五十四弾 たまには悪かない
前回の続き。ええ、例のやつです。
まあ、たまにはこういうのも悪かないね………
それでは本編へ。
待たせたな。俺だ。今………抱きつかれてる。
正体は文だ。いや、文しかいない。いつの間にか震えも収まって今では完全に甘えきっている。いや、俺は何もしてやってないけどな。いわば、居るだけでいい、みたいなもんだ。
まあ、たまにはこういうのも悪かないが………
文「んふふふぅ~♪」
活躍「……………」
沈黙を保つ。どうでもいいが右手に抱きつかれてるので左手で左耳の耳掻きをしている。最近してないからなぁ………勿論ゴミはゴミ置き場へ。便利。
さて、ちょっと遊んでみるか………
顔を回して耳元で………
活躍「……フゥッ」
文「ひゃぅ!?」
活躍「………至って普通………」
文「ちょっと!やめてください!」
活躍「潔く却下致します。」
文「潔くするなら却下しないでくださいよ!?」
活躍「左に受け流してと………」
文「スルーですか!?てか、左に受け流すってどうやるんですか!?」
活躍「言葉のまんま。あとは考えろ。」
文「え、ちょ、もー!!!」
活躍「うわお怒ってる(棒)」
文「むむむ………!」
活躍「まあまあ………」
そうだ、ちょっと検証してみよう。えーと、先ずは軽く抱きついて………
文「ふぁ?え、な、何ですか?」
活躍「怒ってる時も可愛いよ。」
文「~~~!!!??」(ボッ)
活躍「ふむ、耳元で囁くと文は弱い、と…」
文「!? !!?」
活躍「すげぇパニクってる………」
文「!? ?? !!!…………」
活躍「あ、おっと…」(サッ)
あらま、暫くは再起不可かな。まあ、なんたって俺から仕掛けたのこれが初だからなぁ…多分。
さて、部屋に入って布団敷いて寝かせてさっさと退s(ギュゥッ)………あるぇ?逃してくれない?がっちり抱きついてきたけどこれは逃がしてくれないこと確定?いや、まあいいか………
なんて事で一緒の布団で横になっとります。いやー、文が一人で寝るにはちょっと大きすぎる布団だが…まあ、んなこたどうでもいい。布団は布団じゃい。にしても、改めて考えると文って小さいな………15,16は違う。まあ、頭撫でやすいし別にいいか。身長差あっても問題無い。
さて、起きるのを待つか………
終わると思った?残念、まだ続いてしまいます。
故意的ではないです。わざとでもないです。自然とこうなりました。はい。
活躍が珍しく積極的。あら、新鮮。
それではまた次弾。