〜異世界冒険記5 森騒動解決編〜 長引いていたこの話の幕を下ろす時がきたようです 脱線編 完
しばらくの間、投稿出来なくて申し訳ありませんでした。(リアルにぶっ倒れてました笑)
まぁ無事に完治してこうして投稿出来るくらいまでには回復しましたのでとりあえず読者が離れちゃう前に何とかこうして無い知恵絞って書きました。まぁ前書きが長くてもあれなので本編をどうぞ〜!
「ーーあ、見つけた」
マオウを探し始めた僕だったけれど、考えていたよりもかなり早く見つけられたので思わずそんな風に呟いていた。ちなみに見つけた時間的には1、2分程度だった事への理解はよろしく…現実時間とリンクさせると大変な事になるからね?
と、そんな事を考えつつ見つけたマオウへと近付いて行った…うん、行ったんだけどーー
「……はぁ」
正直ため息しか出なかった。というのも
「ほらサッサと魔法を教えなさいよ!その為にわざわざここまで来たんだし!」
「…いや〜人間の君に対して魔王の僕が魔法を教えるのは流石に、ね?(チラッ)」
マオウと多分ミーナの人格になっているであろうミナさん達二人がそんな感じになっていたからだった。しかもマオウは場所的に僕の方が見えるからこっち見てる、しかも割と悲しそうな目で…
(正直僕には関係無いから二人だけで終わらしてくれると助かるんだけどな〜…まぁマオウには多少なりともお世話になってるから助けるけど…)
マオウが助けを求めてきていたので仕方なく僕は一通りの対応策を考えながら二人の方へと近付いて行ってたんだけどミーナが
「アンタが私にちゃんと魔法を教えてくれるなら、私の子供の頃にアンタがやった『私から家族を奪った事への復讐』は無しにしてあげる!」
マオウへとそう怒鳴るのが僕の所まで聞こえてきて、そしてそれに対してマオウが
「よし分かった了解!」
そう口早に話しながら僕の方へと向かって中指と人差し指の伸ばしながら
「ーー(スッ!)」
そう格好つけていた。
(…色々と突っ込みたい部分は多々あるけれど、これでまぁ答え合わせにはなったのかな?)
とりあえず前回の終わりに上がっていたミーナの復讐について『子供の自分から親を奪っていったから』って事が理由だって分かったから、正直僕としてはこれ以上この回を続ける意味は無い。ないので
「うん、じゃあ帰ろっと!」
そう言って僕は回れ右をして帰っていくのだった。ちなみに後ろでは僕があっさりと帰るので
「……え?」
って言って驚くマオウの声とそんなマオウに対してミーナが
「え?じゃなくてちゃんと私に教えなさいよね!何か格好つけてたんだし!」
そう言って怒っているのが聞こえてきていたけれど、まぁ僕にはもう関係ないよね!!