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Reality−勇者と眷属−  作者: Ongaku
13/27

トハマホの村の戦いの後

最近謎の腰の痛みに悩まされてます( ´∀` )

歳ってやつか…

凛「んん…」

前回の戦いで気絶してしまっていた凛は目を覚ました。見慣れない天井がそこにあった。


凛「ええと確か…魔族と戦って…!最後どうなったの?イタタタ。全身痛い!」

起き上がろうとして体が悲鳴をあげた。ドアのノックが聞こえ、人が入ってきた。


セ「目、目が覚めましたか?ゆ、勇者様!」

セラフィだった。もじもじしながら凛に話しかけてきた。


凛「セラフィさんありがとうございました。あの魔族はどうなりました?」


セ「えっと、最後は勇者様と、眷属様の技で、倒されてましたよ!」


凛「良かった。それと、勇者様じゃなくて凛と呼んで下さい。セラフィさん。」


セ「そ、それは…恐れ多いです…。」


凛「それなら私はセラフィって呼びます!」


セ「は、はぅ…凛さん…こ、これでいいですか?」


凛「ふふふ。よしとしましょう!」


セ「他の人、呼んできます!」

部屋を出ていった。


凛「良かった。本当に…みんなを守れたんだ…。」

ベットの上で大の字になり、心の底から安堵した。しばらくして、ドアのノック音がした。


慧「凛。入っていい?」


凛「どうぞ!」

慧の他に、セラフィ、シブロウ、ミスカ、イケメンと中学生くらいの女の子が入ってきた。


シ「この度は村を救って頂きありがとうございました!」


ミ「感謝してもしきれません!」


凛「気にしないで下さい!当然の事をしたまでですよ!」


シ&ミ「ありがたやありがたや。」


凛「あはは…。」


慧「良かった~元気そうで。1週間も目を覚まさなかったから…。」


凛「私そんなに寝てたの!?」


慧「うん。ひどいけがだったしね。」


凛「道理で体中が痛いわけだ。」


セ「ご、ごめんなさい。わ、私の回復魔法だと完全には治せなくて…複雑骨折もしてて、そのまま治したら骨が変形するか、可能性もあったので…最低限の治療しか出来てません!」


凛「いや。すごく助かりました!」


?「うん。この子はむしろよくやっていたよ。騎士団の治療班も褒めていたよ。」

イケメンがセラフィを褒めた。


セ「そ、そんな…。」


凛「あ、あの~」


ゼ「ああごめんごめん!初めましてだね。僕は第二騎士団団長ゼイン・テライズ。そしてこっちが副団長の」


ニ「ニーナ・マキルース…よろしく…。」


凛「よろしくお願いします!私は清水凛です!」


ゼ「よろしくね!」


凛「それでどうしてここに騎士団の方が?」


ニ「…光が…見えた…。」


凛「光…ですか?」


ゼ「任務が終わって帰るときにこの村から巨大な光の柱が見えてね。何があったのかとここへ急行したんだ。その光はセラフィがやったと言うじゃないか。それに、たった3人で魔族を倒したなんてすごい事だよ!」


