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〜異世界冒険記5 森騒動解決編〜 長引いていたこの話の幕を下ろす時がきたようです 脱線編
そのような感じでデュラハン一族の人達はマオウの提案を丁重に断ったものの
「しかしまあ確かにマオウ様が言う様に私達一族には今欠員が出てしまっているので、早く人員の補充をしなくてはいけないのも事実…ならーー」
そう言って何やら一族の人達と話し合いを始めてしまったので
(…少し待ってみようかな?)
そうしてマオウは話し合いが終わるまでしばらくその場で待っていた。
「ーーならその案でいきましょうか」
「ええ、そうですね」
しばらく待っていると、どうやら方針が決まった様で一族揃ってマオウの側へと帰ってきた。そしてマオウに向かって
「申し訳ありませんが理由を聞かずにこの場所へ向かってもらえませんか?」
そう言って1枚の紙を渡してきた。当然マオウは
「理由も聞かずにってーー」
そう言ってデュラハン一族に質問をしようとしたが
「「「ーーどうか理由を聞かずにお願いします!!!!!」」」
デュラハン一族みんながそう言って頭を下げながらお願いをしてきたので
「……はぁ…分かったよ…」
渋々マオウは承諾し、そして紙に書かれている場所へと向かうのだった……