冷しゃぶ。
熱いのが当然だと そう思っていた 出来立てならば
こんなに冷たいのに どうして ものすごく美味しい
きっと知らないだろう わがままにみえる
和食だからこそ 譲れない
レタスと 小皿の中で踊るお箸 細かい生姜と
震えた 繊細な指使い 包んだのは豚肉
馬刺しには届きやしないだろう けれど綻んで
おもわず瞳を閉じると 旨味が溢れた
茹でた豚肉が ひんやり 喉を滑ってゆく
こんなに嬉しい 冷たさの正体は 冷しゃぶでした
鮮やかなトマトがあれば バランスは完璧
皆さまに対して、感謝を。
夜食テロ? 知らないなぁ。




