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Reality−勇者と眷属−  作者: Ongaku
22/27

o?

失礼かもしれないけどワンピースの映画初めていいなと思いました。

凛たちはそこから各村々を周っては変異種を捕獲して解剖した。だがいくら解剖しても体に変化が起きているだけでそれ以外は何も分からなかった。また変異種を捕まえた時に慧が何かに気づいた。


慧「気のせいかもしれないけど、変異種の体に毎回鞭みたいな傷がある気がする。」


イ「それはそうでしょ!捕らえるときに少しは攻撃してるんだし、暴れるしね。」


凛「気にし過ぎじゃないかな?」


レ「いや。これは調べる価値がありそうっスね。」

また別の村へと行き変異種を捕らえた。変異種を見てみると同じような傷があった。


セ「す、少し見させてもらってもいいですか?」


レ「どうぞっス!」

セラフィは変異種の傷の所に手を当てる。


セ「微弱ですけど、体内から魔力を感じます。」


レ「それはおかしな話っスね。魔物の体内に魔力はないっスからね。」


セ「な、何かあるのは間違いないと思います。」


レ「捕まえてきた変異種の体内は調べたっスけど…この魔物だけ特別なんスかね?とりあえず解剖するっス!」

解剖したが結局何もなかった。


セ「ま、魔力も消えてます。」


レ「魔道具らしき物もなし。魔道具か何かで魔物を強化した…魔法か…いずれにしても解剖すると魔力がなくなる。変異種になることで魔力回路が形成されることもなかった。つまりは自然発生でなく人為的なもの。調べられるのを予期して、証拠が消えるようにしていた。」

レイは1人ぶつぶつとつぶやいていた。



場面は変わる

1人の女性が机で書類を書いている。そこにノック音が聞こえて、男性二人と女性一人が入ってきた。3人とも肌は日に焼けたようにこげ茶の肌に赤い髪を生やしている。


?「状況は?」


女性「うーんそうだね~。冒険者もいるし問題ないかな。周囲の村や街の人間も避難してきてる。」


?「そう。あなた達がいてくれて良かった。」


男性1「まあ、ルーア嬢には大きな恩があるからな。」


ル「私は私のしたいことをしただけ。恩に感じることはないわ。ただ、その気持ちは受け取っておきます。」

ガチャっと音がしてまた男性が入ってきた。

ル「お父様。」


父「かしこまるでない。現当主はもうお前だからな。エスタリア、ボードン、オラクこき使うようで悪いが、建設の手伝いをしてくれないか?避難してきた者の場所が足りん。」

エスタリア 女性  男性1 ボードン  男2 オラク


ボ「しょうがねぇ。行くか!じゃあな。これ置いてくわ。」

書類をルーアに渡して4人は部屋から出て行った。


ル「はぁ。他にやらないといけない事があるのに何でこんな事に…しょうがないわね。一刻も早く元凶を断つ!それだけね。ふむ。今回の大量発生はやはりウィンル国だけみたいね。デアスが関係あるのかしら?魔族…の可能性もあるけど何でウィンル国を?これは何かをする為のおとりなのかしら?にしてもこのまま魔物に襲われ続けたら物資がもたない。とにかく高貴族ザレア当主として人々を守る義務がある。やれることをやりましょう。」


エ「ハイントのおっさんルーア嬢を手伝わなくていいのかよ?」


ハ「な!おっさん!?娘とはずいぶん扱いが違うじゃないか!」


オ「俺らが忠誠を誓ってんのはルーア嬢と団長たちだけだ。おっさんがどうなろうとどうでもいい。」


ハ「それにしてもおっさんはひどいだろ?まだ40代だぞ?」


ボ「十分おっさんじゃねーか!」


ハ「40なったら同じ事お前たちにも言うからな!」


エ「分かった分かった。それで手伝わないのか?」


ハ「まあ娘は妻に似て私より頭がいいからな。それに私は体を動かす方が向いている。そっちの方面で手伝う方が貢献できる。適材適所ってやつだ。」


エ「そうかい。まあ私らも頭使うのはどうも苦手でね。他の事でルーア嬢をカバーするしかないね。」


ハ「助かるよ。」

屋敷を出た所で人々が騒いでいるのが分かった。


ハ「どうした?」


執事「旦那様!それが街の外に今までの非にならないほどの魔物が集まっております!それに今までとは違う魔物がおります!」


ボ「ほんとだな!」

屋根の上に登り街を見渡したボードンが言葉を放った。


エ「囲まれてるね。それにあの2体魔物か魔族か分からないけど見たことないね。」

1体は2足歩行の頭が象で体に第二の大きな口がある。手には大きな斧を持っている。もう一体は頭にクワガタの角の様な顎、手は両手剣になっており、体中に刃物のような皮膚が突き出ている。象の口が大きく開いて、中からワームが出てきた。ワームが街全体に聞こえるように喋り出す。

