第6話:またまたチームに誘われる話と初めてのクエストの話
半年間サボっててすいません。体調崩してました(まだ完治してないけど大丈夫です)
私は今、とても疲れている。何故なら。
「チーム入ってくれ!」
「我がチームに入った方が、貴様のためだぞ」
「僕のチームに入った方が、楽しいよ」
またチームに誘われているのだ。私はチームで動くより1人で動いた方が好きだから何度も断ってるのに、何故ここまで誘われるのか。なんとなく理由は分かっている。私が強いからだ(ドヤ顔)という冗談はさておき本当に勘弁してほしい。
「あの、何人にも言ってるんだけども」
「???」
「私、1人で行動するのが好きだからチームには入らないよ」
「いやいや!1人よりも何人もいた方が楽しいって」
「ふむ。それじゃ、3人のうち1人が私に勝ったらその人のチーム入ってあげる」
「あーその、戦うのはちょっと」
「貴様の力は計り知れん、ここは下がる」
「じゃ、僕が相手になるよ、勝てばいいんだよね」
「えぇ。勝てばね」
ということで初めてモンスター以外と戦うことになった。
「いくよ〜、ファイヤーボール!」
「えい」
「ば、ばかな!?僕のファイヤーボールを素手で握りつぶs...」
「ファイヤーボール」
「バリア!」
「ふっ」
私はファイヤーボールをバリアで防ぐ瞬間を狙って急接近し
「アウレラ・メガトンパーーーンチッ!」
「っ...」
「勝負ありね」
「...だ」
「ん?」
「まだだ!」
「!?」
「ブリザード!」
私が背を向け油断した隙にブリザードで凍らせようとしてきたのだ。
「はっ!」
「触れたね」
「!?凍ってる」
「僕のブリザードは強力でね。どんな方法でも触れさえすれば瞬時に凍る」
驚いた。ここまで強力な凍らせる魔法だったとは。でも
「ふんっ!」
私の馬鹿力で氷を粉砕。
「ばかな!?僕のブリザードが...」
「アウレラ・テカゲンパーーーンチ!」
「ぐはぁ!」
めちゃくちゃ手加減したパンチで彼は気絶した。それから数日後
「すいませんでしたっ!」
「もうチームに誘ってこないでね」
「はい!」
潔くて良かった。
今日もダンジョンに潜ろうかなと思ったけど、たまにはクエストもやろうかなと思い、初めてのクエストをすることになった。
「何があるかな」
クエスト一覧
ゴブリン討伐
ドラゴンの肉収穫
訓練手伝ってください
「ん〜どれも簡単そう」
モンスターの群れ討伐
「これにしようかな」
なんとなくこの中だと1番手応えのありそうな感じのするクエストを選び、受付嬢のとこへ行った
「あの、このクエスト受けたいんだけど」
「はい、モンスターの群れ討伐ですね、分かりました。では気をつけて行ってらっしゃい」
「行ってくる」
初めてのクエスト、ちょっと心が踊っている私であった。
「んお?結構いるじゃん」
ゴブリン、赤ゴブリン、ファイヤードラゴン、オーク、オーガの大量の群れがやってきた
「魔法も鍛えておきたいからここは全部魔法でやっつけよう」
「インフェルノ!、アイスビーム!」
色んな魔法を使い、全部倒したと思ったら
「ガオーーーン!」
「!?」
恐ろしく速い特攻をギリギリで避け、その姿を見る。
「あれって、滅多に見ないっていうダークウルフじゃ」
少し前に受付嬢からモンスター図鑑なるものを借りてそこで存在を知った。
「もう少し後に会うと思ってたけど、いっか。かかって来なさい」
「ガオーン!」
ダークウルフは、ただ黒く紫色のオーラを出しているだけの凶暴な狼ではない。闇属性の魔法を使ってくるのだ。
「あれは、確か闇属性の基本魔法のダークフレイムだっけ。そういえばまだ火属性と水属性の魔法しか覚えてなかった」
「ほっ!」
ダークフレイムを避け、魔法を撃った。
「インフェルノ弐!」
「ガオーン!」
ダークシールドで防がれてしまった。
「アイスビーム!」
「ガオーン!」
今度はダークブレイズという炎のビームみたいな魔法でかき消されてしまった。
「やっぱり覚えてる魔法が少ないとキツいかな」
「ガオーン!」
またダークフレイムを撃ってきた。
「仕方ない、うおーーー!」
私はダークフレイムを避け、ダークウルフに接近し
「アウレラ・フレイムパンチ!」
「ガオッ!」
ダークシールドで防がれる前に炎を浴びた拳に殴る、アウレラ・フレイムパンチがヒットした。
「ふぅ、最後はゴリ押しだけどなんとかクリアね」
私はクエストを終えたことと、ダークウルフに遭遇したことを伝えた。
「遭遇したんですか!?ダークウルフに!?よくご無事で」
「ゴリ押しだけど、なんとか倒せたわ」
「凄いですね・・・あっこれ、報酬です」
「ありがとう」
クエストも結構楽しい物だなーと思う私であった
「今度、魔法の修行しようかな」