プロローグ
初投稿です、ロボット、百合、アイドル。自分の好きな物を詰め込みます。よろしくお願いします。
「お前を最後に見たアニメの世界に転生させてやろう」
私の目の前に現れた神様はそんな某掲示板にありがちなネタスレみたいな事を言った。
「……えっと、その…………マジですか?」
「うん、マジ」
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私はどこにでもいるごく普通の女子高生だ。名前は綾瀬舞衣、年齢は16才。趣味はアニメ鑑賞とアニソン耐久カラオケのモテないオタク女子。
あの日は徹夜であるアニメを見て若干の寝不足気味であった。
そのアニメは、その筋では有名な超絶バッドエンドのアニメであり朝から何とも言えないモヤモヤした気分で過ごすことになった。
「はぁ……あの終わり方はないでしょ」
そんなことをボヤきながら通学路を歩く。その時、私はあるもの目に入った。
「にゃ〜」
猫さんだ。道路を我が物顔で闊歩している。
「……かわいい」
若干の癒されを感じながらその猫を見つめる。するとその猫に引き寄せられるように近くにいた小学生が向かって行った。
「わー猫さんかわいい!」
無邪気な光景だなぁ。そんな呑気な事を思っていた瞬間、私は驚愕の光景を目にする。
「えっ……あれ、おもいっきりこっちに向かってきてない?」
一台の軽トラックがスピードを落とさず猫&小学生に向かっていった。
「嘘……運転手の人居眠りしてる!」
運転席で眠りこくってる運転手が一瞬目に入った、これはまずい、私の身体は考えるより先に動き出していた。
「にゃー!!!!」
それに気がついたであろう猫は一目散に逃げ出した、薄情な猫だ。
「危ない……!」
ここで私の記憶は途切れた。