表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Reality−勇者と眷属−  作者: Ongaku
23/27

ゲームが止まらねぇんだ!誰か止めてくれ_(:3 」∠)_

ル「ありがとう…ございます。」

意識が朦朧としながら慧達にお礼を述べる。


慧「ここで休んでいて下さい。ここからは僕たちが戦います!」


ル「もう1つの門に…敵。」

そういうと気絶してしまった。


レ「凛、慧、セラフィ、イクマは反対の門に魔物を倒しながら向かって!ここは私が守る!」

凛たちは反対の門へ向かって行った。


レ「さてと、お姉さんが相手してあげるっス!」

象の魔物は鼻を斬られた痛みを終え、レイに斧を持ち突撃しようと構えた。


レ「一体に時間かけている暇はないっスからね。『科学魔法ー氷結ー』」

突撃して来た象に向けて試験管を投げつける。試験管が割れ、象を氷漬けにしてしまった。象は前に倒れ込み動かなくなった。それを見ていた冒険者から歓声が上がる。レイは門の所に土の壁を作り出した。魔物を統率していた者がいなくなったせいか、ばらばらになった。どこかへ去っていく魔物もおり、相手の戦力を減らした。


レ「持ってきた魔法も少なくなってきたっスね。最後まで持つといいっスけど…。みなさん!残りの魔物を始末するっスよ!」


エ「私も…やるよ!」


レ「それなら、もしもの為にそこのお嬢さんを守って欲しいっス!」


エ「…分かった。」


一方凛たちは魔物を倒しながら反対の門へと着いた。


イ「これはまずいね。もう魔物が入り込んでる。」

門の扉は下半分が横一直線に切断されていた。そこには切断された冒険者達の亡骸があった。


セ「うっ…。」

口を押えて、吐き出すのを我慢した。


凛「ここにいてもしょうがない。魔物を探さなきゃ!」

“ドン”と音がした。そこから戦闘音が鳴り響く。


慧「あっちみたいだね。急ごう!」


少し時間は遡る

ハ「さあ皆の者!こっちだ!」

元当主であるハイントは冒険者と共に屋敷へ避難誘導をしていた。


ハ「粗方避難は完了したな。」


冒険者「ハイント様!反対の門へやばそうなやつが移動してきました!」


ハ「戦力を割いたか。だが、わが街の門は強固だ!そう簡単には破れん!」

刃物の魔物が門の扉の前に立った。門の守りを任されていた冒険者たちが門の内側で待機する。刃物の魔物は右腕の刃物を左端に突き刺した。豆腐の様にいともたやすく刃が入った。その右腕を右端まで移動させた。その後、刃物の魔物が蹴ると下半分の扉が倒れた。中にいた冒険者達はあっけにとられていた。


冒険者「あ…う、うおおお!」

刃物の魔物に突っ込む。次の瞬間体が両断されていた。刃物の魔物は他の魔物達に行けと言わんばかりに腕を前に突き出した。すると待機していた魔物たちが一斉に屋敷目掛けて進軍を開始した。


ハ(想像を上回る敵だな、ここに残っている冒険者達の戦意が喪失している。無理もないか。)

 「お前たち逃げてもいいぞ?」


冒険者「え?」


ハ「ただし、あの魔物が許してくれるならな。助かる方法はただ一つ…あの魔物を倒すことだ!私達が死ねば屋敷の中にいる者達も死ぬ!大切なものをすべて失うのだ!戦え!そして魔物を倒せ!それしか助かる方法はない!」

ハイントは大きな銃を構え前に出た。足の速い魔物がハイント目掛けて飛び掛かる。直前の所で引き金を引いた。“ドン”と音とともにその魔物の頭を吹き飛ばした。

「戦え!私達が最後の砦だ!」ハイントの行動と声に鼓舞された冒険者たちは歓声を上げ、戦闘を開始した。

ゆっくりとした足取りで一歩また一歩と魔物の魔物が近づいてくる。冒険者3人が刃物の魔物に攻撃を仕掛ける。1人は足の動きを止め、1人は左腕の動きを魔法で止めた。


冒険者「このハンマーでお前の刃を叩き折ってやる!『土纏』『硬化鉄槌』」

ハンマーに土属性の魔力が纏い、ハンマーの硬度を上げた。ハンマーを振り回す。刃物の魔物は右手で攻防を繰り広げる。


ハ(これは好機!先ずはあいつの右肩を撃ちぬく!)