凛「ありがとうございます…でも私は魔王を倒さなきゃいけないのに、苦戦を強いられました。2人がいなかったら私はきっと…。」


ゼ「いいんじゃないかな?それでも。1人で戦う必要はないよ。僕もニーナや他の仲間と一緒に戦っているしね!悔しいなら努力して強くなればいいだけさ!」


ニ「勇者なんて…気にしなくていい…勇者も人間……困ったら…頼ったらいい…。」


凛「そうですね。ゼインさん。ニーナさん。ありがとうございます。考えても仕方ない!なんかお腹すいてきちゃいました!」


ゼ「アハハハ!その意気だ!」


シ「村から心ばかりのお礼にご馳走を振舞います!騎士団の皆様にも!」


ゼ「いえ。我々は…」


ミ「村の復興を手伝って頂いておりますし、警備まで。これがお礼をせずにおられません!」


ゼ「その好意を断る方が失礼に当たりますね。ではお願いします!」

ご馳走を振舞われた。たわいもない会話をした。時間は過ぎ、凛は通常生活に支障がない程回復した。村の復興も終わっていた。


凛「ゼインさん!」

外で話している、ゼインとニーナと慧とセラフィも所へ行って声をかけた。


ゼ「元気になったみたいだね!どうしたんだい?」


凛「お手合わせして頂いてもいいですか?」


ゼ「急だね。」

少し困った顔で答えた。


凛「無理を言ってるのは分かってます。ただ、今の私の実力を知りたいんです!」


ゼ「本気みたいだね。分かった!」


慧「あの、僕もいいですか?」


ゼ「ああ。それなら2人まとめて…セラフィもかい?」


セ「わ、私はいいです。」


ゼ「ニーナ。合図を頼むよ!」


ニ「…分かった…。」


凛&慧「ありがとうございます!」

3人は武器を構える。ゼインの武器は剣。凛と慧が同じ位置で、その反対側にゼインが立っている。


ニ「始め。」

それと同時に凛がゼインに距離を詰める。


凛(只者じゃない事は分かってる。待ってても修行にならない!それなら攻めるのみ!)

 『光纏』

剣に光が纏う。剣をゼインに振る。


ゼ「悪くないね!『光纏』」

剣に光が纏う。凛の攻撃を軽々といなした。


凛(ゼインさんも光魔法!)

空に跳び、ゼインの背後を取った。ゼインは素早く凛の方を向く。


慧(流石凛!)

『爆発弾』

慧の銃から弾が放たれる。


ゼ(僕が躱せば凛に…いや、それを読んで体を低くして攻撃して来たか。)

 「いいコンビネーションだ!でも僕を倒すならもっと本気で来ないとね!」

ゼインは凛の剣に攻撃し、はじいた。そのまま後ろも見ずに慧の弾を剣で斬った。それと同時に爆発が起こり、目くらましとなった。


凛「あの感覚を忘れない内に!『風水火地』」

風が纏い凛の速さを上げ攻撃する。ゼインはいなした。今度はゼインが剣を振るう。水の力を纏い流れるようにゼインの攻撃をいなした。体勢が崩れた所に、火が纏い烈火のごとく責め立て、最後に地の様に土が纏い重い一撃を放った。ゼインは凛の攻撃を受け止めた。ゼインは少し地面にめり込んだ。


ゼ「なかなかの技だね!でも、僕を倒したいならまだまだ足りないね。」

剣の柄の部分で凛のみぞおちを殴った。凛はその場にうずくまる。


慧(今だ!)

 『貫通爆発弾』

ゼインは表情一つ変えずに攻撃をいなした。ゼインは手を構える。手から眩しい光が出た。


慧(眩しい。)

と思った瞬間にお腹に強い衝撃が走る。凛も慧もあっけなくやられてしまった。


ニ「…それまで。」


ゼ「2人共魔法と剣術、銃の扱いも悪くはない。でもそうだな。2人は力に恵まれすぎて、魔法の強さに頼っている部分があるんじゃないかな?僕は本気で来ないとと入ったけど、戦い方を変えるのではなく、魔法の威力を上げた。魔物や魔族をそれでも倒せるかもしれない。だけど必ず、連戦を強いられる時が来る。威力の高い魔法ばかり使っていたら、魔力がつきてしまう。」


凛「思い当たる節があります。」


ゼ「それなら話が早い。基礎をもっと磨いて、戦い方も考えていかないとね!後は経験値かな?魔法を学ぶなら…」


セ「クロネ・テンタル様ですね!」


ゼ「うん。魔法の事なら彼女が一番だよ。王都に帰ったら、口添えしてあげるよ!」


凛&慧「ぜひお願いします!」


セ(いいなぁ~!)


