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〜異世界冒険記5 森騒動解決編〜 長引いていたこの話の幕を下ろす時がきたようです 脱線編
「ーーとりあえずお茶でも持ってきますか…」
我に返ってきた僕はそう呟きつつ立ち上がり、そして台所へと向かって行った。
そして台所へと着いた僕はお茶の準備をしようと冷蔵庫を開けてみたけれど
「あちゃ〜ちょうどお茶が切れてた…」
タイミングの悪い事にお茶が切れてしまっていた。そして普通ならここで僕がお茶を沸かしたりする場面ではあるんだけど、残念ながら僕にはお茶を沸かした経験は無いので
「…仕方ない。お茶は諦めよう…」
ポツリとそんな言葉をこぼしつつ俯き、そしてそのまま居間へと戻ろうとしたところで
「ーー私がお茶を沸かしましょうか?」
と、家の頼れる『お母さん』の声が聞こえてきたので
「…申し訳ないけれどよろしく頼むよ、シャル」
そう言って声の主であるシャルへと頼むのだった……