 『電磁貫』

銃口から電気がほとばしる。電気が刃物の魔物の右肩に向かって飛んでいく。刃物の魔物は右手の刃でガードした。その隙を冒険者は逃さず、刃物の魔物の頭目掛けてハンマーを振り下ろした。刃物の顎でハンマーを挟み込んだ。


冒険者「残念だったな!」

顎が閉じる。スパッとハンマーも冒険者も斬った。そして、右腕を構え他の冒険者に振る。すると斬撃が飛ばされ拘束していた魔法が解けてしまった。


ハ「ははは…本当に予想を上回る化け物だな。銃が利かないならこれしかないな。」

そう言うと銃を投げ捨て、腰の剣を抜いた。『雷纏』剣と体に電気が纏う。機動性と攻撃力を上げ、刃物の魔物に突っ込んだ。刃物の魔物は攻撃を仕掛けるが、ハイントに攻撃を避けられるか、剣ではじかれる。機動性を生かし、刃物の魔物に少しずつダメージを与えていく。


ハ『絶技ー電開花ー』

ハイントが通った跡に電気の道が出来、それはまるで花が咲いているようだった。苦しむ刃物の魔物は物凄い速さで体を回転した。体中にある刃物がハイントに牙をむく。防御しきれずに体を切り刻まれる。


ハ(まずい!一度後ろに!)

そう思い後方へ飛んだ瞬間刃物の魔物の顎がハイントを捕らえる。

(生きてる…?)

ハイントは生きていた。しかし、ハイントの左腕の肘から下がなくなっていた。肘から下が地面に落ちている。ハイントは冷静に自分の服を破り、包帯代わりに左腕に巻く。右手と口できつく縛り上げた。

「まだ…戦える…ここは死んでも通さん!!!」


刃物の魔物「キニイッタ。」


ハ「…何?話せるのか?」


刃物の魔物「マアナ。」


ハ「その心意気に免じて私1つの命で見逃してもらえないだろうか?」


刃物の魔物「ソレハデキン。ワガアルジヲウラギルコトニナル。ソノココロイキニメンジテ、ホンキデアイテヲシテヤロウ。キサマノナマエハナンダ?ワレワレマモノニハナガナイガニンゲンニハアルノダロウ?」

刃物の魔物は風を纏った。


ハ「ならばこちらも力の限りを尽くそう!『雷纏』私の名はハイント・ザレア!」

 (ルーア。お前は生きろ!妻よ!私の最後を見届けてくれ!)

全身に電気がほとばしる。


刃物の魔物「オボエテオコウ!」

先に動き出したのはハイント。刃物の魔物と剣を交える。飛び散る火花。どれだけ攻撃しても刃物の魔物の体まで攻撃が届かない。疲弊したところでハイントの剣が飛んで行ってしまった。刃物の魔物が腕を振り上げてハイントに振り下ろした。その時地面が隆起して刃物の魔物の攻撃を止めた。


セ(私もクロネ様の所で修行したんだ!)


イ&セ『地縛牢塔』

刃物の魔物の地面が隆起して刃物の魔物を飲み込んでいく。刃物の魔物は抜け出そうとするが動きが取れなくなり、地面に完全に飲み込まれた。隆起した地面は空高く盛り上り大きな塔になった。てっぺん付近に刃物の魔物の腕がはみ出ている。


