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新入生最強決定トーナメント(3)

前回間違えて書き途中で投稿してしまいまして、この話と前の話は一緒に出す予定でした。


そのせいで普段より文字数が少なくなってます。ごめんなさい。

「バルツァー、聞いた?ウチら他の組から目の敵にされてるらしーよ」



 そう話しかけて来たのは、クラスメイトのトールだった。



「あん?なんでよ、なんちゃらトーナメントは俺らがビリで終わりっしょ。誰もヤル気ねーし」


「なんかそのテキトーさが鼻につくみてえな感じで、何組かが連合で10組狩りするとか言ってるらしーぜ」



 勘弁してくれよ、こっちは既に定期的に決闘とか言って汗臭い奴らに絡まれてんだからよ。決闘って中世の価値観かよテメーらは。一昨日きやがれどころの話じゃねーぞ。



「つーか、その野蛮なイベントまだ続いてたの?あきないねー、暇なの?お勉強したら?」


「だいたい結果は出てるみたいよ。4組のアタマがスゲー陰険なヤローらしくて、闇討ち上等で一人のときに10人くらいで襲ってくるらしい。何度そいつをボコボコにしても、必ず一人になった時に復讐されるんだと。もう一年の半分は4組の下だってさ」



 だるっ!上とか下とかよー。エレベーターじゃないんだよバカチン共が。この学院という狭い世界で争って何になるってのよ。入学式?オイオイ、ありゃ祭りだって。そーいうんじゃないのよ。


 しかし10人がかりとはメンドクセー、ウチの奴ら入学以来、連日リーナちゃんにシゴかれてるから、簡単にはやられねーとは思うけどさ。



「リュートくん!大変だッ!!!」


「なんだよワン公またしょうもねーニュースを大袈裟に…………って、天使2号じゃん。どしたの?」


 教室に飛び込んできたのは、ラフィの取り巻き(最近はそうでもないけど)の、元・殺戮天使のうちの一人。通称・天使2号だ。4号までいます。



「グロスマンがやられたッ!!」


「ハァ!?やられた??やられたってなんだ!?」


「ラフィくん達と歩いてたら、グロスマンが血塗れで倒れてたんだよ!回復魔法が効かなくて保健室に運び込んだんだけど、保健の先生の魔法でも治らねーんだ!!とにかく来てくれ!!」



 クソッ!どういうことだよ!!そこらのチンピラにやられるほどワン公は弱かねーぞ!?回復魔法が効かない!?ワケわかんねーよ!?


 俺はザワついている他のクラスメイト達の共に、保健室へと向かった。

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