不穏な影
はい!では早めの2話です!!
いやー、リアルの話が元になってるので、ネタが有り余ってます(笑)
しかし、完全にファンタジーですのであしからず。
コメントほしいなぁ…(´・_・`)
次の日……。
ショウタは夜寝るのが遅い。
小学生のころは、お母さんが遅いのもあって、いつも3時すぎに寝ていた。
夏キツい上に寝不足という、現在のショウタでは考えられないような生活を送っていたので、ホントに体が弱かった。
何が言いたいかというと、休みの日は昼すぎに起きるのだ。ショウタは。
そして、近所には親ぐるみで仲が良いモモカがいる。
結果的にリア充死ねだよね♪
今思うと、ホントに死ねばいいのに。
これフィク(これはフィクションです)
ホントのリア充とは、自分のリア充に気づいてない人を指す。
*****
ピンポーン
モモカ「こんにちはー!」
ショウタ母「zzZ」
ショウタ「zzZ」
ピンポーン
モモカ「また寝てるのかな?」
ピンポーン
モモカ「はぁ。……もうしょうがないなぁ。」
そうため息をつくと、モモカは次の瞬間、信じられないことをした。
針金を取り出す→鍵穴にいれる→カチャカチャ→べ、別にピッキングじゃないんだからね!
ガチャリ
モモカ「お邪魔しまーす…」
ちなみに、別にあながち犯罪ではない。
まず、ここは団地である。
一軒家ではない。
そして、この団地の管理者がモモカの親なのだ。
そのため、全ての部屋の合鍵は持っているので、別に犯罪ではない……?
ちなみに何故ピッキングかと言うと。
モモカは実は幼稚園の時代は孤独だった。
友達も少なかった。
そのため、1人で遊ぶことが多く、テレビばっかり見ていた。
すると、何かのドラマの主人公がピッキングをするシーンがあった。
それに憧れたモモカは、すぐさま自分の家の鍵で試した。
初めはもちろん出来なかったが、毎日やっていると奇跡的にあいたのだ。
そして、味をしめたモモカは、全ての部屋の鍵をピッキングすることに成功してしまったのだ。
そのため、このテクニックは他の鍵には使えない。
モモカ「まーたみっともない格好で寝てる!ショウタは‼」
モモカ「今日はどうやって起こそっかなー?ってあれ?」
モモカが悪い顔をしながら上をみると、電気の豆球がチカチカしていた。
モモカ「あー、もうこの豆球使えないんだね。しょうがない、直してあげよっと!」
イスを取り出し、その上にのる。
フラフラと、危なげながらも、どうにか電球を付け替えるモモカ。
ばき!
モモカ「へっ?」
電球取り替え中じゃないのは不幸中の幸いか、なんとショウタの母がイスを蹴った!
ガタガタガタ
モモカ「ちょ、ま…いや…」
ドッシーン!!!!
〜少し戻ってショウタside〜
ショウタは夢を見ていた。
目の前に悪魔のような男がいる。
男「…?あれ、おい。お前俺が見えんのか?」
ショウタ「へっ?なにがですか?」
男「……おいおいマジかよ。こんなやつなのかよ俺のパートナー。」
ショウタ「なにいってんの?」
男「あ〜……お前さん、名前はなんだ?」
ショウタ「え?名前?……ショウタだけど…」
男「ショウタか。よし!ボウズ‼」
ショウタ「名前は⁉俺の名前聞いた意味は⁉」
男「細けぇこたぁいいんだよ。それよりな、良く聞け。」
ショウタ「?」
男「お前は今から、人生最大の不幸に見舞われる。」
ショウタ「え⁉」
男「別に死にゃしねぇが………すごく後悔するようなことになる。」
ショウタ「っ‼」
男「だからな、お前さんは明日【ヒーロー】になれ」
ショウタ「……え?」
男「俺は大真面目だぞ?いいな、あの子にとってのヒーローだぞ?お前じゃない、あの子にとってだ。」
ショウタ「……どういうことだよ?」
男「おーう…こりゃ驚いた。普通信じねぇだろこんな話?」
ショウタ「…俺は死なないのに、後悔して尚且つ人生最大の不幸。……そしてモモカ」
男「おっと、ヒントあげすぎたってわけか」
ショウタ「モモカになにかあんだろ⁉」
男「これ以上はダメだ。未来が変わっちまう」
ショウタ「ちょっとぐらい変わったっていいじゃないか‼」
男「ほう?お前、まだ保育園にすら行ってない妹を無下にする気か?」
ショウタ「っ⁉」
男「お前の近くの親しい人の未来をかえるんだ、絶対とは言えないが恐らくお前さんの妹に良くないことが起こるだろうよ」
ショウタ「ひどい…」
男「俺のせいじゃ無いんだがな〜…。あと、ボウズが頑張って変えた未来ならそんなことにはならないんだ。」
ショウタ「どういうことだよ⁉」
男「とにかく、明日お前はヒーローになれ。ビビるな、立ち向かえ。自分とお嬢ちゃんを信じろ。いいな?」
ショウタ「い、意味わかんねぇし!おい、もっと教えてくれよ!頼むよ‼」
男「……こんなにいい子なのになぁ……なんでこんなひどい事を……。あのクソ悪魔は俺がこの手でぶち殺してやる‼……それまでは…頑張ってくれ、ショウタ。」
ショウタ「意味わかんないよ!おじさん!」
すると、いきなり目の前が真っ暗になる。
そして大きな大木が落ちてきた。
ショウタ「はぁ⁉なんで、こんな、ちょ……」
****
ドッシーン!!!
