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3/3

プール!

はい、では3話目です!


ラブコメなんですけど……よく考えたら小学生(笑)


どう考えてもラブコメになりませんでした……。

ま、プールだからってイベント起こさなきゃいけない理由はありませんし。


つか、現実でイベントなんてほとんどありませんしね。


あ!もちろんこの話はフィクショ…(しつこい)

ショウタ「ふふっ…ふふふふ……」


モモカ「ショウ……タ…?」


季節は夏。

一昨日、一緒にプールに行く約束をしたショウタとモモカは、2人でプールに行っていた。


気温は40度を越す猛暑日で、普通の人でも熱中症になるくらいの暑さだった。


すると、暑さにやられたのか、バスを待っている途中でショウタが急に笑い出した。


ショウタ「前々から言いたかったことだがなぁ‼…すぅー……」


モモカ「ん?」


ショウタ「太陽くたばれぇぇぇぇ!!!!」


モモカ「なっ⁉」


ショウタ「あっついんだよバカ!毎年毎年、まぁこりもせずに俺を苦しめやがって!なんだ!文句でもあんのか‼」


モモカ「ちょ、ショウタ、あの…すいません。」


急に街中で叫ぶもんだから、周囲の人からは奇怪な目で見られている。


ショウタ「うがー」


モモカ「ちょ、静かにしてってば‼」


*****


バスから降り、歩いていても、


ショウタ「お、俺ぁ…もうダメだ……」


モモカ「一昨日も聞いたよソレ。」


ショウタ「いや、今回はマジで死ぬかもしれない。あぁ…あとのことは頼んだ…ぞ……」


パコッ


ショウタ「あいた!」


モモカ「ほらぁ、痛がる元気があるなら歩けるでしょ?」


ショウタ「そんな…ひどい……」


そんなこんなで、ようやくプール到着。


受付の部屋はクーラーが効いていた。


ショウタ「クーラー…。僕と結婚しませんか?」(頭湧いてます。推定体温39度)


モモカ「なにいってんの!来るのに時間かかっちゃったから、早く入ろうよ‼」


ショウタ「やだよー!俺はこのクーラーと結婚するんだい!」


モモカ「……あのねぇ…」


ゴゴゴゴゴ


ショウタ「ひっ⁉……な、なんでしょうか?」


モモカ「こないだ約束したよね私と?プール行くって」


ショウタ「っ!」コクコク


モモカ「なのに、来る時はいきなり発狂するわ、歩くのは遅いわで……どれだけ大変だったと思うの?」


ショウタ「お…仰るとおりであります」


モモカ「挙げ句の果てに?『クーラーと結婚するんです』か……」


ショウタ「よーし!プールにレッツゴー‼やっべぇ、楽しみだからかなぁ?震えが止まんないや‼」


バシュン!


ホントにさっきのよろよろショウタとは思えないスピードで男子更衣室に入っていった。


モモカ「ふぅ。…私も着替えよーっと」


モモカも女子更衣室へと着替えに行った。


*****


ショウタ「イェーイ!プールだぜ!!」


モモカ「ホントに、さっきまで弱々しいショウタどこいったの…?」


ショウタとモモカは、市民プールに来ていた。


もちろんこの季節、レジャー施設のプールはたくさんある。

が、ショウタはなにぶん身体が弱い。


ついでに言うと肌も弱い。


そのため、外のプールに行くと、日焼けで体は真っ赤になる。


まぁそのくらいなら全然問題ないのだが。


日焼けが酷いと、肌の表面が常に熱くなる。

服を着ると熱が籠る。


ただでさえ死にそうな暑さなのに、さらに体温上昇が激しくなるのだ。


たかが日焼け……と思うのだが、有るのと無いのでは全く違うらしいのだショウタ曰く。


そのため、どちらかというと室内プールが好きなショウタのために、モモカもこうして付き合って室内プールに来てくれるのだ。


それなのに!