「人間ども!諦めて降伏しろ!さすれば楽に死ねよう!降伏しなければ苦しい死を!30分やろう!」

ルーアが屋敷から出てきた。


ル「聞いた?」


エ「どうすんの?って決まってるだろうけど。」


ル「もちろん戦う。冒険者たちも集めて!30分で作戦会議するわ!」


全員「分かった!」

10分ほどでルーアの屋敷へ集まった。


ル「ごめんなさい急がせて。時間がないから簡潔に言うわね。まず非戦闘員はこの屋敷に集める。冒険者の方でこちらはお願い。残りの冒険者と私達であの魔物達と戦う。最優先であの2体を倒す。これしか生き延びるすべはないわ。」


エ「安心して!私らがぶっ倒すから!」


ボ「ああ!やっと歯ごたえのありそうなやつらが来て俺はうれしいぜ!」


オ「街から出てぶっ倒してこようか?」


ル「それは危険すぎる。ちゃんと作戦を立ててるから従って。」


エ「オッケー。」


ル「先ずこの街は門が二つあるわね。1つはあの2体がいる。もう1つには普通の魔物がいるだけ。だからこっちの守りは薄くていい。冒険者の方にお願いするわ。そして、あの2体がいる方は私達で対処する。戦士や協力してくれる冒険者がいるとありがたいわね。遠距離攻撃が出来るものは門の上から攻撃して。非戦闘員を守るのは誘導していた冒険者とお父様でお願いします。」


ハ「何を言ってるんだ!生き延びるために私も戦うべきだろう!」


ル「お父様。私達が時間を稼ぎます。もしもの時は後ろの門から逃げてください。」


ハ「それは現当主のお前が!」


ル「当主だからです!最後まで残って1人でも多く助けたい。分かってください。これが作戦です。」


ハ「…」


エ「任せなよおっさん!ルーア嬢には指一本触れさせないからさ!」


ハ「頼りにしてるぞ!」


ル「みんな!勝つわよ!行動開始!」


全員「おー!」

ルーアの作戦通りに動き配置についた。30分が経ちまた象が話し出す。

「戦って死ぬのを選んだのか!愚かな!苦しみながら死ね!」

周りを囲んでいた魔物たちが門に向かって一斉に走ってきた。


ル「あなた達がいてくれて良かった!いろんな部族の戦士。冒険者。騎士団。私達の街だけじゃ…」


ボ「どうした?」


ル「いや、勝って生き残るわよ!」

 (そう。まんまとやられたわね。)


全員「おー!」

門に向かってくる魔物たちに魔法や弓、投石なので攻撃する。それでも魔物の数が圧倒的に多く門まで辿り着かれた。魔物たちが攻撃するがびくともしない。


ル「残念ね。特注だから簡単にはいかないわ。さあ!交代して!」

遠距離攻撃をしていた人と待機していた人が変わって攻撃し始める。その間に遠距離攻撃して疲れたもの達は休んでいた。空を飛べる魔物が空から攻撃して来ようとした。しかし、街全体に魔防壁が張られており、跳ね返された。刃物魔物が動き出した。


ル(反対に行くつもり!?知恵のある魔物は厄介すぎるわね!)

 「ボードン!オラク!向こうに」

言葉を言いかけた時に門の方で大きな音がした。象魔物が岩を投げつけていた。そこから象は一目散に突っ走ってきた。


エ「あはは…バケモンだね。」


ル「何でもない。とにかくあの象を討ち取るよ!後数回で門が壊れる!」

近接戦闘に長けたものは下に降り門の前で待機した。象が門に突進する。勢い良く門がぶっ壊れた。


ボ「一撃かよ!面白そうだな!」

象が吠えると魔物が一斉に門の中へ押し寄せてきた。


ル「門の上から支援をお願い!私達がここから通さない!」

ルーアは防具を身にまとい左手に大きな盾、右手に大きなランスを握っている。エスタリアは手甲から飛び出た剣を両手にはめている。ボードンは両手に鉤爪。オラクは棍棒を持っている。


エ「ルーア。逃げてもいいんだよ?」


ル「冗談きついわね。私がいるから士気が保ててるでしょ?それにみんなを守りたい気持ちは本気よ!」


エ「言うと思った。私らバースト族を受け入れるほど馬鹿だもんね。」


ル「誉め言葉として受け取っておくわ。行くわよ!」

ルーアの前に3人が出て、次々と魔物を殺していく。魔物を倒すたび、血を浴びるたび、彼らに刻まれた刺青が体に広がっていく。そして、広がるにつれパワーとスピードが上がっていく。その代わりに、野性味を帯びていった。