凛「そうと決まれば早速王都へ帰りましょう!」


慧「村の復興も終わったしね!」


凛「セラフィはどうする?私達と一緒に行く?」


セ「え?わ、私なんかが?」


凛「勝手に友達というか仲間って思ってるんだけど…」


セ「そ、そ、そんな!」


凛「仲間じゃないと?」


セ「そんな事はないですけど…」


凛「…行こ!」

セラフィの手を掴んで引っ張った。


セ「わ、私が仲間でいいんですか?そ、その、あんまり人と付き合うのがと、得意じゃので迷惑かけると思います!」


慧「仲間なら困った時に助け合ったらいいと思う。セラフィの魔法に助けられたし、セラフィには仲間になって欲しいと思う。」


セ「仲間…ですか。よ、よろしくお願いします!」


凛&慧「こちらこそ!」


ゼ「うんうん。青春だね!」


ニ「…ゼインおじさん…みたい…」


ゼ「な!僕はまだ25歳だぞ!?確かにあの子たちに比べたらおじさんかもしれないけど…ぶつぶつ…。」


ニ「冗談。」

5人は村へと帰り、王都へ帰ることにした。


シ「重ね重ねありがとうございました!またこの村に立ち寄ることがありましたら、歓迎いたします!」


凛「はい!また来ます!いい村ですからね!」

凛たちは村を後にした。


王都の帰り道


凛「ゼインさんも光魔法なんですね!」


ゼ「そうだね…でも正確には違う。光魔法に長けているのは第一騎士団副団長のミカ・サンダエルかな。僕は全属性の魔法が使えるんだ。」


凛「全属性!?」


ニ「…武器も何でも使える。」


慧「武器も!?」

 (こういう何でも出来ちゃうイケメンっているんだよな~。羨ましい(´;ω;`)ウッ…)


セ「ぜ、全能の騎士って呼ばれてます!」


ゼ「あはは…一応ね。ただ、全部が全部出来るわけじゃないよ。ニーナは重力魔法に長けているけど、純粋な重力魔法の戦いなら僕は負ける。他の魔法と戦略で初めて勝てる。これでも苦労して来たんだ。」


凛「千里の道も一歩から…ですね!」


ゼ「その通り!自分のペースでやって行けばいいよ。さあ。王都が見えてきたよ!」

凛たちは王都へと着いた。凛と慧とセラフィは先にギルドへと向かい、ゼインとニーナは城へと向かった。


マ「おかえりなさい!村の方から依頼達成の報告を受けてますよ!魔族を倒したとか…流石ですね!」


凛「こちらのセラフィがいなかったらそれは叶いませんでしたけどね!」


セ「あ、あ、そ、その~初めまして!」


マ「初めまして!新しい仲間ですか?」


慧「はい!セラフィもギルドの一員にしてもらいたくて。」


マ「お2人の仲間なら断る理由もありませんね。」


ネ「うんうん。新しい家族だね☆」

急に凛と慧とセラフィの背後から声がした。


凛「わっ!いつの間に!?」


ネ「ふっふっふ!ネピアちゃんは神出鬼没なのだ☆」


慧「せめて普通に出てきてくださいよ。」


ネ「その方が面白いじゃない♡」


セ「あ、あの、どちら様ですか?」


ネ「私はこのギルドのマスター…元気爆発ネピアちゃんだよ☆」


セ「ま、マスターさん!よ、よろしくお願いします!」


ネ「よろしくよろしく~☆それじゃあ…」

セラフィは無事ギルドの一員となった。今回の功績が認められ、B+となった。もちろんセラフィもB+のスタートとなった。


凛「ふっ!これで並んだ!」


慧(まだ根に持ってる。)