ショウタ「ぐはっ!」
モモカ「あ痛たたた……」
そんな声とともに目を覚ましたショウタ。
なぜかお腹の上にはモモカが乗っている。
ショウタ「はぁ、はぁ、はぁ。……ってなんでモモカが?」
モモカ「い…いやぁ〜……なんでだろうね?」
ショウタ「なんでわかんないんだよ…。っと、母さんは?」
モモカ「まだ寝てるよ。」
ショウタ「そうか…。ってなんで入れた⁉また、ピッキングってやつしたんだな⁉」
モモカ「ナンノコトヤラ」
ショウタ「図星か!!!!」
モモカ「ピッキングってナンデスカ?」
ショウタ「犯罪だよ!」
モモカ「あ、見てほらハエがいるよ」
ショウタ「都合が悪くなると話逸らすのな!ってか逸らし方下手か!!」
モモカ「クリリンのことかー!」
ショウタ「もうお前帰れよ!」
モモカ「ぷぷっ」
ショウタ「?」
モモカ「アハハハ。ショウタ面白いねー」
ショウタ「はぁ。ったくもう」
モモカ「えへへ」
モモカの親はお金持ちだ。
団地の経営者だけではなく、他にも色々仕事をしていた。
そのため、親は帰るのが遅く、毎日が淋しかった。
そんな時にショウタと出会い、毎日のようにショウタのウチに行っては、家での寂しさを紛らわしているのだ。
ショウタはそういうモモカの心情を分かっている。
ショウタ「…今日もお母さん達いないの?」
モモカ「うんー。やっぱ忙しいみたいでね…」
ショウタ「そっか……。」
ショウタ「モモカ。」
モモカ「ん?」
ドーン
モモカが振り向くと、そこにはこれでもかってくらいに変顔をしたショウタがいた。
モモカ「………?」
ショウタ「……………よし死のう‼」
モモカ「ま、待って待って!ほら、ショウタがらしくないことするからさ!」
ショウタ「うるさいよ!俺だってテンパってたんだよ!血迷ってたんだよー‼」
ベランダに出ようとするショウタと、それを止めるモモカがドタドタしてると、ふいにモモカはショウタに抱きついた。
そしてー
モモカ「いつもありがとねー。」
ショウタ「っ‼」
ニコニコ笑顔でそんなことを言うのだ。
ショウタ「……俺の方こそ、毎日遊んでくれてありがとな。」
モモカ「感謝するが良い!」
ショウタ「あれぇ⁉」
モモカ「ふふっ」
******
モモカ「準備できたー?」
ショウタ「いや…マジで行くの?」
モモカ「昨日行くって言ったじゃん‼」
ショウタ「いやまさか日程も決めてなかったのに、今日いきなり行くなんて思ってなかったんだよ!」
モモカ「ほらー、早く行かないとバス行っちゃうよー?」
ショウタ「いや、ここは都会なんだからバスなんて何本でもあるし。」
モモカ「む……。ほらー、早く行かないとプール混んじゃうよー?」
ショウタ「今年は休日の関係で、小学生は少し早めの夏休みなんだよ。しかも普通の人は平日!…だから大丈…」
モモカ「……ふぇ…」
振り向くと、今にも泣きそうなモモカがいた。
ショウタ「う、うわぁぁ‼行く!今すぐ行きます‼5分だけ!5分だけお待ちを!」
モモカ「ひっく。ひっく。…うん。」
ショウタ母「あー!女の子泣かすなんて最低だぞー?」
ショウタ「母さんもタイミング悪いのな起きるの‼ちょ、手伝って!」
ショウタ母「はいはい。……モモカちゃん?」
モモカ「ん?なに?」
ショウタ母「今日は暑いらしいから、あの子のことよろしくね?」
モモカ「あ!うん!任しといて‼」
ショウタ母「あとね、今日はちょっと危ないから、早く帰っておいで」
モモカ「危ないー?なんで?」
ショウタ母「ふっふっふ。女の勘よ。」
モモカ「女の勘…!!!かっこいいね!!!」
ショウタ母「でしょう⁉…ショウター!私かっこいいってー!」
ショウタ「なに小5に褒められて喜んでんだ!!つか、手伝ってってば!」
ショウタ母「生意気になってから…!とにかく、早く帰るように。いいね?」
モモカ「うん!」
ショウタ母「あ、いい返事!ホントにあの子からも聞いてみたいわー。」
ショウタ「母さん!」
ショウタ母「はいはい。」
~5分後~
モモカ「よし、いってきまーす!!」
ショウタ「ふぅ。いってきまーす。」
ショウタ母「うんいってらっしゃい。気をつけてねー?」
ショウタ「はーい」
モモカ「はーいっ!!」
と、2人は仲良く手を繋いで出て行った。
プルルル、プルルル。
ショウタ母「もしもし?あ、モモカ母?今日は大丈夫なのよね?……うん、うん。分かった。出来るだけ早く帰るようには言ったから。」
ピッ。
ショウタ母「あとで迎えに行こうかしらね…」
セミの声がやけに大きく聞こえるような気がした……
なんかそれっぽく終わらせてみました!!
モチロン全部フィクションデスヨ?
ところで、ランキングに載ってる作者さんって尊敬しますよねー。
ホント、どうやったらあんな載るんだろ…?
作者は現在テスト期間です。
学年40位に入るべく、猛勉強中です。
……説得力無いなんてそんなっ!!
これからも見てください(^ ^)