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Reality−勇者と眷属−  作者: Ongaku
24/27

おひさしゅうござるます。ゲームのモチベが下がったので復活のおじさん。

レ「見えたっスよ!あれがデアスの境にある街の一つ。ユーサカミ。」


凛「あれがユーサカミ!…それよりも魔物に襲われているところの方が目に入るんですけど…。」

ユーサカミの周りに魔物が集まっている。門の上から冒険者らしき人たちが魔物の群れに向かって攻撃をしている。


イ「街の中に入る為にも戦わないといけないみたいだね。」


慧「だね。やるしかないか。」


セ「わ、私も力を貸します!」


凛「みんな行くよ!」

レイは魔法のストックが少ない為馬車に残った。

レ「若人達が成長していく。いいもんっスね。」

眼鏡をクイッと上にあげた。


冒険者「一体いつまで戦えばいいんだ!次だ!次の魔法を準備しろ!」

門や塀の上で冒険者たちは忙しくしている。

冒険者「やばいわよ!門のすぐそばまで来てるわ!」


?「もう次の魔物共が来やがったか。お前ら行くぞ!狩りの時間だ!」

門の上からエスタリアと似たような種族がぞくぞくと降りてきた。第五騎士団の旗が描いてある。近寄ってくる魔物達を次々となぎ倒していく。


冒険者「流石はバースト族の騎士団だな。俺達も後れを取るな!空の敵や遠くの敵は俺達が倒すぞ!」

一致団結して魔物の殲滅を開始。しかし、どこからともなく押し寄せてくる魔物。騎士団にも冒険者にも疲れが見えてきた。


?「お前ら踏ん張りどころだ!変異種を探して討ち取れ!」


騎士団員「デオ。そんな事言うがこんだけ多いとどれが変異種かなんてわからないぜ?」


デ「なら全部倒せばいいな。見せるぞ。俺達の意地をな!」


騎士団員「へいへい!分かりましたよ!」

第五騎士団は魔物をなぎ倒していく。刺青が体中に広がり力とパワーと野性味が増していった。もはや人間の知性ある戦いではなく文字通り野獣と化した。攻撃を躱そうともせずただひたすらに魔物を倒していく。しかし、興奮状態になっているだけであってダメージは蓄積されている。その内体が動けなくなるものが現れた。


デ「フーッ…フーッ…お前は下がれ。」

動けなくなった団員をデオが門の上へと投げ飛ばす。魔物の数も減ってはいるが、騎士団の減りの方が早かった。

(くっ…へたってきたか…だが…こいつら絶対ぶっつぶす!)


冒険者「なんだあの光は?」

2つの光が見えた。その光は魔物の群れに突っ込んでいく。


凛『獅子光聖剣』

多くの魔物を光のライオンがなぎ倒した。

「これで私達にもヘイトが来るはず!」

その言葉通り魔物の一部が凛たちを襲ってくる。


デ「なんだ?増援か?お前ら…諦めんなよ!」

騎士団と冒険者の士気が上がる。


凛「いくら何でも多すぎる。変異種を倒さないと!」


慧「任せて!イクマ援護を!」


イ「分かった!『風浮』」

風で慧を上に上げた。


慧『猛禽眼』

(もし同じ変異種なら…あった!傷の跡!)