エ&ボ&オ『身体強化』

更に体を強化した。ルーアと冒険者が更に3人を強化する。魔物をなぎ倒して象の元へ行った。象が上半身とp下半身を真っ二つにしようと横に斧を振る。迷わずエスタリアとボードンは空に跳び上がる。オラクはかがんで攻撃を回避した。


エ『紫電刺』

紫の電気を纏い頭に突撃する。


ボ『大炎爪』

炎を纏い体に爪を振り下ろす。


オ『大重撃』

重力を纏った棍棒を足目掛けて振りかぶる。その瞬間に象の体の口が大きく開きワームが飛び出してボードンへ噛みつこうとする。


ル『風纏螺旋槍』

風の魔法がワームを貫き絶命させる。そして、3人の技が命中した。オラクは片足をへし折り、ボードンは体に大きな傷跡をつけ、エスタリアは頭に剣を突き刺して電気を流した。怯む象。


エ「もういっちょ!『紫電回蹴』オラァアアア!!!」

紫の電気を纏い大回転からの回し蹴りを象にいれる。象は後方へ飛ばされた。象は四つん這いになり、鼻を地面に刺した。


ボ「たたみかけるぜ!」

3人は再度象に攻撃を仕掛けに行く。


ル「待て!冷静さを!…今のあいつらには無理か!」


先ほど同様に攻撃を仕掛けようとする。象は鼻を地面から出した。鼻先をボードンへ向ける。そこから物凄い速さで土の塊が発射された。ボードンはまともに当たり、後方へ吹き飛ばされた。なんとか受け身をとったが、右肩から血が溢れ、右腕は使い物にならなくなった。象は立ち上がり、今度はエスタリアに放った。エスタリアは電気で後方に躱した。


オ「機動力だけでもそぎ落とす!」

足に向かって攻撃しようとした。それよりも先に象の斧がオラクに近づく。


エ「バカ!」


ル『風ノ盾』

自分を斧とオラクの間に入り込み盾を強化して斧を受け止めた。ルーアはオラクと一緒に吹き飛ばされて建物に激突する。建物が崩れた。


エ「形勢逆転か。兄貴みたいに精霊が使えたらな。」


ル「う、動けるだけマシよ。」


エ「ルーア。」


ボ「俺もまだ戦えるぜ!」


オ「お、俺もだ…不覚だったぜ。」


ル「作戦は簡単。あいつの攻撃を食らっちゃだめ。隙をついて攻撃。いつかは倒せる!」


エ「分かりやすくていいね~。それならま。行きますか!」

4人は象へ突っ走て行く。象は斧を横に振った。


ボ「今の体じゃ避けられそうにねぇな。『大炎爪』ウオオォォォ!」

左腕だけで斧を受け止めた。力むことで傷口からドバドバ血が流れる。象は鼻でボードンを押し潰そうと振り下ろした。オラクが受け止める。空に跳び上がったルーアとエスタリアが攻撃を放つ。


ル&エ『風紫電螺旋突』

象の頭へ攻撃が刺さりかけた時、象は後ろへ下がった。全員攻撃を躱されあっけにとられた。その瞬間に象は猛突進を放ち4人を吹き飛ばした。それぞれの建物にぶつかり、崩れ落ちた。象はオラクが倒れているところに行った。そして何度も鼻を振り下ろした。象は笑っていた。


エ(くっそ!体が動かねぇ!)

象の元に1人近づいて行った。


ル「それ以上亡骸を冒涜するのは許さない!」

象が振り向く。ルーアの鎧と盾はボロボロになっていた。


エ(何してんだよ!動けたなら逃げろよ!)


ル「来なさい…すーはー。」

 (ホントは戦いたくなんかない。でも、力がないと絵空事でしかない。ここでこいつを倒さないと私の夢が途絶えてしまう。最後まで…私は…)

ルーアは鼻で吹き飛ばされた。鎧はなくなってしまった。象はルーアの左足に鼻を巻き付け逆さづりにした。そして、死なない程度の力でルーアに軽くパンチする。何度も殴られ、意識が朦朧としていく。ルーアは手を構えて最後の力を振り絞り風の弾を放った。象には何のダメージもなかった。象は笑い大きな口を開けた。


ル(私…死んじゃうのか。ごめんね。お母様。)

その時象の後頭部に何かが当たり、象は悲鳴をあげた。


慧『銃剣』

象の鼻を斬り、瀕死のルーアを救出した。お姫様抱っこで受け止めた。

「大丈夫ですか?」


ル「う……。」

 (誰?助かったの?かの有名な勇者様だったりして…。)


慧「早く!この人まだ息があります!」


セ『癒陣』

ルーアの傷を癒していく。


レ「ここからは誰も死なせない!人命第一で魔物討伐開始!」





To be continued


 








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