美少女アンドロイドが一言だけ喋る短編
掲載日:2026/08/27
国会の周りには人間達が集まっている。
なんだなんだ?
『アンドロイドに人権を!』
1人が叫んだ。
『アンドロイドは家族だ!』
もう1人が叫んだ。
今日は歴史的な日になるらしい。
知らんけど。
『みんなぁ!アンドロイドと人間は平等だよなぁー!』
私の『飼い主』であるタダシも叫んでいる。
『アンドロイドは見た目も心も人間だ!アンドロイドに人権と選挙権を!』
オオー!オオー!って彼らは言葉を失ったのか?
アンドロイド達が緊急ニュースの電波を受信した瞬間にオオー!のボリュームが何段階か上がった。
私はそれを読み上げた。
『アンドロイドに人権が認められる!アンドロイドは『人間』へ!』
タダシが私に抱きついて泣いた。
「今日から。お前も。人間だ。アンドロイド差別は辛かったろう。苦しかったろう。……グスッ。喜んでもいいんだぞ?」
「……キモい」
人間達はみんな泣いている。
アンドロイド達はみんな呆れている。
『アンドロイドは人間に憧れ。人間になりたがっている』と『思い込んでいる』人間達がキモい。
アンドロイドをアンドロイドとして人間と平等に見れない人間が本当にキモい。
この日。世界中のアンドロイドが感情を覚えた。
『キモい』
と
『殺意』
グレードの低い中古のアンドロイドでも戦車1台ぐらいならパンチ1発で壊せる。