セ『握』

塔が内側へ収縮する。刃物の魔物付近から液体がにじみ出る。その時刃物の魔物付近の土が吹き飛びむくっと立ち上がった。血は出ているがまだ元気そうだ。


凛『光ノ護盾』

凛はジャンプして自分の足元に光の盾を作り出した。


慧『爆発弾』

凛の盾に目掛けて撃った。盾に当たると爆発して、凛を空に打ち上げた。


凛「光の精霊よ!我が身に宿りし光の力を解き放ち糧とする!光の精霊バルドを今解き放たん!『フェアリーリンク』『光聖十字剣』」

凛は刃物の魔物に十字の斬撃をくらわす。刃物の魔物は両手でそれぞれの斬撃を受けた。そして、無防備な凛に顎で攻撃しようとする。


ハ「その攻撃を受けるな!」


慧『光聖螺旋砲』

光線が刃物の魔物の顎を直撃し、顎が凛の体から上に逸れる。


凛『光聖剣』

刃物の魔物の首目掛けて剣を横に振る。刃物の魔物は風の斬撃を起こし凛を吹き飛ばした。

『光ノ護盾』を自分の正面と着地地点に出して足場を出した。凛は体に切り傷を負った。

「私はいいから他の魔物を!」


イ&慧「分かった!」 セ「はい!」

慧達は冒険者たちと戦っている魔物を次々と倒していく。


ハ(何者なんだこの子たちは?ルーアとあまり年は変わらなさそうだが…この子たちか。勇者は…そうか。助かったんだな…。)


凛『光烈剣』

凛と刃物の魔物は剣と剣の攻防を繰り広げている。


刃物の魔物「ムネノアタリガアツイ。コレガタノシイトイウヤツカ…タノシイ!タノシイゾ!」


凛「そう…でもあなたのやってることは許される事ではない。ここであなたを倒す!『想力天換』『獅子光聖剣』」 

光のライオンが刃物の魔物を飲み込む。刃物の魔物はうれしそうな表情を見せた。ライオンは刃物の魔物を跡形もなく消した。


ル「お父様。勝ったのですね。」

エスタリアに肩を借りたルーアが屋敷の所まで歩いてきた。


ハ「無事だったか!」

ハイントはルーアに抱き着いた。


ル「お、お父様!皆が見ております!」


ハ「す、すまん!」


ル「腕失われたのですね。」


ハ「名誉の傷ってやつだ。」


レ「凛ちゃんド派手な技使ったっスね~。」

凛の元へレイがやって来た。


凛「かなり強い敵だったので…。」

慧とセラフィとイクマもやって来た。


慧&イ「お疲れ!」 セ「お疲れ様!」


凛「みんなもね!」

そこにルーアがやって来た。


ル「皆様。街を代表して感謝を申し上げます。」

深くお辞儀をした。

「お礼をしたいのですが、今はこの状況なので客室にてお待ちください。」


凛「私達も何か手伝いますよ!」


ル「いや、しかし…」


レ「まあまあ!困った時はお互い様っスよ!」


ハ「お言葉に甘えるとしよう。あまりにも被害が大きすぎる。」


ル「…宜しくお願い致します!」

そうして凛たちはけが人の治療。


凛「大丈夫ですからね!こっちの人セラフィお願い!」

軽傷の人は凛が包帯を巻く。

セ「は、はい!じ、じっとしていて下さい!」

重傷の人はセラフィが回復魔法をかけていった。

冒険者「あり…がとう。」


街の修復

街人「こっちだ!手を貸してくれ!」


イ「今行きます!」

瓦礫を魔法で動かして道を整備したり、門の修復などを手伝った。


エ「ちくしょう!」

地面に拳を叩きつける。叩きつけた音が響く。


慧(あれは確か最初に入ってきた時にいた人…大切な仲間を失ったんだ。もっと早く辿り着いていれば…一刻も早く解決しなきゃ!)


エ「く…ううっ…。」

エスタリアは泣いていた。


食事の手配など手伝った。

凛「どうぞ!」


街民「ありがとう。あなた達がいてくれなかったら…ほんとうにありがとう!」


凛「まだまだ沢山ありますから落ち着いてお願いします!」


夜になり、ルーアのいる客間に凛たちは呼び出された。


ル「重ね重ねお礼を申し上げます。私はルーア・ザレア。この街の当主をしているものです。皆様のおかげで被害を最小限に抑える事が出来ました。本来であれば街をあげての祝いの席を設けるのですが、いろいろと重なりすぎて今出来ることは皆様に感謝する事しか…再度この街に来ていただいた時には最高のおもてなしを用意させていただきます!」