ショウタ「どうだモモカ!モモカが来たかったプールだぞ!!」


モモカ「………」


ショウタ「あ、あれ?…もっとこう……感動は?」


モモカ(来る途中散々困らせといて、しかも私は流れるプールとかの方が好きなのに、でもショウタがキツいからって室内プールを選んで、それでもショウタと一緒に行けるからって楽しみに水着も新調したのにノーコメント!?んで、挙句の果てに『どうだ』とか……)


ゴゴゴゴゴゴ


ショウタ「怒ってる!?…あ、あれ?なんで?」


モモカ(ホントありえないなんでなんで…………)


これら一切をすべて飲み込んで……


モモカ「……プール入ろ?」


ショウタ「あれ?怒ってないの?…うん!入ろう!!」


モモカは大人で、とっても良い子だった。


*******


ショウタ「よーし!今から25m競争だ!!用意はいいか野郎ども!」


モモカ「私、野郎じゃないし。つか、1人だよ…」


ショウタ「負けたらもちろん罰ゲームだ!今日一日、勝者の言うことを聞かねばならない!」


モモカ「なっ⁉」


ショウタ「位置について…よーい」


モモカ「待って!今疲れてあがったばかりなのに…」


ショウタ「ドン!」


モモカ「ちょ……もう!!」


ショウタ(モモカに負けたくないからな!どんな手でも使わせてもらうぜ!!)