空を飛んでいる魔物が慧に攻撃を仕掛けてくる。


イ『魔力弾』

慧を襲ってきた魔物を撃ちぬいた。


慧「ありがとう!」


イ「どうしたしまして!」


慧「セラフィ!あの魔物だ!」

セラフィは後方でずっと魔法を構築していた。


セ『一筋ノ光芒』

慧の見つけた変異種の頭上に巨大な魔法陣が現れ光魔法が魔物目掛けて降り注ぐ。変異種は躱そうとしたが、技の範囲がでかく光に包み込まれた。多くの魔物も消し飛ばした。


冒険者「おいおい。何者なんだあの人たちは?」

統率されていた魔物が散っていく。凛たちは無事にユーサカミの街へと着いた。デオ達が向かへ入れてくれた。


デ「まさか援軍がこの人数でしかも子供とはな。だが助かった。礼を言おう。」


冒険者「ありがとう!」

凛たちは照れながら声援に答えていた。そこに遅れてレイがやって来た。


レ「どうもっス!強くて当然っスよ。なんせ勇者一行っスからね。」


デ「道理で強いわけだ。あんたは確か第七騎士団の副団長か。何か読めねぇところがいけ好かねぇが正直あんたがいれば心強い。」


レ「なんか棘のある言い方っスけど、誉め言葉として受け取っておくっス。それよりも私達は休息をとった後、デアスに向かうっス。」


デ「デアスだと!?そこに何かあんのか?」


レ「詳しく話すっス。行くっスよ!凛!慧!イクマ!セラフィ!」


デ「今はこの状況だ。大したもてなしは出来んが付いて来い。」

凛たちはデオに付いて行った。第5騎士団と書いてある大きなテントへと入った。


デ「それでなんでデアスなんかに?」

レイはルーア嬢と情報交換した事、変異種は操られている事、デアスに黒幕がいる可能性が高い事を話した。


デ「なるほどな。俺達も力を貸してやりたいところだが、この街を守らなければならねぇ。助けてもらった恩にはいつか報いろう。」


凛「そのお気持ち感謝いたします!」


デ「まあゆっくり休んでけ!必要なものはそこら辺の団員に言ってくれ。それと、こんな事話したくねぇがこの街で行方不明が起きている。気ぃ付けろ。お前らには余計な心配かもしれねぇがな。」

そう言うとデオはテントの外に出て行った。


慧「行方不明か…今回の一件と関係あるのかな?」


セ「ど、どうでしょう?」


イ「今は人手が必要な時なのに、そんな事する必要あるのかな?」


レ「とにかく!私達はしっかりと休息をとってデアスに備えるっスよ!元凶を断つ事が全てを解決する道っス!」


凛「そう…ですね。体を休めて、物資を調達してデアスに向かいましょう。」

寝静まった夜。5人は同じテントで寝ていた。そこに1人ムクッと起き上がる人影が。その人影は音を立てないようにゆっくりとテントの外に出て行った。


凛(何とかバレないように出れたかな。やっぱり放っておけない。行方不明…)

 「の!!!」

肩を後ろから叩かれてびっくりして声が出た。我に返り剣を後ろに振った。剣が当たる直前で止めた。肩を叩いたのは慧だった。


慧「ぼ、僕だよ。」


凛「びっくりさせないでよ!先に声かけてくれれば良かったのに。」


慧「ご、ごめん。そんなに驚くとは思わなくて。」


凛「まあいいや。後をつけてきたの?」


慧「放っておけないんでしょ?僕も同じ気持ちだよ。誰かを救えるなら救いたい。」


凛「そっか。流石は私の眷属だね。」

慧に微笑みかけた。


慧「なんか…犬…みたいだね。」

クスッと笑いながら言った。


凛「確かにね!ご主人様の言う事を聞くように!」

2人は冗談交じえながら歩いた。しばらくしても何も起きなかった。2人は裏路地へと歩いてみた。すると1つのテントがあった。こんなところがあるのかと関心していると後ろから声を掛けられてびっくりする2人。だが後ろにはいない。クスクスと笑い声が聞こえる。


?「こっち!こっちだよ!」

声のした方を振り向くと仮面を着けた同じぐらいの背丈の人が立っていた。大きなマントをしており体型までは分からない。


女?仮面「クスクス!お客さん!入って!」


男?仮面「クスクス!入って!」

2人はテントの方を向いた。


凛「ここは何のお店何ですか?お酒は飲めないんですけど。」


女?仮面「ここはね~」


男?仮面「ここは~?」


女?男?仮面「物語!」


慧「物語?」


女?仮面「そう!ここは物語を楽しむ場所なんだ~!ね~!」


男?仮面「ね~!」

仮面の2人組は凛と慧の背中を押す。


凛「ちょ、ちょっと待ってください。私達はやることが…」

 (って力強!)