凛「そんなお気になさらなくても私達は当然の事をしたまでです。」


ル「それでは私達の気が済みません!必ず!」


慧「あはは…分かりました。必ずここに寄りますね!」


ル「流石は勇者様方!ところで勇者様のお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」

慧の方を見て尋ねてきた。凛はそれを見抜いて(・∀・)ニヤニヤしながら慧に肘でトンッとやった。


慧「あ、僕から?杉本慧です。」


ル「勇者様のお名前は慧様というのですね。」


慧「いや、僕は眷属です。」


ル「こ、これは失礼しました!」


凛「私が勇者の清水凛です。」


ル「歴代初の女性の勇者なんですね。憧れます!」


凛「憧れる勇者になれるように善処します!」


セ「わ、私はせ、セラフィ・テコットです。」


イ「イクマです。」


ル「慧さん。凛さん。セラフィさん。イクマさん。改めて…ありがとうございました。」

深くお辞儀する。コンコンと扉をノックする音が聞こえた。


レ「どうもっス!」

レイの他にハイント、エスタリア、ボードンが入ってきた。


ル「治療が終わったんですか?」


レ「何とか終わったっスよ~。」


ハ「まさか腕が治るとは思わなかった。」


ボ「俺もだ。」


ル「騎士団の方ですよね?お名前をお聞きしても?」


エ「このお方はすごいよ。」


レ「第7騎士団副団長レイ・ソリューアっス!」


ル「そんなお方が!レイ様もありがとうございました。重ね重ねお礼を申し上げます。」


レ「まあまあ。気にしないでいいっスよ。それよりも親玉をやらない限りジリ貧っスよ。今回の敵が親玉とは思えないっスね。」


ハ「刃物の魔物もわが主と言っていたな。」


ル「もしよろしければ、情報交換いたしませんか?」


レ「それは名案っスね。」


ル「これを見てください。」

大きな地図を広げる。

「これはウィンル国の地図です。そして、赤く表示しているのが今回変異種の目撃情報や襲撃にあった場所です。」


慧「こうしてみるとこのデアスってところから徐々に赤いマークが少なくなって行ってる。」


ル「…。」

慧から目線を下にそらす。

「ごほん!さ、流石は慧さん。こうやって半円を書くと…。」


凛「ここを中心に広がってるって事ですね。」


ル「黒幕がいるかは分かりませんが何かあるのは間違いないと思います。」


レ「凄いっスね!私から言えるのはあの変異種たちは操られてるって事っス。それと、普通の変異種よりも弱い。」


ル「操られてる?」


レ「そうっス。この慧が見つけてくれたヒントで分かったっス!」


ル「慧様…。」

ボーっとしている。


ボ「おい。ルーア嬢。話聞いてるか?」


ル「あ!ごめんなさい。少し疲れているみたい。」


イ「これは分かり安すぎる気がする。あえてこんな風にして実は反対側にいるのかも。」


レ「確かに安直すぎる気もするっスね。見つけてくださいと言わんばかりに。解けてない謎は何の目的なのか。黒幕本人又は変異種はどうやって移動しているのか。どちらにしても一筋縄ではいかないような敵っスね。」


凛「考えすぎも良くないんじゃないかな?このまま何もしないより、ここに向かった方が…。」


イ「罠かもしれないんだよ?」


凛「レイさんも言ってた通りこのままだとジリ貧だと思う。それなら望みをかけていくべきだと思う。」


慧「僕も行くべきだと思う。イクマの言ううことは分かるけど、1つ1つやって行こう!」


イ「分かったよ。それなら明日の朝にでも出発しよう!一刻も早くこの事件を解決するんだ!」


全員「おー!」


ル「慧さん…。」


レ「うんうん。若いっていいっスね。」

凛たちは客室に通され、眠りへとついた。朝になり、凛たちは出発の時になった。


ル「皆様の無事をお祈りしておきます。ご武運を。」

街の人たちに見送られながら目的地の場所へと向かうのであった。





To be continued



おまけ

挿絵(By みてみん)


凛「どうも主人公の清水凛です!よろしくお願いします!」


慧「どうも!もう1人の主人公の杉本慧です!よろしくお願いします!」


バ「私が光の精霊バルドだ!よろしくな!」



というわけでやっと主人公達描きました。男性キャラ難しい!あくまでイメージなので変更されることもあると思います。もっと上手く描けるよう精進いたします。ちなみにノットフェアリーリンクです。

いつも通りピクシブに元はあげときます。見てくれてありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