モモカはものすごい運動神経が良かった。

男子なんか目じゃないし、余裕で学年トップとかだった。


それに対してショウタ。


今でこそ、かろうじて中の下くらいの運動能力は持ち合わせているが、小学生のころは下の下だった。


クラス1番の太った子といい勝負なくらいに。


泳ぎはそこまで無いのだが、もう陸上競技に至っては凄惨であった。


そんなショウタがモモカに勝つには、不意打ちくらいしかなかったのだ。


ショウタはすでに10mほど泳いでる。


モモカは水泳選手のようなフォームで、プールに飛び込んでいるのがショウタから確認できるが、さすがに追いつけないだろう。


ショウタ「この勝負!もらったぁ!!」


******


5戦全敗。


ショウタの今日の成績だった。


それでは、ショウタとモモカの戦いをご覧いただこう。


あのあと、周りの人が足を止めて見るくらいの綺麗なフォームで、ものすごい追い上げをみせたモモカは、残り5mの地点でショウタを抜き去りゴール。


そのあと悔し涙を目に浮かべながら


ショウタ「もう一回!」


と泣き寝入りをし、敗退。


そのあと、モモカの腕に、小さな浮き輪をくっつけ、泳ぐのが遅くなったと同時にいきなり


ショウタ「よーいドン!」


などとカッコ悪い真似をしたにも関わらず、惨敗。


このプールには柵があり、ウォーキングプールと、泳ぐプールでわけられていた。


もちろん、一旦上がらなくては、相手のコースには入れない。


そんな状況を利用し、ショウタはモモカをウォーキングコースに行かせて、いきなりスタートを無言で切った。


モモカ「な!もしかしてそれも…⁉」


それでも負けた。

ショウタの目の前に人が現れ、通れなかったなど、理由はあるのだが、大前提として卑怯なことをしたショウタに言い訳はできない。


そのあとも1回負けた。


完全なる敗北だった。


モモカ「はぁ、はぁ。なんで競争ばっかりするの…?全然、遊んでないじゃん…」


ショウタ「ははっ。モモカが同い年なんてウソさ…、もはや生物の種類が違うんじゃないの…?」


モモカ「な!失礼だな!種類が違うとか!!なんに見えるって言うの⁉」


ショウタ「イルカとか?」


モモカ「イルカって……」


すると、通りかかった少年がモモカを指差して、


小さい子「ねーねー!ママ、あの人人魚みたいで綺麗だったね!」


ショウタ&モモカ「っ!!」


お母さん「そうねー。ホントに速かったわね〜」


モモカ「……だって!」


ショウタ「ふん。」


モモカ「人魚か〜、フフン。あの子見る目あるわね!」


ショウタ「あの子にいい眼科を紹介…いたたた!!」


モモカ「何に紹介って……?」


ショウタ「冗談です!恥ずかしながら完敗でした!」


モモカ「ふふーん、でしょう?」


ショウタ「うんうん、人魚みたいだったよ!……帰ろうk」


ガシっとモモカに頭を掴まれる。


モモカ「ば・つ・ゲーム♪」


ショウタ「ははは……はは……」


******


モモカ「今日はいっぱい遊ぶからね!」


ショウタ「いや、これは遊びじゃないイジメ……ブクブク」


現在、ショウタはモモカを背中に乗せて泳ぐという苦行をかせられていた。


ぶっちゃけ、遊具も何もない市民プールでは、このくらいしか遊びがないのである。


モモカ「へーい!敗者に拒否権などないのだよ!」


ショウタ「モモカが『拒否権』とか難しい言葉知ってるのに驚い…ブクブク」


モモカ「2倍ね」


ショウタ「待って!死ぬ!死ぬから!!」


モモカ「3倍。」


ショウタ「つ、慎んでお受けいたします…。」


25mだったのだが、ショウタの軽率な行動で75mになってしまっている。


モモカ「ふふーん、楽しいねショウタ!」


ショウタ「俺にとっちゃ苦行以外の何でもねぇよ!」


モモカ「4ば…」


ショウタ「OK!イェア!ワンダフル!!」


モモカ「絶対意味わかってないでしょソレ。」


******


ショウタ「ふぅ、やっと終わった。んじゃま、帰ろう…」


ガシ…


ショウタ「マダナニカ?」


モモカ「5回勝った!」満面の笑み


ショウタ「イヤァァァァァ」


プールへ逆戻り。


ショウタ「なにすんだよ次は!」


モモカ「ほら、あそこに自由なコーナーがあるんだよ!ちっちゃいけど」


ショウタ「え?そこでなにすんの?」


モモカ「浮き輪で遊ぼう!」


ショウタ「え?ちょ、まっ……」


浮き輪を2つ、イルカのようなものを2つ用意し(もちろん中身は全てショウタの肺から出された空気である。)


上に乗ったり、投げたりと色んな遊びをした。


******


〜午後5時〜


モモカ「よし!帰ろっか!!」パアァァァ


ショウタ「やっと…帰れ…ゴフッ!」


満面の笑みで上機嫌なモモカ。


対して、

完全に徹夜明けの作家か、借金まみれのサラリーマンにしか見えないショウタ。


まさに対象的な2人は、もとの服に着替え、外に出た。


ショウタ「た、楽しかったか?モモカ」


モモカ「うん!楽しかったよ!!また来ようね!」


ショウタ「……あぁ、マタキタイナ」


モモカ「絶対来る気ないでしょ⁉」


ショウタ「嘘だって。…また来ような!」


モモカ「うん!!」


2人は、なんだかんだ言って楽しかったようだ。


ショウタなんて、今朝の夢などとうに忘れていて、モモカも今朝、ショウタ母に言われたことをすっかり忘れている。


…………辺りは、夕焼けで真っ赤だった。


はい、以上です。


今日は英語と古文が終わりましたよー。

あ、リアルの話で、テストのことですよ?


けっこう頑張ったのでね、自信あり!!


40位とれたらいいなぁ…。


あ!次回はですね、2つの話を書きます!


どういうことかと言うとですね。

まぁ簡単に言えばハッピーエンドとバッドエンドです!


ハッピーエンドは続きますが、バッドエンドは続きませんのでご安心ください。


作者はハッピーエンドしか認めたくないんですけどね……まぁ、書いとこうかなと…。


あ、実際の話。

ショウタ母との絡みとかはフィクションですよ!


親ぐるみで仲いいとかどんだけ←(自分で作ったくせに)


次回も1ヶ月後か2ヶ月後か……。


気長にどうぞお付き合い下さい。

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