レ「まあまあ。いいじゃないっスか。」

声をする方を見るとレイが立っていた。


慧「どうしてここに!?」


レ「2人共どっか行っちゃうから心配で見に来たんっスよ。たまにはこういう息抜きも必要っスよ!物語って面白いじゃないっスか?」


凛「ま、まあそうですけど…少しだけですよ?」


レ「話が分かるっスね!」


女?男?仮面「3名様ご案な~い!」

テントの中に入ると周りに本がたくさんあった。中央に魔法陣が描かれており、仮面の人が魔法陣の中に本を置いた。すると魔法陣が光だし、映画の様に物語が始まった。


女?仮面「~初代勇者の英雄譚~ここに開幕~!!!」


男?仮面「開幕~!!!」


昔々ヘラクロス・ナスパイムという男の子が生まれました。ヘラクロスはすくすく育ちました。子供ながら敵なしの強さを兼ね備えていました。拳や蹴りで岩を砕き、剣術で鋼鉄を斬り裂き、魔法で山の一部を吹き飛ばせる力を持っていたそうな。もっと世界を見て周りたいと思っていたヘラクロスは、ある日旅を決意します。まず最初に…


凛(あれ?…すごく眠たい…意識が……。)


レ「2人とも息をしちゃだめっ…ス…。」

3人はその場に倒れてしまった。


女?仮面「あっけなかったね~。どうする?」


男?仮面「うーん。勇者と眷属と副騎士団長だし、やっちゃう?」


女?仮面「そしたら褒めてもらえるかな?」


男?仮面「そうだよきっと!やっちゃおう!…と思ったけど捕らえた方が有効活用出来るんじゃないかな?」


女?仮面「流石だね!捕らえよう!」



凛「ん…ん!?」

目を覚ますと馬車の中だった。移動中の様で音が聞こえる。


レ「目を覚ましたっスか?」

慧とレイは起きていた。3人とも枷が付けてある。


凛「はい。」


レ「状況は理解できるっスか?」


凛「確か仮面の2人のお店に入ってそれから…」


慧「眠らされて、拘束されてどこかに運ばれているところだよ。」


レ「しかも武器や防具ははがされてしまったっスね。」


凛「そんな!?魔力は…出ない。」


レ「魔力封じの枷っスね。これがあると魔法を使えないっス。」


凛「それじゃあどうすれば…。」

レイが凛の耳元で囁く。

「科学魔法は使えるっス。いざとなればとっておきの科学魔法があるっスよ。ここがどこか分からないし今はこのままが最善かもしれないっス。」


凛「そうですね。どれくらい寝てたかもわからないですし。レイさんすみません。私が歩き回らなければこんな事に…。」


レ「いやいや!謝るのはこっちの方っスよ!あそこを進めてのは私っスからね。」


慧「誰のせいでもないよ。今は転機を狙おう。」


「おい!さっきからうるせぇぞ!死にてぇのか?」

馬車を運転している方から怒声が聞こえた。凛たちは黙り込んだ。

「まあそんなのんきにしてられるのは今のうちだけだからせいぜい楽しみな!ハハハ!」

そうこうしているうちに馬車が止まった。3人は頭の上から袋を被らされて視界を奪われた状態で移動させられた。別々の場所で袋を取られ別々の檻の中に閉じ込められた。

周りに他の人たちも閉じ込められていた。

檻の中の人「俺達をどうする気だ!?」


檻の外の人「ハハハ!地獄へようこそ!教えて欲しいか?…教えないけどな!ただこれだけは教えてやる。生きて帰れねぇぞ!ハハハ!」

凛たちはとんでもない場所に来てしまった。




To be continued


おまけ

挿絵(By みてみん)

お色気むんむんのお姉さん!レイ・ソリューアっス!仲良くして欲しいっス!

と、言うわけでまだイメージ段階なのでこんな感じと思ってもらえれば。ピクシブに元のは貼っときます。

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