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東方魔弾録  作者: 終作
16/98

十六弾 落ちたーベクタル地底だー

明日修業式や。宿題面倒臭っかす。

愚痴を零しつつ本編へ。

(グキィッ!)

待たせたな。俺だ。ん?さっきの音は何だって?ああ、頭から落ちて運よく首が折れた。いやー、痛いね。まー、首折れた位なら普通に直せるからいいんだよ。そこで首折れたら死ぬのでは?なんて考えない。俺は悪魔だ。これが理由だ。

さて、思ってたよりも色々いるな。鬼に妖怪にその他諸々………あ、誰か来た。一本角の…女ですか。


?「あんた、確か地上で妖怪を沢山倒したらしいじゃないか?」


活躍「記憶無いからそうじゃないのかなとしか返答出来ませんが?」


?「じゃあ、あたしと勝負しな!」


活躍「話を勝手に進めるのは良しとしてもまず名前を言ってもらわなければ何なのかわからんのだが?あ、俺は春夏秋冬活躍だ。」


?「活躍か。よろしくな。あたしは星熊勇儀だ。」


活躍「以後宜しく願う。それで、勝負ってのは?」


勇儀「簡単さ。腕相撲だ!」


活躍「…はあ?」


自分でもビックリするほど素頓狂な声を出してしまったような気がする。しかし、腕相撲とはこれまた…


勇儀「まさか、腕相撲も知らないのか?」


活躍「知らない人はいないだろう。しかし、何故腕相撲なんだ?」


勇儀「腕相撲が一番簡単な力試しだからだ。嫌か?」


活躍「喜んでお受けしましょう。」


勇儀「その生きや良し!おーい、台持ってきてくれー!」


腕相撲専用の台なんてのがあるのか?あったら凄い…と思ったらよくある鋼鉄製の台だな。え?鋼鉄製の台なんてよくある訳無い?知らん!


鬼「よし、しっかり握ったな。準備はいいか?」


勇儀「いつでも構わん。」


活躍「大丈夫だ。」


鬼「あいわかった。よーい………どん!」


瞬間的に力が強くなったのが分かって、腕がボッキリ折れた。手の骨も粉々だろうな。


勇儀「………思ったより弱いな。」


活躍「並大抵の悪魔が鬼に腕相撲で勝てるとでも思ったか?残念ながら無理な相談だ。しかも、腕の骨ならまだしも、手の骨は粉々だよ。無茶はやめてくれ。」


勇儀「おっと…それはすまなかった。」


活躍「謝られる筋合いは無い。勇儀は全力を出した。それに耐えられなかった俺が悪い。あと、謝られるのは嫌な筋でね。自分に罪があるなんて考えはあんまりしないでほしい。つーか、今回は俺が弱すぎたんだ。すまない。」


勇儀「そう言われるとあんたにも罪はないんじゃないのかい?」


活躍「…それもそうか。まあいいか。二回目だが、よろしくな、勇儀。」


勇儀「ああ、こちらもよろしく頼むよ。」


がっしりと握手を交わす。あ、左手でな。


活躍「それじゃ、俺はここらでまた旅に出るとでもするよ。」


勇儀「おう。元気でな。あと…首折れてるぞ?」


活躍「ん?………あ。」


周りの鬼の顔がちょっとおっかないものを見る目だったのはそういう事か。いやぁ、失敬。


活躍「大丈夫だ。こうして…(ベキリ)ほら、治った。」


勇儀「…あんたの身体はどうなってるのか知りたいよ。」


活躍「知った所で意味はない。じゃ。」


骨を粉砕された右手をブラブラ下げたまま旅続行。

元をアレにしてるから便利。いやぁ、便利。

あ、次回、ちょっとだけオリキャラを出します。

それではまた次弾。

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