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こうして世界は破滅する  作者: カイ・ナナミ
第1章〜世界の破滅〜
6/13

救助作戦2

「これが現状なのか……!?」

 俺は悲惨な現状を見てそう呟いた。救援を受けてから大急ぎでここにやってきたが、僅か数分の間で聞かされていた話と大きく変わっていた。

「東郷さん! 生存者が!」

「なにっ! おい! 大丈夫か、何があった!?」

 俺は生存者に駆け寄り、傷を確かめつつ事情を聞いた。

「突然……黄金のやつが出てきてとてつもない威力で俺らを一掃したんだ……」

 それだけ伝えた隊員はそこで息を引き取った。


「東郷さん」

 避難所にいたはずのマックスとライラが現れてこう言った。

「僕とライラを特設隊に加えてください」

「なっ!?」

「僕とライラなら今すぐでも闘えます。だから特設隊に入れてください」

 通常特設隊に入るにはそれなりの条件があるのだが、実はマックスとライラは最初の試験を余裕でクリアしていた。


「だが……」

「このままだとまだまだ死にますよ!」

「……分かった。そこまで言うなら人を救ってみろ!」

「はい!」

 そう言うとマックスとライラはこの場を離れた。

「いいんですか? 隊長」

「ああ。あの2人なら良太と梨沙に匹敵する隊員になれるだろう」

「俺たちはこの辺りの敵を殲滅するぞ!」

「はい!」


「さてと、どうする? 良太くんたちと合流する?」

「そうね。あの2人と合流した方がいいと思う」

 マックスとライラは良太たちと合流しようとしていた。

 だが、そこに1体のヴァリアント・モンキーが現れた。

「ライラ行くよ!」

「ええ!」


 マックスとライラは互いに位置を交換しながら敵に向かっていった。作戦通りヴァリアント・モンキーはどちらを攻撃していいか分からず真ん中に腕を振り下ろして来た。

 その攻撃を待っていたかのようにマックスとライラは左右に急展開した。そして右からライラが振り下ろした腕を斬り裂き、左からマックスが体を斬り裂いた。

 そこからさらに、2人はヴァリアント・モンキーを飛び越え位置を交換して攻撃した。体、足、腕、顔など様々な所を攻撃し、数分後ヴァリアント・モンキーは絶命した。


「ふぅ。じゃあ良太くんたちを見つけよう」

「分かったわ」


「くそっ! これで全部かっ?!」

 俺は救助した人たちを見てそう言った。俺たちが救助した人は全部で20人。これでもまだ取り残された人は他にもいるらしい。

「良太。1回休憩しよ……」

 見れば梨沙もレックスたちも疲労困憊していた。

「そうだな……休憩するか」

 梨沙の言葉を聞いて俺たちは安全な所に移動した。

「くそっ! 数が多すぎる」

「他の所でも難航してるみたいだね、救助」


 各隊の隊長と副隊長には連絡のために通信機が渡される。

 通信機から聞こえる声には救助が難航している声が聞こえてくる。

 思ってる以上に被害があるらしい。だが、聞こえてくる状況を見るにあと少ししたら救助も終わるらしい。

「みんな! あと少しの辛抱だ! こっちにも人手を回せるそうだ!」

 そう告げるとみんなから歓びの声が聞こえた。すると、その声を聞きつけたのかどこからともなくヴァリアント・モンキーが現れた。

 一気に歓びから悲鳴に変わり、慌ただしくなった。

 レックスたちが静めようとしたが、静まりそうになかった。

 そのためヴァリアント・モンキーと闘っていた俺は梨沙に静めるように頼んだ。


「みんな!! 落ち着いて!! 今私たちの隊長が守ってくれてるから!!」

 梨沙の呼びかけに反応する人もいたが、やはりそれだけでは静まらなかった。

「くそ! やっぱ無理なのか……!」

 俺は闘いながら、梨沙の方を見て言った。徐々に増えていき、今ではヴァリアント・モンキーは10体になっていた。

「良太……。どうしたらいいの……?」


 このままじゃ助からないと人々が思い始めた時、変化が起きた。


 ドォーーン!!

 突如轟音が鳴り響いた。見ると、近くにあった建物に誰かが銃を放ったようだ。

「こんな轟音が鳴り響くってことは大砲クラスの銃か!?」

 支給される武器には様々あり、その中にさっき言った銃も含まれる。だが、大砲クラスは非常に重たく持てる人が数人しかいなかった。

「誰だ? 東郷さんか…?」

「いいや、僕たちさ!!」


 声がした方を見ると、気付かないうちに迫っていたヴァリアント・モンキーを斬り伏せたマックスの姿があった。

「マックス!? なんでここに?!」

「僕だけじゃないよ。ほら」

 マックスが指を差した方にいたのは救助者を静めているライラだった。

「落ち着きなさい!! 大の大人が騒ぐんじゃなくってよ! 見なさい。子供がこれだけ頑張っているんだから貴女たちもしっかりしなさい!!」

 ライラの一喝を聞き、すぐに静まり返った。すると、その一言が効いたのか、救助者たちは女性や子供をリードし始めた。

「ライラちゃん……! ありがとう!」

「いいわよ。困った時はお互い様って言葉があるじゃない♪」


「一体どうして?」

「僕とライラは特設隊の隊員になったんだよ」

「隊員に!?」

「さぁ、細かい話は後にしよう。お客さんがお待ちかねだ」

 見れば、次々とヴァリアント・モンキーが集まってきた。

「そうだな」

 俺たちは頷きあって一気に突撃した。



 闘いは10分とかからなかった。

展開が早くてすいません!

もしかしらついていけない人がいるかもしれませんが、もう少々ついてきてください!

今回良太と梨沙の連繋はなかったですが、マックスとライラが出てきました!

マックスとライラの加入については元の原稿とは違い少しだけ早くしました。

そろそろこのシリーズが終わりに近づいてきました。そのため少し早めにマックスとライラを加入させました。

展開早くてすいません!(2回目)

とりあえず新たなヴァリアント・モンキーが登場ですね!

次回良太と梨沙の連繋が出ます!(確信)

ここまで読んでくださってありがとうございます!

出来れば次回も楽しみにしてください!

本当に展開早くてすいませんでした!(3回目)

次回も読んでくださると幸いです!

では、この辺で!

早めに更新します!

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