〜異世界冒険記〜村の手伝いをしてみた
泊めてもらう代わりに手伝いをすることになった2人。まずは説明を聞くことになった。
朝、目が覚めるとそこは布団の上だった。
(そういえば昨日は泊めてもらい、その代わりに手伝いをするんだったな。
今日からしっかりと頑張ろう!)
と今日の予定を確認し、さっそく起き上がろうと手をついた。
(ふにっ。)
効果音がつくならきっとそんな感じだろう感触を手に感じた。
(あ、そういえば昨日は確かマリと一緒に寝ていたんだったな。
ということは今の感触の正体は多分…)
と考えつつ目線を手の方に向けていった。
見るとやはり考えていた通り、手がマリの胸を掴んでいた。
まだ胸を揉んでしまった訳ではなく置いているだけなので、すぐに手をどかして後で謝れば良いのだが…
寝ぼけていた僕はそこまで頭が働かずに固まってしまっていた。
「ん〜よく寝た〜!」
そんな声が聞こえてきた。
どうやらマリが起きたようで手を伸ばしながら目を開けた。
寝起きはどうやら良いらしく、ハッキリした声で、
「ワタル。おはよう‼」
と元気よく言ってくるので、僕も、
「おはよう、マリ。」
と返した。
朝の挨拶を終えたところでマリが、胸にある違和感に覚えたらしく、目線を下げていってしまい僕の手が胸に触れていることに気づいてしまった。
僕は、
「あっ。えっとこれは〜。」
と、戸惑ってしまった。
戸惑いながら、
(最悪、殴られることも覚悟しておこう…)
と思いながらマリの反応を待っていた。
側で見ている人が居たならきっと、
「そんな覚悟するくらいなら早く手をどければいいのに…」
そんな言葉を言いながら、ため息をついていたことだろう
そしてマリの反応は、思っていたものとは全く違っていた。
「もう朝から大胆だね〜まあ昔から私の乳触るの好きだからしょうがないけど、出来たら今度からは朝に触るのはやめてね?」
そんな軽い感じで、僕の手を自分の胸から離していった。
思わず呆気にとられてしまい、その様子を大人しく見ていたが、我にかえると思わず、
「えっ?なんで怒らないの?」
そう聞いてしまっていた。確かに犬だった頃は僕は、マリの(その時はマリーだったが)お腹を触るついでによく乳を触っていた。
なんとなく触り心地が良かったし、触ってもマリは怒らなかったのでたまにお腹を出したときに触ってはいた。
まさか人の姿になっても嫌がらないとは思っていなかったが。
そんなことを思いながら、マリの返事を待っていると
「ん〜私達ってもう家族みたいな感じだし、別に良いかなって。」
(いやいや、普通の家族でも胸を触られて怒らない人いないって…)
と内心突っ込んではみたものの、ふと昨日の風呂場での出来事を思い出し、
(風呂の時もそうだけど、普通の女の子と変わりすぎだ。
……もしかしてマリは。)
そこで謝るのも忘れて、マリに向かって
「もしかして、マリって痴女なの?」
聞いてから後悔した。
返ってくる返事によっては一大事になってしまうのに…。
だが、そんな心配は必要なかった。
「そんなわけないじゃん!あんな人達と一緒にしないでよ。
そんな姿見せるのは、ワタルにだけだよ…」
「それなら良かったよ。」
後半の部分は小声だったので聞き取れなかったが、どうやらマリには変な特殊性癖はないことをしれて一安心だ。
もし後半の部分まで聞こえていたら大変だったのだが…
朝から少し騒いでしまっていたが、今日から手伝いが始まる。
そのことを再度部屋で確認していると、
「もう起きてるかい?」
ノックをするトモコさんの声が聞こえてきた。なので、
「もう起きてます。」
そう返事を返すと、ドアが開いた。
「2人共、おはようね〜。よく眠れたかい?」
と聞いてきたので僕は、
「そうですね〜
昨日は疲れもあったので風呂の後、部屋に戻ってすぐに寝ちゃいましたよ。」
と笑いながら返した。
マリも同じだったようで尻尾をブンブン回していた。
「それなら良かったよ〜。
部屋と布団が1つしか余ってなかったから男女1つの部屋と1つの布団で寝てもらったけど大丈夫だったみたいだね?」
トモコさんがそう言ってくれた。
(まあ、朝のことは言わなくも良いだろう。)
そう思っていると横からお腹のなる音が聞こえた。
どうやらマリのお腹がなったらしくマリは、
「おばちゃん、朝ごはん食べたい!」
とはしゃいでいた。
その様子はまるで親戚の家に来ている小学生の様に見え、思わず僕は笑ってしまった。
トモコさんも笑いながら、
「それじゃあ、一緒に食べましょうか。」
僕達は3人で食卓に向かった。
テーブルにはすでにマサさんが居てたので僕とマリは、
「おはようございます。」
と挨拶をし、椅子に座った。
「おう、おはよう。」
マサさんも元気に返してくれた。
そうして4人で朝ごはんを食べた。
朝ごはんが終わるとマサさんから、今日の予定を知らされた。
「とりあえず、今日からワタルくんには畑仕事を。
マリちゃんには家で家事の手伝いをしてもらおうと思う。」
そう言われた。
やっぱり男は力仕事なんだなぁと思いながら、
「分かりました。」
と答えた。
マリは、元々が犬なので家事が出来るかは分からないがそちらはトモコさんに任せよう。
畑に行く前に、
「あまりトモコさんに迷惑をかけるなよ〜。」
と言い、
「大丈夫だよ。任せておいて!」
と自信満々に答えた。
やったこともないはずなのにどこからその自信はやってくるのだろう。
そんなことを思いながら、マサさんと一緒に畑へ向かった。
今回は短めですので割と読みやすいと思います。手伝い編は3つなので、どうかお付き合いください。それでは!