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〜異世界冒険記5 森騒動解決編〜 長引いていたこの話の幕を下ろす時がきたようです その7
「おい、お前ら!」
魔族の男は僕を押しのけて倒れている仲間の元へと向かって行った。そんな男を見て僕は
(へぇ?こんな奴でも仲間を思いやる事はあるんだ〜)
僕は少し感心をしていた。そして僕は
(…う〜んこれだと少し予定を変えないといけないかな?)
と、予定の変更を考え出していたけど
「魔族のくせにこんな無様な姿を晒すとは何たる事か!」
倒れている仲間に向かって男はそんな言葉を投げかけているのを聞いて僕は
(ーーいやこれなら予定通りで良いか)
そう考え直しつつ
「それじゃあアイツの後始末は任せたよ、マオウ」
「了解〜。そっちも周りの後始末を忘れないでね?」
「はいはい…」
いつの間にか隣に来ていたマオウとハイタッチをするのだった…