凛たちはギルドを後にして、城へと向かった。そこで玉座へと招かれた。そこに、ゼインとニーナの姿もあった。3人は膝を床に着け、右手を心臓辺りにかざしている。


王「魔族討伐とは流石は勇者殿と眷属殿ですな。それとそこの者は?」


セ「わ、私はセラフィ・テコットです!」


凛「私達と一緒に魔族を倒すのに強力してくれました!」


王「仲間…というわけですな。」


慧「その通りです!」


王「此度の魔族討伐。それとダークエルフの討伐。何か褒美を与えねばなりませんな。何がよろしいですかな?」


凛「褒美はいらないです…と言いたいところですが、1つお願いがあります。」


王「ほう。それは何ですかな?」


凛「私達はまだまだ未熟です。なので魔法について学びたいのです。なので、クロネ・テンタル様に教えを乞いたいのです。」


ゼ「恐れながら王よ。私は勇者殿と眷属殿と手合わせをしました。勇者殿の言う通り、まだまだ未熟でございます。先ずは魔力のコントロールを学ぶにもクロネ様に合わせた方がいいかと。」


王「うむ。ゼインがそう言うのであれば間違いないだろう。ゼイン。勇者達をクロネの場所へ連れていくのじゃ!」

王に一礼した。


凛「王様。1つお聞きしたいのですが、フレーネさんはどうされているのでしょうか?」


王「フレーネは入れ違いで任務に就かせて王都を出ておる。勇者殿の一行に同行させていたのにすまないな。歳も近く、フレーネにもいい刺激になればと思い勇者殿と眷属殿に同行させた。フレーネは表情をあまり表に出さんが、可愛い妹と弟が出来た気分だと言っておったぞ。あやつも成長しておる。重ね重ね礼を言うぞ。」


凛「もったいなきお言葉!」


王「これからも仲良くしてやってくれ!」


凛&慧「はい!」

玉座を後にした。ゼインが凛たちをクロネの元へと案内する。


ゼ「この扉の向こうだよ。」

何の変哲もない人ひとり分の木の扉があった。


凛「ここ…ですか?」


セ「これは何の変哲もない扉に見せかけて魔力が込められた扉ですね。この扉は空間を移動する魔法がかけられてます。」


慧(でた!魔法に関することはスラスラ言うモード!)

 「それじゃあ早速開けましょう!」

扉を開けるとそこには、巨大な本棚がある。本棚には本がぎっしりと入っている。


凛「す、すごい!」


セ「わーーー!!!」

セラフィは目を輝かせている。


?「これはこれはゼインに勇者様と眷属様。」

上からふわふわと一人の女性が降りてきた。


ゼ「クロネ様。ご無沙汰しております。」


ク「ここに何の用かしら?」


凛「私達に魔法を教えていただけないでしょうか?」


ク「あたくしに魔法を教わりたいと?」


凛「はい!魔法の見聞を深めたいんです!」


ク「いいでしょう。それならあたくしに付いて来て下さい。」


セ「私もいいんでしょうか!?」


ク「あなたは?」


セ「私は魔法使いのセラフィ・テコットです!クロネ様に憧れて、魔法使いを目指したんです!」


ク「魔法使い…いいでしょう。あなたも付いてきなさい。」


セ「あ、ありがとうございます!」


ゼ「それじゃあ僕はここで。後はお願いします。」


凛&慧&セ「ありがとうございました!」

ゼインは帰って行った。クロネはパチンと指を鳴らした。すると目の前に扉が現れた。その扉を開けると、外だった。更に目の前に大きな建物が見える。


ク「ここは魔法使いの世界。ソールフセス。心行くまで魔法を学ぶといいわ。」


そして、人払いしたゼインは王と二人で話していた。


ゼ「お時間をとらせて申し訳ありません。もう一つお伝えしたことがあります。」


王「なんだ?」


ゼ「今回の魔族は人間の皮を着て、一見人にしか見えない格好をしていたようです。」


王「それが意味するもの…魔族側はとんでもない事をしようとしておるのかもしれんな。」


ゼ「これが広まれば混乱を起こしかねないので知る人間は少ない方が良いかと。」


王「そうだな。この情報は混乱が起きないよう共有しておこう。」


場面は変わる

1人の少女は体がボロボロになりながら、重い物を運んでいる。


少女(苦しいよう…誰か…誰か助けて!)






                       To be continued

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