リュート、死す。
プロットも何もなく、ノリで書き始めてしまいました。
お時間あればお付き合いくださいませ。
「オラァ!!ストレス解消パンチ!!」
「ぐぼへぁ!?」
は、はじめまして!"僕"の名前は、リュート・バルツァー。13歳。今日は王立第三魔法騎士学院の入学式です。
第一魔法騎士学院は王族や貴族様しか入学できなくて、第二魔法騎士学院は誰でも大丈夫なんだけど、試験に合格できなかったんだ!……がんばったんだけどね。
そして第三魔法騎士学院、ここは名前さえ書ければ入学できるなんて言われていて、ちょっと荒々しい学校とは聞いていたんだけど、まさか見知らぬ人にすれ違いざまに殴られるとは。とほほ。
でも、こんな程度じゃ挫けません!
"僕"はこの学院を卒業して、立派な騎士様になるんだ!
これから6年間、学院生活がんば
「ウボヘァッ!?」
「オラァ!シカトこいてんじゃねえぞジャリが!ストレス解消パンチ!ストレス解消キック!ストレス解消エルボー!ストレス解消ラリアアアアアアアッッッ!!」
「チャペッ!?フンゴッ!?」
「フッ、キマったな」
「…………」
(リュートは後頭部から出血している)
「見たか俺様のパウアー、今日から俺の舎弟にしてやってもいいぜ?田舎モンのオメーは知らねーだろーが、地元じゃ……ん??」
「…………」
(リュートは後頭部から激しく出血している)
「お、おーい?」
「…………」
(返事がない、ただの屍のようだ)
「あ、あら〜〜、ちょ〜〜っち、当たりどころが悪かったみたいネ〜〜ゴメンネゴメンネ〜〜」
「…………」
《異世界の魔法騎士学院に入学したら、不良だらけの底辺校でしたっ!(仮)》
---完---
「じ、じゃっ!拙者はこれにてドロンするでゴザルよ!ニンニン〜!!」
「………………」
「(ふぅ、死んだふりは成功みたいだね。突然ヒドイよなあ、こんなに血が出て、本当に死んじゃったらどう……す……あ、あれ……?力が入らな……うそ……本当に…………)」
────そして、リュート・バルツァーは若くしてその尊い命を落し…………そうになったその刹那ッ!!
ズタボロにされた衝撃か!?大量出血による副作用か!?突如、前世の記憶が甦ってきたッ!!!
"俺"はこんなところで終わる男じゃないと、この魂がッ!この肉体が告げているッ!!
ヴァルハラへの招待状はノーサンキュー!!?まさかの急展開、この男の物語はまだ始まったばかりッ!!
これは神の奇跡か!?悪魔の罠か!?
「どっちでも構わねーが、あの"忍者"ヤロー、ぜってーブッ殺すッッ!!この"俺"がなッ!!?ギリッ」
《異世界の魔法騎士学院に入学したら、不良だらけの底辺校でしたっ!》
ここに開帳ッッッ!!!
各話1000~3000文字くらいで投稿しています。
土日お休み、場合によって金曜もお休みしてますが、
週最低5話の自分ルールで進めております。
よろしくおねがいします。