図星だ。しかし俺は抑えこむのさ。」


文「理由は?」


活躍「流石に付き合ってから直ぐにそんな事出来るかッ!!」


文「へぇ~………何時でもどうぞ~♪」


活躍「最後の最後までからかうなッ!」


畜生、文がなんか積極的だ。そんなんだったらいつ限界来てもおかしくない。だから俺は無理矢理でも抑えこむんだ恥ずかしい!!

チクショーメー!!

文、とっても、積極的です。

活躍、とっても、消極的です。

彼が積極的になる時は来るのか!?

活躍「ならねぇよ!!?」

ムフフ、頑張れ頑張れ………

それではまた次弾。

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